944928911月8日朝、福岡市の博多駅近くで起こった陥没事故は、地下鉄七隈線の延伸工事現場で、当時トンネルを掘削中だった。しかし、崩落事故は2カ月前、予測されていた。にもかかわらず、福岡市が無視して工事を続けていたことを示す内部資料を入手した。



スクープ! 博多陥没の内部資料入手 福岡市は事故リスクを黙殺していた!


この日の会議で論議されたのは、崩落事故の要因の一つとされている「ナトム工法」という手法についてだった。
ナトム工法は福岡市が工事発注時、採用したが、既存の重機でトンネルを掘り、周囲をセメント、鉄骨などで固めて補強し、さらに先を掘っていくというものだ。固い地盤には適しているが、地下水には弱いというリスクがあった。

会議ではトンネルの地表に近い地盤が軟弱なので、トンネル天井部の高さを1メートル程度下げて掘り進めたいと福岡市交通局が提案していた。


話題となった博多駅前の道路陥没事故



博多 道路陥没復旧工事を2分でまとめ



常陸太田トンネル工事 ナトム工法



それに対して、専門委員から、トンネル天井部の地層は<ボロボロの岩であった><外圧を加えるとどんな亀裂が入るか><見た限り、かなりボロボロの(地)層なので水位が下がり沈下が起こっている可能性は否定できない><(掘削は)注意深く行わないといけない。かなり危ないのではないか>などと、次々と危険視するような意見が出た。

すると委員長が<だから下げたのではないか>とトンネル天井部の位置を下げることで回避できるという助け舟のような発言を述べた。

しかし、別の委員から<下げたとしても心配><地表面沈下につながる>と今回の陥没事故を予見するような発言まで出ていたのだ・・

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