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年を取るにつれ幾重にもフィルターがかかり、ありのままを受け入れられない大人とは違い、子どもはまっさらな状態でどんなものでも受け入れ、取り込んでいこうとする。
どんなおもちゃでも子どもたちは興味をしめし、空想の中の世界で楽しくべるものだ。とは言えそのおもちゃを作ったのは大人。だもんだから邪悪成分が混入されていたりするわけで、シュールやホラーが過剰だったりする場合もあるわけだが、手に取るものすべてが目新しい子どもたちにとっては、たとえどんな造形をしていても愉快な仲間たちなのだろう。
ということで海外におけるわりとヤバめな子どものおもちゃがまとめられていたので、大人ビジョンを捨て、童心に返って見ていくことにしよう、そうしよう。
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1. クリムゾン・テラー
image credit:vintag
赤い色のマントに身を包んだ緑色のモンスターのおもちゃ。プラスチック製の組み立て式だったため、その恐怖を味わうためにはまず自作しなければならなかった。
2. チャーリー・マッカーシー
image credit:vintag
1930年から60年代にかけ、ラジオ出演をきっかけに映画やTVでも活躍したアメリカの腹話術師エドガー・バーゲンの相棒だったチャーリー・マッカーシー。人形のチャーリーには何の罪もなかったが、いつの間にかホラー寄りのキャラにされてしまった。
3. 神戸人形
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神戸人形は、明治時代から神戸で作られていたという木製のからくり人形。製作者が亡くなったことで一時期途絶えたが2000年頃から復活している。漫画のように目や舌が飛び出る仕掛けになっているため、初めて見た人はぎょっとするかもしれないが、コミカルな動きがクセになる面白い人形だ。
4. 魔女の花火
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年老いた魔女をモチーフにした手持ち花火。箱の表には、"カラフルで無害"と書いてあり、裏には"誓って無害です。本当に害は全くありません" と書いてある。
5. リトル・ミス・ノーネーム
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1965年に1年間だけ売られた人形。麻袋でできた粗末な服を着て、世にも悲しげな顔をしている。箱には"愛してくれる人が必要なの。遊び方を教えて。あなたと一緒に家に帰ってこの涙を拭いて欲しいの。"という情に訴えまくりのメッセージが書かれている。人形本体よりも販売方法に闇を感じる一品だ。
6. ジャック・イン・ザ・ボックス
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いわゆるびっくり箱。14世紀から存在したという説もある。それが事実であればとんでもなくロングセラーな古典的おもちゃといえるだろう。
7. ピエロ人形のアクロバット
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1867年からあったおもちゃで、満面の笑みがむしろ凶悪なイメージを膨らませる要素になっている。組み立て式で、腕、足、胴、そして頭がバラバラの状態で大きな箱に入っていた。
8. プレイタウン ミートマーケット
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海外の子どもたちはお肉屋さん遊びが好きだったようだ。
9. ピエロが這うおもちゃ
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ブリキでできたゼンマイ式のピエロのおもちゃで、腹ばいになったピエロがシャカシャカはい回るようになっている。
10. 千の顔を持つ男 " ヒューゴ "
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上半身しかない人形で、かつらやひげ、メガネやホクロといったさまざまなパーツでいろんな顔にして遊ぶおもちゃ。変装が巧みな彼であれば所有者になりすますこともできただろう。
11. ハロウィン・スクイカー
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赤ちゃんのおもちゃでもよく見かけるタイプのおもちゃで、押すとピューピュー鳴る。これは1915年ごろのドイツで作られたハロウィン仕様のもの。呪術のお面のような顔の後ろにふいごがあり、押すと音が出て目が動く。当時の赤ちゃんは喜んでくれただろうか。
12. 8本足の人形
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いつどこで作られたかはもちろん、どういう意図で作られたのかも不明なシュール系おもちゃ。床で回して遊んだのだろうか。
13. スキニー・ボーンズ
image credit:vintag
映画のトイストーリーにも出てきたおもちゃ。いろんなポーズをさせて遊ぶものだが、違うおもちゃをバラバラにしてくっつけたような無理やり感のせいでホラー感が漂ってしまう。
14. シェーンハットの人形
image credit:vintag
アメリカの子ども用ピアノメーカー、シェーンハット社の人形。定番のピエロバージョンがあるおきあがりこぼしタイプ。
15. クロック・レディ
image credit:vintag
黒猫を抱いた時計顔の女性。顔のパーツは文字盤に描いてあるらしく、何時になっても彼女の目線は猫に向いたままなのだがそれでよかったのだろうか。
via:vintag・translated D/ edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
神戸人形「サーッ!!」
2. 匿名処理班
現代でも蜘蛛やゴキブリ、そしてトイレ便器のリモコンカーとか
けったいなものもあるし、美術絵画から登場するフィギアなど
おもろく奇妙なものも出てくるので、いつでもこの感性は変わらず
これからも同じ商品出るかもね
3. 匿名処理班
12は何となく歩かせたかったんじゃないかと思わなくも無い
歩くとは思えないけど…
4. 匿名処理班
この古めかしさがまたなんともいえない…(怖)
5. 匿名処理班
子供は結構えげつないおもちゃ好きだよね
これだって楽しく、、、楽し、、、物には限度というもんが。
6.
7. 匿名処理班
どいつも強キャラ感漂わせててすき
8. 匿名処理班
最近日本でも、美容師さんが練習に使うような、頭だけのマネキンをおもちゃ的にしたのがあるよね。ヘアセット遊び用で、巻き髪とか自由にできて楽しそうだけど、正直ちょっと恐いかも…。子供が飽きたら、かかし替わりにされそうw
9. 匿名処理班
5.が悲しすぎる。
パディントンのストーリーでさえ悲しいのに。
(元ネタ知って更に悲しくなった)
オモチャ屋さん、ファンシーショップの店頭にいるお人形やぬいぐるみを見るつど、彼彼女たちは誰かに愛されるため、誰かの支えとなるためここに来た。
願わくば彼彼女たちを愛する人のもとにと本気で思う。
10.
11. 匿名処理班
魔女の花火こえー
"カラフルで無害"とか"誓って無害です。本当に害は全くありません" とか
念を押す様に書いてあるとかえって疑ってしまう罠
ちなみにリトル・ミス・ノーネームの販売期間が1年だけだったのは
案の定お子さん達が怖がったからだそうですが
現在ドール好きの間ではそこそこの値段で取引されてて日本にも愛好家がいます
愛好家が作成されたきれいな服着てる画像もあったのですが結構可愛いですよ
12. 匿名処理班
自分のコレクションと被ってる物多いな
13. 匿名処理班
※1
神戸人がわからなくなった
14. 匿名処理班
むかーし普通に遊んでたオモチャが年月経つとホラーに見えることもあるね
子供の頃は最大限に妄想を広げながら遊ぶから気にならないけど
母親は自分の雛人形の顔が潰れてても綺麗な顔に見えるらしい
元々は綺麗な人形だったんだろうな
15. 匿名処理班
人形タイプの玩具って、捨てるのに躊躇するんだよね…
粗末に扱うのも可哀相だし…
他人のお古って、念がこもってそうで余計に怖いし…
16. 匿名処理班
4魔女の花火は昔 縁日で売ってたジャージャー鳴って火花散らすおもちゃかな
17. 匿名処理班
クロックレディは10時10分にブチ切れる
18. 匿名処理班
8本足人形で声立てて笑ってもうたw
19. 匿名処理班
こういう海外のオモチャで、リアルな老人の顔がリアルに動きながら笑い声を上げるすさまじいのを見た記憶があるんだけど名前が思い出せない
20. 匿名処理班
※17
それいい、この時計ほしいw