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源氏物語を少しずつ訳していく | 不思議.net

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源氏物語を少しずつ訳していく

2017年01月01日:16:00

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コメント( 6 )

1: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:32:00 ID:lMX
今回は、桐壺更衣(源氏の母親)が死ぬところまで訳していくやで~
簡潔に、分かりやすく訳していくやで~

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引用元: 源氏物語を少しずつ訳していくやで~







2: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:32:14 ID:lMX
いづれの御時にか、女御更衣あまたさぶらひ給ひける中に、
いとやんごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めき給ふ有けり。


どの天皇陛下がご統治されていた時代だったか、
その陛下に女御や更衣が数多くお仕えしていらした中に、
大層高貴な身分というわけではなかったが、大層陛下の寵愛を集めていらした方がいた。

4: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:32:32 ID:lMX
はじめより我はと思ひ上がりたまへる御方々、めざましき物におとしめそねみ給ふ。

最初から私こそは、陛下の寵愛を受けて然るべきだと思いあがっていらしたお妃たちは、
その寵愛を集めていた方を、目障りな人として中傷し、嫉妬していらっしゃった。

5: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:32:40 ID:lMX
同じほど、それより下臈の更衣たちはまして安からず。

その寵愛を集めていた方と同じ身分、あるいはそれよりも身分の低い更衣たちは、
ましてや安らかな心地ではいられなかった。

6: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:32:51 ID:lMX
朝夕の宮仕へにつけても人の心をのみ動かし、うらみを負ふ積りにやありけむ、いとあつしくなりゆき、
心ぼそげに里がちなるを、いよいよあかずあはれなる物に思ほして、人の誹りをもえ憚らせ給はず、
世のためしにも成ぬべき御もてなしなり。


その寵愛を集めていた方が、朝な夕なの宮仕えにおいても、女御更衣らの心をそのように動かし、
彼女らの恨みを負って積もっていったためだろうか、
ひどく病気がちになり、心細そうに実家で過ごすことが多くなっていったのを、
陛下はますます飽きることなくかわいそうな人だとお思いになって、
女御更衣らの中傷を憚られることもなく、ご寵愛なさり、
世間の物笑いの種にもなるであろうご寵愛ぶりだった。

7: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:33:01 ID:lMX
上達部、上人などもあいなく目を側めつつ、いとまばゆき人の御おぼえなり、
唐土にもかかることの起こりにこそ世も乱れあしかりけれ、
とやうやう天の下あぢきなうにも人のもてなやみ種に成て、
楊貴妃のためしも引き出でつべくなり行くに、
いとはしたなきこと多かれど、かたじけなき御心ばへのたぐひなきを頼みにてまじらひ給ふ。


上達部や殿上人などもはしたないことに横目で見ながら、目が眩むばかりのご寵愛ぶりである、
唐時代の中国でもこのようなことが起きたために時世も乱れ悪くなっていた、
と段々人々の間でも思うようにならない人の悩み事になって、
玄宗皇帝と楊貴妃の先例も持ち出されるようになっていって、大層落ち着かないことが多いけれども、
恐れ多いほどのご寵愛の類稀であるのを頼りとして、陛下と交際されていた。

9: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:33:12 ID:lMX
父の大納言は亡くなりて、母北の方なむいにしへの人のよしあるにて、
親うち具しさしあたりて世のおぼえ花やかなる御方々にもいたう劣らず、
何事の儀式をももてなし給ひけれど、取りたててはかばかしき後見しなければ、
こととある時は猶寄り所なく心ぼそげなり。


その寵愛を集めていた方の、父上である大納言は亡くなって、
母上である大納言の正室は由緒正しい名家の出身で心得をよく得た方であり、
両親とも健在で、さしあたって世間の人々からの評判が上々の女御更衣らにもそれほど劣らず、
いろいろな儀式を執り行っていらっしゃったが、
取り立てて有力な後見人がいなかったので、特に重要な儀式においてはなおも拠り所がなく、心細げであった。

11: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:33:24 ID:lMX
先の世にも御契りや深かりけむ、世になくきよらなる玉の男の子御子さへ生まれ給ひぬ。

前世でもお二人のご縁が深かったのだろうか、世にも稀な清らかな玉の皇子さえお生まれになられた。

12: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:33:32 ID:lMX
いつしかと心もとながらせ給ひて、急ぎ参らせて御覧ずるに、めづらかなる児の御かたちなり。

陛下は、一刻も早く皇子の顔が見たいと待ち遠しくお思いになられ、急いで参内させてご覧になったところ、
その皇子というのは、世になく素晴らしい御姿をしていらっしゃった。

13: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:33:43 ID:lMX
一の御子は右大臣の女御の御腹にて、寄せ重く、疑ひなき儲の君と世にもてかしづききこゆれど、
この御にほひには並び給ふべくもあらざりければ、
おほかたのやむごとなき御思ひにて、この君をばわたくし物に思ほしかしづき給ふこと限りなし。


第一皇子は右大臣の姫君で、女御でいらっしゃる方のお生みになられた皇子で、
後見人も頼もしく、疑うことなく世継ぎの皇子と世間の評判も高く、
大事にかわいがり申し上げていたけれど、この第二皇子のお美しさには並ぶべくもなかったので、
第一皇子にはそれなりの愛情をお注ぎになったが、
この第二皇子をこそ、秘蔵っ子としてお思いになり、
大事にかわいがられること、その愛情の深さは限りがなかった。

14: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:33:51 ID:lMX
はじめより、おしなべての上宮仕し給ふべき際にはあらざりき

この更衣と言うのは、もとより、普通の使用人として陛下にお仕えするような、
そのように身分の低い女性ではなかった。

16: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:34:02 ID:lMX
おぼえいとやんごとなく、上衆めかしけれど、
わりなくまつはさせ給ふあまりに、さるべき御あそびのをりをり、
何事にも、故ある事のふしぶしには、まづまうのぼらせ給ふ。


皆に身分を尊ばれ、高位の貴族としての風格も備えていたが、
陛下がやたらとお傍にお引きとめあそばすので、相応な管弦の催しがある時や
それ以外のどのような行事でも、趣きのある催しがある度ごとに、まっさきに陛下の元に、
その更衣が参上なさるのであった。

17: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:34:16 ID:lMX
ある時には大殿籠もり過ぐして、やがて侍らはせ給ひなど、
あながちに御前去らずもてなさせ給ひしほどに、おのづから軽き方にも見えしを、
この御子生まれ給ひて後は、いと心ことに思ほしおきてたれば、
坊にも、ようせずは、この御子の居給ふべきなめりと、一の皇子の女御は思し疑へり。


ある時には、陛下と更衣が夜遅くまでおやすみになってそのまま昼までお傍においておかれるなど、
無理に陛下が自分のところから去らせないようにお扱いになっていたので、
いつの間にか身分の低い下女であるかのように思われていたが、
この第二皇子が生まれてから後は、格別に大切に思い処遇されるようになったので、
自分の産んだ第一皇子を皇太子にしないのは、この第二皇子がいらっしゃるからだと、
第一皇子の母君である女御はお思いになって、疑いの念を抱くようになられた。

19: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:34:27 ID:lMX
人より先に参り給ひて、やむごとなき御思ひなべてならず、御子たちなどもおはしませば、
この御方の御諌めをのみぞ、なほわづらはしう、心苦しう思ひ聞えさせ給ひける。


この第一皇子の母君である女御と言うのは、他の女御更衣たちよりも先に入内なさって、
陛下がこの女御を重々しく扱われる様は普通ではなく、また女御には第一皇子のほかにもお子様方がいらっしゃるので、
このお方の諫言だけは無視できぬと、面倒で煩わしいものだとお思いになるのであった。

20: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:34:37 ID:lMX
かしこき御蔭をば頼み聞えながら、落としめ疵を求め給ふ人は多く、
わが身はか弱く、ものはかなきありさまにて、なかなかなるもの思ひをぞし給ふ。


恐れ多い陛下のご寵愛を頼みと申し上げながら、更衣を中傷し落度を見つけ出そうとする人は多く、
自分は体が弱く、明日をも知れぬ身という様子で、ご寵愛ゆえの悩みに苦しまれていらっしゃる。

23: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:34:50 ID:lMX
御局は桐壺なり。

その更衣が陛下から賜ったのは、清涼殿から最も遠い桐壺である。

24: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:35:00 ID:lMX
あまたの御方がたを過ぎさせ給ひて、ひまなき御前渡りに、人の御心を尽くし給ふも、げにことわりと見えたり。

数多い女御更衣らの前を陛下は見向きもせず素通りなさって、
ひっきりなしの桐壺更衣へのお通いを繰り返されるので、
女御更衣らが思い悩んでおられるのも、なるほどもっともなことであると思われるのであった。

26: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:35:11 ID:lMX
参う上り給ふにも、あまりうちしきる折々は、打橋、渡殿のここかしこの道に、
あやしきわざをしつつ、御送り迎への人の衣の裾、堪へがたく、まさなき事もあり。


参上なさる場合にも、あまりに桐壺更衣の参上ばかりが度重なる時には、
打橋や渡殿のあちらこちらの通路に、うんちやおしっこをまき散らして、
送り迎えする女房たちの着物の裾が汚れ、傷んでしまうこともあるのであった。

27: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:35:23 ID:lMX
またある時には、え避らぬ馬道の戸を鎖しこめ、
こなたかなた心を合はせて、はしたなめわづらはせ給ふ時も多かり。


またある時には、どうしても通らなければならない馬道の戸に鍵をかけ、閉じ込めて、
皆で示し合わせて、桐壺更衣を辱めになられる事も多いのであった。

28: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:35:35 ID:lMX
事にふれて、数知らず苦しきことのみまされば、いといたう思ひわびたるを、
いとどあはれと御覧じて、後涼殿にもとより侍ひ給ふ更衣の曹司を他に移させたまひて、
上局に賜はす。


何かにつけて、数え切れないほどに苦しい事ばかりが増してゆくので、すっかり悩み込んでいるのを、
陛下はますますかわいそうにお思いになられて、清涼殿のすぐ後ろの後凉殿に、
以前から控えていらっしゃった更衣の部屋を他に移させて、
後涼殿を、桐壺更衣専用の上局として賜られた。

29: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:35:46 ID:lMX
その恨み、ましてやらむ方なし。

部屋を移されたその更衣の恨みは、いよいよ晴らしようがないのであった。

31: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:35:57 ID:lMX
この御子三つになり給ふ年、御袴着のこと、一の宮の奉りしに劣らず、
内蔵寮・納殿の物を尽くして、いみじうせさせ給ふ。


この第二皇子が三歳になられた年、御袴着の儀式が行われたが、
第一皇子がお召しになったのに劣らないほど内蔵寮・納殿の御物を派手に使って、とても盛大に執り行われた。

33: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:36:11 ID:lMX
それにつけても、世の誹りのみ多かれど、
この御子のおよずけもておはする御容貌心ばへありがたくめづらしきまで見え給ふを、
え嫉みあへ給はず。


そのことについても、世人の非難ばかりが多かったが、
この第二皇子がだんだんお備えになっていく、お顔だちの美しさやお人柄が、
たぐいまれに素晴らしいので、彼を憎く思う事は不可能なのであった。

34: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:36:21 ID:lMX
ものの心知り給ふ人は、かかる人も世に出でおはするものなりけりと、あさましきまで目をおどろかし給ふ。

物事の情趣をわきまえていらっしゃる方々は、
このような素晴らしいお方が、この世に生まれる事もあるものなのだと、
驚き呆れたご様子で目を見張っていらっしゃる。

35: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:36:31 ID:lMX
その年の夏、御息所、はかなき心地に煩ひて、
まかでなむとし給ふを、暇さらに許させ給はず、
年頃常のあつしさになり給へれば、
御目なれて、「なほ暫し試みよ」とのみ宣はするに、
日々におもり給ひて、ただ五六日のほどに、いと弱うなれば、母君泣く泣く奏して、まかでさせ奉り給ふ。


その年の夏、第二皇子をお産みになった更衣が、ふとしたきっかけで病を得て、
退出なさろうとしていたのを、陛下は暇を与える事を許さず、
日ごろから病気がちなので、大した病気ではないのだろうとお思いになって、
「様子を見てご覧」とのみおっしゃっていたところ、
日ごとに病が重くなっていって、数日で衰弱なさったので、
御息所の母君が泣く泣く申し上げて、退出申し上げなさった。

36: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:36:42 ID:lMX
かかる折にも、あるまじき恥もこそと心づかひして、御子をばとどめ奉りて、忍びてぞ出で給ふ。

このような時には、あってはならない第二皇子への呪詛にも気配りして、
第二皇子は残したままで、人目につかぬように、隠れて後宮を退出なさった。

37: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:36:54 ID:lMX
限りあれば、さのみもえとどめさせ給はず、御覧じだに送らぬ覚束なさを、いふ方なくおぼさる。

ならわしがあるので、これ以上御息所をとどめることも不可能であり、
御息所が退出するのをお見送りもできない自身の身の上を、陛下はどうしようもなく悲しくお思いになるのであった。

38: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:37:05 ID:lMX
いと匂ひやかに美しげなる人の、いたう面痩せて、いとあはれと物を思ひしみながら、
言にいでても聞えやらず、あるかなきかに消え入りつつ物し給ふを御覧ずるに、
来しかた行末思召されず、よろづの事を泣く泣く契り宣はすれど、御いらへもえ聞え給はず。


匂い立つばかりに、華やかで美しい人が、ひどくやつれて、悲しい事と思いながら、
口に出してその悲しみを言うことができず、今にも死んでしまいそうな程に弱っていらっしゃるのを御覧になると、
陛下は今までの事もこれからの事もお考えになることができず、
泣きながら色々な約束をなされようとするのだが、御息所はお返事すらもできないのである。

39: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:37:16 ID:lMX
まみなどもいとたゆげにて、いとどなよなよと、我かの気色にて臥したれば、いかさまにかとおぼしめし惑はる。

目つきはとてもだるそうな感じで、
日ごろからなよなよとした人が更に弱々しい風情になって横になっているのだから、
これは一体どうなるのだろうという不安を、陛下は抱かれ、煩悶なさっていた。

42: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:37:28 ID:lMX
輦車の宣旨など宣はせても、又入らせたまひては、更に許させ給はず。

御息所を実家に送るのに、輦車を使用せよとの宣旨をお達しになるのだが、
御息所の病室にお入りになると、その宣旨を取り消してしまう。

43: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:37:38 ID:lMX
「限りあらむ道にも、おくれ先立たじと契らせ給ひけるを、さりとも、打捨ててはえ行きやらじ」と宣はするを、

「限りある人生とはいえ、どちらが先に死んでしまうという事はすまいと約束なさいましたのに、
それを、私を見捨てて行ってしまうことなど、できないでしょう」と仰せになるのを、

44: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:37:50 ID:lMX
女もいといみじと見奉りて、
 「限りとて別るる道の悲しきにいかまほしきは命なりけり
いと斯く思う給へましかば」


御息所もたいそう悲しい事と陛下をご覧になって、、
「今日を限りとして、貴男と別れていく死出の道が悲しいあまりに、
行きたいのは死出の道ではなく、生の道ですのに。
こうなる事と分かっておりましたら、良かったのですわ」

45: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:38:02 ID:lMX
と、息も絶えつつ、聞えまほしげなる事はありげなれど、いと苦しげにたゆげなれば、
斯くながら、ともかくもならむを御覧じ果てむと思召すに、
「今日始むべき祈りども、さるべき人々承れる、今宵より」と聞え急がせば、
わりなくおもほしながら、まかでさせ給ひつ。


と、息も絶え絶えに、なおも申し上げたいことはあるようだが、
非常に苦しそうで気力もなくなってきていて、
こんなに弱っているのであれば、とにかくこのまま自分が看取りたいと陛下はお思いになったが、
「今日から始める祈祷ですが、高僧たちが承っており、今夜から始めます」と申し上げ、御息所の出発を急がせるので、
陛下は別れがたくお思いになりながらも、実家に帰らせになったのであった。

46: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:38:12 ID:lMX
御胸つとふたがりて、つゆまどろまれず、明かしかねさせ給ふ。

陛下のお気持ちは悲しみで塞がってしまい、少しも眠ることができず、夜を明かすこともおできにならなかった。

47: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:38:21 ID:lMX
御使の行き交ふほどもなきに、なほいぶせさを限りなく宣はせつるを、
「夜半うち過ぐるほどになむ、絶えはて給ひぬる」とて泣き騒げば、
御使もいとあへなくて帰り参りぬ。


お使いの勅使が行き来する間もないうち、しきりに気がかりで不安なお気持ちを何度もお漏らしになっておられたが、
御息所の家の使用人が『夜半を少し過ぎた頃、お亡くなりになりました』と言って泣き騒ぐので、
勅使もがっかりした様子で帰参した。

48: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:38:31 ID:lMX
ご覧になって下さってありがとう
今回はここまでやで~

聞こし召す御心まどひ、何ごとも思し召しわかれず、籠もりおはします。

それをお聞きになった陛下の御心は乱れに乱れ、
どのようなご分別をもつけられなくなり、引き籠もってしまわれた。

49: 名無しさん@おーぷん 2016/12/30(金)14:38:47 ID:Ygb
古文て得てして一文が長いのよな
それを忠実に現代語に訳すと不自然なほど長くなることがままある

54: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)00:52:13 ID:G6I
古い言葉遣いが好きなワイ、原文に狂喜乱舞するも目が滑る
漢文も読めた試しが無いので読める人尊敬するでやで







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コメント

1  不思議な名無しさん :2017年01月01日 16:19 ID:4UdTrZ2H0*
通路に汚物をまき散らしてる臭い物語だったのか
2  不思議な名無しさん :2017年01月01日 17:02 ID:mhQ8fASi0*
おもしろかった 続きを期待。

3  不思議な名無しさん :2017年01月01日 17:04 ID:mhQ8fASi0*
一番ドキュンなのは光る君の父ちゃん。

重病人をいつまでも手許においている。
(つまりぐったりしてるのに エッ〇している、ということ)
これではますます重体化するのも当然だ。
4  不思議な名無しさん :2017年01月01日 17:44 ID:GB7.epDO0*
これはこれで凄く大事な事なんだろうけどさ
もっとこう中二的表現とか猛虎弁で訳すとか
ギャル語の走れメロス風とかそういうのが見たかったょ
5  不思議な名無しさん :2017年01月01日 18:07 ID:taS3.2Yp0*
>あやしきわざ
→糞尿を撒き散らす

6  不思議な名無しさん :2017年01月01日 20:32 ID:TJQhkiEr0*
最初のほうは授業でやったからべつの所やってほしかった

 
 
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