C.C.「私のパンツを知らないか?」ルルーシュ「知らないな」
- 2016年12月29日 20:10
- SS、コードギアス 反逆のルルーシュ
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ルルーシュ「ああ、本当だとも」
C.C.「本当に本当か?」
ルルーシュ「くどいぞ!!お前のパンツのことなど、この俺が知る筈ないだろう!?」
C.C.「そうか。しかし私には、お前が事件に関わっているように思えて仕方ないんだよ」
ルルーシュ「ふんっ。刑事モノのドラマの観過ぎだ」
ルルーシュ「そらみたことか。だいたい、何故お前が刑事役なんだ。その場合、どう考えても古畑役は俺だろう」
C.C.「わ、私だって、超ハイウエストでサスペンダーを装着すればそれなりに……」
ルルーシュ「なんでもかんでも形から入ろうとするな。お前はせいぜい、『今泉』役がお似合いだ」
C.C.「い、今泉だと!?ルルーシュお前、古畑任三郎を観たことがあるのか!?」
ルルーシュ「ああ、もちろんだとも。……どれ、オデコを出してみろ。叩いてやる」
C.C.「ふざけるなっ!?い、言うに事欠いて、い、いい今泉などと、よくもそんな侮辱を……」
C.C.「くっ……ぬけぬけと」
ルルーシュ「さて、場が温まって来たところで、そろそろ俺の推理を話してやろう」
C.C.「推理……?」
ルルーシュ「そうだ。言うなれば、そう……CMの後の『解決編』という奴だな」
C.C.「思えばコナンもまったく同じ手法で、CMの後に事件を解決することが多い気がする」
ルルーシュ「バーローはこの際関係ない」
C.C.「しかしルルーシュ、バーローを小さくした黒の組織とはお前の作り上げt」
ルルーシュ「ええい!黙れ!!話を脱線させるんじゃない!!」
ルルーシュ「ふんっ。そうやって涼しい顔をしていられるのも今のうちだ。楽しみだよ……お前の顔に絶望が浮かぶその瞬間が、俺には楽しみで楽しm」
C.C.「帰っていいか?」
ルルーシュ「ま、待て!クックックッ……いいだろう。聞かせてやるっ!この俺の推理を!!」
C.C.「どれだけ構ってちゃんなんだ……お前は。いいから早く言ってみろ」
ルルーシュ「C.C.……お前はそもそも、パンツを穿いたことなどないのではないか?」
C.C.「なっ!?」
ルルーシュ「フハッ!」
ルルーシュ「フハハハッ!どうだぁ?釈明したいことがあるなら聞いてやろうではないか!」
C.C.「お前……私をなんだと思っているんだ?」
ルルーシュ「そうだな……強いて言うならば、『ノーパン露出狂女』と言ったところか?」
C.C.「ふざけるなっ!!私だって、パンツを穿くことはある!!」
ルルーシュ「しかし、何度お前の尻がアップになっているシーンを観直しても、それらしいラインは確認出来ないが?」
C.C.「ひ、人のパンツラインをチェックするなっ!?」
C.C.「ない」
ルルーシュ「ふんっ。往生際が悪いぞC.C.!!状況証拠が全て出揃っている現状、お前に言い逃れる余地なんかないんだよ!!」
C.C.「……わかった。ならば、認めよう」
ルルーシュ「ふっ。潔いではないか。ならば、神妙にお縄につけ」
C.C.「いや、それは出来ないな」
ルルーシュ「なんだと!?」
C.C.「確かに私は普段、ノーパンで過ごすことが多かった。日々ノーパンで過ごし、シリアスな場面で脱糞することを夢見る少女だった」
ルルーシュ「よし。逮捕だな」
C.C.「ま、待ってくれっ!?話を最後まで聞いてくれ!!」
C.C.「と、とにかく、そんな私だったが、それでも唯一、パンツを着用する場面があるんだ」
ルルーシュ「ふむ。その場面とは?」
C.C.「……夜、眠る時、だ」
ルルーシュ「それは……オムツ的な何かか?」
C.C.「ルルーシュ!!私が真面目に話してるのに、茶化すのはやめてくれっ!!」
ルルーシュ「そう言われても、就寝時のみ下着を穿くなど、それは漏らすことを恐れているとしか思えないのだが?」
C.C.「そんなわけないだろう!?バカっ!」
ルルーシュ「なっ!?バ、バカと言った方がバカなのだ!バーカ!!」
ルルーシュ「ぜぃ……ぜぃ……」
C.C.「ルルーシュ……一旦、落ち着こう」
ルルーシュ「も、元はと言えばお前がっ!」
C.C.「あーもう、わかったよ。ごめんごめん。ほら、これでいいだろう?」
ルルーシュ「ぐすっ……バカって言った方がバカなのだ」
C.C.「わかった。わかったから、もう泣くな。ほら、よしよし」ナデナデ
ルルーシュ「ぐすっ……俺も、少し言い過ぎた」
C.C.「大丈夫。私はちっとも気にしていないよ」
ルルーシュ「ほ、本当か?」
C.C.「ああ、本当さ。本当だとも。だから、安心していい」
ルルーシュ「……うん」
C.C.「……きゅん」
C.C.「なんでもない。話を戻すぞ」
ルルーシュ「ああ、聞かせて貰おうか」
C.C.「私が何故、就寝時にパンツを着用するかと言うとだな、それはひとえに……ルルーシュ、お前の為だ」
ルルーシュ「お、俺の為……だと?」
C.C.「そう。より明確に説明するならば、童貞のお前への私なりの配慮、と言ったところだ」
ルルーシュ「なんだそれは。どういう意味だ」
C.C.「だから、童貞のお前が私に手を出して来た時に驚かさないようにと、そう慮って、就寝時はパンツを着用していたんだ」
ルルーシュ「訳のわからないことをほざくな。万が一……いや、億が一、兆が一、俺がお前の寝込みを襲ったとして、パンツを穿いていないからと言って、この俺が驚くなど、そんなことは……あり得ない」
ルルーシュ「だから!知らないんだよ!!お前のパンツなんぞ、欲しくもなければ興味もない!何度言ったら分かるんだっ!!」
C.C.「しかし、私の『知恵の泉』が告げているのだよ。ルルーシュ……お前が犯人だと」
ルルーシュ「今度は『GOSICK』か……ええい!そこまで言うのならば証拠を見せてみろ!!この俺を納得させるだけの、確固たる証拠をな!!」
C.C.「いいだろう。ルルーシュ……」
ルルーシュ「むっ?」
C.C.「ゆっくり、自分自身の頭を撫でてみろ」
ルルーシュ「あ、頭を……?ふん!そんなことに、一体何の意味があると言うのだ!?」
C.C.「いいから、撫でてみろ」
ルルーシュ「まったく、なんだと言うのだ……おや?」サワサワ
C.C.「気付いたか?」
ルルーシュ「C.C.……いつから気付いていた?」
C.C.「始めから、さ。なにせ、お前は初めから……私のパンツを頭に被っていたのだから」
ルルーシュ「フハッ!」
ルルーシュ「いや、しかし……フハッ!俺としたことが、ついうっかり」
C.C.「うっかりで済むか!?だいたい、先ほど泣いたお前を慰めてやった際に、私が頭を撫でてやっただろう!?それなのに、どうして気づかないんだ!!」
ルルーシュ「し、仕方ないだろう。誰だって、ケアレスミスはある」
C.C.「ケアレスミスで済まそうとするなっ!?……まったく、せめてもの情けと思って、わざわざ頭を撫でてまで気づかせてやろうという、私の温情すらも気づかないとは。正直、がっかりだよ」
ルルーシュ「失望……したか?」
C.C.「そうだな。共犯者がこれでは、私も身の振りを考えなければならないかも知れないな」
ルルーシュ「ふむ。では今回の件の汚名返上も兼ねて、この俺の冴えたところを披露しよう」
C.C.「汚名返上、だと?ルルーシュ……この失態を上回る成果をあげるには、かなり骨が折れるぞ?」
C.C.「……どういう意味だ?」
ルルーシュ「その前に、C.C.……実は俺もここ最近、下着泥棒に悩まされていてな」
C.C.「私は知らないぞっ!?」
ルルーシュ「……まだ何も言っていないが?」
C.C.「あぅ……」
ルルーシュ「話を続けるぞ。下着泥棒にたびたびパンツを盗まれていた俺は、しかし然程気にしていなかった。当時はナナリーが犯人だと、そう信じて疑っていなかったからな」
C.C.「それはそれで問題だろう」
ルルーシュ「何を言う。ナナリーが犯人ならば、何ら問題などなかった。むしろ、本人に目の前で脱いで手渡しても良かったくらいだ」
C.C.「それは間違いなく問題だな」
ルルーシュ「そう、それを実行に移した際、問題が起きた」
C.C.「実行に移しちゃったのか……」
C.C.「脱いじゃったのか……」
ルルーシュ「とは言え、ナナリーは目が見えていないので、そのシチュエーションには何の意味もないかも知れないが、それでも俺はすこぶる興奮し、脱ぎたてホカホカのパンツをナナリーの手に握らせた」
C.C.「握らせちゃったのか……」
ルルーシュ「するとナナリーはキョトンとして、『お兄様、これはなんですか?』と言ったんだ」
C.C.「そうだろうな。それが普通の反応だ」
ルルーシュ「そこで、だ。俺は気付いた。……気付いて、しまった」
C.C.「何をだ?」
ルルーシュ「目の見えないナナリーに、俺のパンツを盗むことは不可能だと」
ルルーシュ「とにかく、それで晴れてナナリーの
コメント一覧
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- 2016年12月29日 20:37
- またお前か
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- 2016年12月29日 21:08
- いつもより少しパンチが足りないが好きだぜ
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- 2016年12月29日 21:12
- パンツに変えられるのかと
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- 2016年12月29日 22:01
- これC.Cのウンスジパンツ被ったままスザクと対峙する流れだよな……
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- 2016年12月29日 22:52
- ウザクもパンツ被ってるに決まってるだろ
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