【プリンセスコネクトSS】草野優衣「騎士くんとの子供」
その最中、優衣が真琴に言いました____、
優衣「あのね、真琴ちゃん……」
真琴「ん、どうしたんだ、優衣?」
優衣「私ね……本当に今度そこ、騎士くんに積極的にアタックしてみようと思うの!」
真琴「お、優衣もとうとうその気になったか!?」
優衣「う、うん……」モジモジ
優衣「ご、ごめんっ……でもね、今回は本当にいつもの私じゃないんだよ!!」
真琴「いつもの優衣じゃない?」
優衣「うん。私……欲しいの」
真琴「欲しいって…………ま、まさか!?」
優衣「うん」コク
真琴(優衣のこの表情、本物だ……! 奥手の優衣もついに決心したのか……)
真琴「そっか、ついに腹を決めたみてぇだな」
優衣「うん、欲しいんだ……騎士くんとの子供が」
優衣「? 真琴ちゃん、一体どうしたの?」キョトン
真琴「優衣お前、今何て言った……?」
優衣「えっ、『欲しい』って言ったけど……」
真琴「ちげぇよ!! その少し後だよ」
優衣「後って、『騎士くんとの子供』って」
真琴「アウトォォォォーーーーー!!」
優衣「ええっ!? どうしてアウトなの!? 好きな人と赤ちゃんを作るのは当たり前のことだよ?」
真琴「いやいやいや、話がいきなり過ぎて追いつかねえよ!!」
真琴「いや、そりゃわかるよ。散々優衣から恋愛のことで相談されたしな……。だがよ、どうしてそれが子供が欲しいって話になんだよ!!」
優衣「はわわっ、ちょっと真琴ちゃん!! 声が大きいよ///」
ザワザワ……
ちびっこ「ママ、あそこのベンチのお姉ちゃんたちが『子供が欲しい』とか言ってるよ」
ママ「こら、見ちゃいけません」
おばさん「まったく、最近の若い子は本当にはしたないわね」
おじさん「まったく、性の喜びを知りやがって」
優衣「もう、真琴ちゃんのばか~~~~っ////」
真琴「ちょ、悪かったよ! とにかくここはのんかやべえから場所を移そうぜ」
そして二人は、近くにある喫茶店へ場所を移したのだった____、
優衣「うぅぅ……もう、真琴ちゃんったらあんな昼下がりの公園で大声で言わなくても」モジモジ
真琴「だから悪かったって。それに、いきなりあんなこと言う優衣がいけないんだぞ」
優衣「それは……その……//」
優衣「それは……、やっぱりいつまでも控え目なままじゃ騎士くんを他の女の子に取られちゃうと思って……///」モジモジ
真琴「いや、いきなり過ぎんだろ! 優衣みてえな子が突然『子供欲しい』とか言ったらそりゃ驚くわ」
優衣「ご、ごめんなさい……///」
真琴「いや、私に謝られてもよ……。んで、子供が欲しいってのはよ、つまりその……あいつと"そういうこと"してえってことだよな」
優衣「はわわ、恥ずかしいから言わないでよぉ~~~////」カァァァァ
真琴「はぁ……」
優衣「真琴ちゃん?」
真琴「ああ、悪い悪い。んで、アイツとそうした関係になりてえってことは事実だろ」
優衣「う、うん……///」モジモジ
真琴「そりゃ、優衣も大人しいとはいえ年頃の女だしな、でも物事には順序ってもんがあんだろ」
優衣「もちろんわかってるつもりだよ。私も騎士くんも今はまだ高校生だし、だからその……そういうことをするときはちゃんと赤ちゃんが出来ないように気をつけるよ!! お薬飲むとか、定期的に検査するとかっ!!」
真琴(今にでもそういうこと出来らたする気満々なのかよ……)
優衣「でね、私たちの将来を考えたとき思ったの。子供は何人くらい欲しいかとか、あと名前はどうしようとか、騎士くんにも子供が欲しいタイミングとかあると思うから、でも私的には騎士くんが望むタイミングならいつでもいい気がして」
真琴「その以前に優衣はまずアイツに告るところから始めるべきだろ! じゃなきゃ子供出来るどころか手すらまともに握れねえレベルだぜ」
優衣「そうだよね……」シュン
真琴「アイツを想うあまりにぶっ飛び過ぎてまさか子供のこと考えるとはな」
真琴「言わねえよ。ま、誰かに聞かれちまった場合は別だけど」
優衣「真琴ちゃんのいじわるーーーっ!」
そして店を出て、
真琴「そんじゃ優衣、またな」
優衣「うん、またね」
トコトコ……テクテク
優衣「それじゃ私もお家へ……」
ヤンキーB「これから暇? 俺たちとイイコトしようぜ……グフフフ」ニタニタ
優衣「えぇっ………あ、あなた達は?」
ヤンキーA「さっき公園で『子供が欲しい』とか言ってたくせによ……たく、可愛い顔して大胆な女だなw」ニッシシシ…
優衣(えぇぇぇ~~~~~っ、この人たちに聞かれてたの!? 恥ずかしいよぉぉぉ////)アセアセ
ヤンキーB「へへへっ、ガキが欲しいんだだろ。なら俺らが協力してやんよ!」
優衣「や、やめてください……」オドオド
ヤンキーA「怖がった顔も可愛いねぇ……へへっ、安心しろって。たっぷり可愛がって孕ませてやっからよ……」
ガシッ
優衣(いや、私がそういうことしたいのは"あの人"だけなのに……。怖くて身体が動かない……)
ヤンキーA「かなりの上玉だぜ!」
ヤンキーB「さあ、さっさとホテルへ連れ込んじまおうぜ」
優衣「いやぁぁぁ…………っ」
優衣(助けて…………騎士くんっ!!)
???「お前たち、その子を離せ!!」
優衣「!?」
ヤンキーA「アァッ、なんだテメェは?」
ヤンキーB「邪魔すんじゃねえよ!」
優衣(この声…………)
_____________________________
_________________
________
____
優衣「はっ」パッ
真琴「やっと目が覚めたか。はぁ……たく、心配したんだぜ」
優衣「真琴ちゃん?えっと……ここは」
真琴「ここは近くの病院だ。優衣は近くの道で気を失って倒れてたんだぜ」
優衣「公園で……。そうだ、私帰る途中で怖い人たちに絡まれて、そして連れていかれそうになった時……」
真琴「ひとまず落ち着け。優衣が絡まれてるのを見かけて私が警察呼んできたんだよ」
真琴「安心しろ、今頃警察の世話になってる頃だと思うぞ」
優衣「私が絡まれてるところを真琴ちゃんが助けてくれたの?」
真琴「いや、私はただ優衣のいた方から騒ぎがあったのが聞こえて駆けつけたらあんなことになってたから、近くの交番まで行って警察呼んできた」
優衣「じゃあ、あの時私を助けてくれたのって……」
真琴「ああ……、"あいつ"だよ」
優衣「そっか……」
優衣(やっぱりあの時の声は騎士くんだったんだ…………)
真琴「ああ、実はあいつあのヤンキー達に殴られて怪我したみたいでよ」
優衣「ええっ!? 騎士くん大丈夫なのー? 騎士くんは今どこに?」アタフタ
真琴「落ち着けって! 大丈夫だ、大したことはねえらしいけど、でも今別室で治療受けてるらしいぜ」
優衣「そうなんだ……、私のせいで騎士くんに迷惑かけちゃったかな」シュン
真琴「何行ってんだよ。あいつは自分から優衣のことを助けたんだ。迷惑だなんて言ったらあいつに逆に悪いぞ」
優衣「真琴ちゃん……。うん、そうだね。騎士くんのおかけで私こうして助かったわけだし、感謝しないとね」
真琴「へへっ、まああいつのことだし心配すんな。さあ、そんじゃ帰ろうぜ」
優衣「えっ、でも騎士くんにお礼伝えてないし」
真琴「あいつの治療まだ終わってないし、それにすっかり暗くなっちまったからな。私が送ってくよ。あいつへの礼なら後日でいいだろ」
優衣「…………うん。そうだね」
真琴「そんな顔すんなよ、あいつならちゃんと分かってるはずだって」
優衣「うん、ありがとね、真琴ちゃん」
優衣(ちゃんと伝えなきゃ……!!)
騎士くん「草野、放課後に教室に呼び出して一体どうした?」
優衣「あっ、騎士くん。えっとね、この間のことでお礼をまだ言えてなかったから」
騎士くん「ああ、別にいいって。草野をたまたま見かけて助けただけだし。草野が無事でよかったよ」
優衣「騎士くんは顔の怪我はもう大丈夫?」
騎士くん「ああ、まだ少し痛むけど大した怪我じゃないから」
優衣「騎士くん……」
優衣(伝えないと……)
コメント一覧
-
- 2017年01月03日 00:00
- 主人公キツすぎてすぐやめたな…
スポンサードリンク
ウイークリーランキング
最新記事
アンテナサイト
新着コメント
LINE読者登録QRコード
スポンサードリンク
プリコネは一時期やってたな。サービス再開するらしいけど、いつになるやら。