いけさんフロムエル : 「プラチナエンド」～六階堂、捕らわる！？ルベルの決意と２対１の選択！！

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大場つぐみ・小畑健によるジャンプＳＱ．連載「プラチナエンド」第１５回です。

生まれた時から貧乏で不細工だったという底谷一。
母が自殺し、自身も自殺を図ろうとした一だったが、そんな彼を救ったのは「勘」の天使と呼ばれる１級天使バルタだった。
整形外科で別人になるも女の子と話す事が出来ずに絶望する一。
その一方、ＴＶに映るメトロポリマンに憧れ、下僕にしてもらう為に六階堂の妻と娘を拉致した一だったのだが…！？

メトロポリマンの頭を狙った六階堂の妻と娘を人質に捕らえた底谷一。
すでに１３の赤の矢を使っており、残りの一本を母親に刺す事をメトロポリマンに提案した一だが、刺すなら神候補だと一蹴される事に。
その上で必要なら刺している１３人は自分が殺すと言うメトロポリマン・奏。
互いに人を殺す事にためらいがない事を確認し合った奏と一ですけど、一が奏にとって重要な存在になっていくとなれば、彼の力をより効果的に使える様に刺した相手を奏が皆殺しにする可能性はあるかも知れません。

本当に一が使い物になるのか様子を見る事にした一。
用意した「箱」に神候補を入れたら下僕にしてやると約束する奏ですけど、元々自身が神になるために候補者を皆殺しにするつもりだった訳ですし、使えるだけ使ったら結局一も殺してしまう気がしますね。

妻と娘がさらわれショックを受ける六階堂。
人質ならその命の引き換えとなるのは自分と六階堂の命だと自覚する明日だが、もしメトロポリマンが関わっているなら自分たちが殺された後、妻と子供も助からないと感じた様子。
壁に頭をぶつけてやりきれない思いを爆発させる六階堂。
そんな彼に責めるべきは自分だと言うバレだが、自分が六階堂を神候補にした事が原因だと感じていたらしい。

そんなバレに対し、実際に妻や子供が殺されれば天使だろうと神だろうと殺したくなると言う六階堂。
「だが話に食いついたのは自分だ　しかも妻や子供のためにと思って」
それでも全ては自分が招いた事だと責任転嫁はしない六階堂ですけど、そんな彼の思いが報われるのかどうか、こうなってくるとかなり厳しいのかな…？

メトロポリマンから連絡が入り、２人が南之遊園地跡の敷地内にいる事を伝えられた六階堂。
顔色が変わって飛び出した六階堂ですけど、彼にとっては２人が全てな訳ですし、場合によればこれがそのままラストバトルになるのかも知れません。

六階堂と明日が飛び出す一方、またしても留守番をする事になってしまった咲。
スーツがあっても翼がなくては戦えない咲だが、そんな彼女が期待するルベルは勉強に苦戦していたらしい。
「何万年何億年…無限に降り続ける…これが天界…」
果てしない情報量を前に集中力が続かなくなるルベル。
そんな知識をバレは全て自身のものにしているのかは分かりませんが、少なくともかつて特級だと認められる程の知識はあったはずです。

そんなルベルに咲を見張って外に出さない様に依頼した明日。
このところやる気を出している咲ですけど、そんな彼女を見て明日はこっそりやって来る可能性は高いと感じたのかも知れません。

ナッセとバレを連れて２人が飛んで行くのを見送る事になった咲。
「帰ってこないかもしれない」
不安な言葉を口にした咲だが、今回は人質があり、タワーの時とは違うのだという。
「いつも私は…架橋くんが独りだった時も…いつも誰の力にもなれない…」
六階堂の家族の写真を見て失意に沈む咲。
そんな咲の姿に本気で勉強に取り込む事にしたルベルですけど、これってもしかして今回のバトルにギリギリ間に会うのかな？
昇級がどのタイミングで行われるのか全く分かりませんけど、もしこのルベルの必死さが昇級に値すると認められればこの瞬間にも一級もしくは特級になれるのかも知れません。
ただ、それが「知識」によるものかというとちょっと違うと思いますし、「努力」の天使なんて異名の方が合っている気がします。
そもそも「無限の知識」を身に着けるには十分な時間が必要なはずですしね。

遊園地のミラーハウスに２人が閉じ込められているのを確認した明日たち。
そんな２人の前に刀を持った一が立ちはだかるのだが、メトロポリマンとつながっているのなら赤の矢で利用されている人間だと明日は判断する事に。
そんな相手にどうすればいいのか考える間もなくミラーハウスの入り口から飛び込んでしまった六階堂。
２人と再会し喜ぶ六階堂だが、同時に彼も「箱」に捕らわれる事になってしまったらしい。

妻に自分を愛しているか聞き、矢が刺さっていない事を確認した六階堂。
「愛って　何…？」
そんな２人が口にした「愛」という言葉に動揺した一ですけど、精神的に病んでいる彼を追い詰めるのは明日の白の矢ではなく、「２人の愛する姿」なのでしょうか…？

一が六階堂に気を取られている内に彼の背後に回って白の矢を構えた明日。
「３人を出せ！射つぞ！」
まさかの白の矢だが、明日は白の矢を撃てない腰抜けだと認識している為、一はお構いなしに赤の矢を３人に対して構える事に。
そんな六階堂のピンチに躊躇なく白の矢を放った明日。
結局簡単にかわされた明日だが、先に白の矢を確認させれば相手は逃げるという作戦だったらしい。

そんな使い方であっても白の矢を放った事に喜ぶナッセ。
何やらナッセの思うつぼの様な感じもしますけど、彼が白の矢で人を殺すのも時間の問題なのかな…？

一方、夫と再会した妻だが、拳銃まで使う彼の姿に動揺を隠せない様子。
怯えた目で夫を見る妻ですけど、２人の愛が再び確認される時、それが２人の別れの時になってしまう様な気もしますね。

箱に神候補を入れたのだから下僕にして欲しいとメトロポリマンに頼む一。
そんな願いを了承する奏ですけど、果たしてどこまで信用していいのかな…？
その下僕との連携で明日を挟み撃ちにしてしまったメトロポリマン。
天使が付いている事で一も神候補である事を理解した明日だが、やはり殺さずに赤の矢を使っていると考えたらしい。

ミラーハウスの中から外を確認する事は出来ず、上から白の矢を撃つだけで六階堂は殺せると宣言したメトロポリマン。
「逃げろよ　おまえとやりあうのはもううんざりだ」
「まさか戦う気じゃないよな？」
逃げれば助かると言うメトロポリマンですけど、実は明日とやり合うのはまだリスクがあると考えているのかな？
２対１では執念や運だけではどうにもならないと言うメトロポリマン。
強気化な態度を崩さないメトロポリマンですが、そう言いながらもその「執念と運」に何かを感じている様にも見えます。

そんな絶望的状況に下に降りてミラーハウスの入り口に立った明日。
入り口を背にして矢を構える明日ですけど、２人が相手でも前だけ注意すればいいのなら何とかなるとでも考えたのかな？
もしかすると入り口を開けて六階堂を開放するチャンスを狙っているのかも知れませんが、自力で開かなくても下手に攻撃して入り口を壊してしまう危険性を相手が考慮してくれれば入り口の前に立つ効果はあると言えるのかも知れません。

絶望的状況でありながら「逃げる」という選択はしなかった明日。
そんな明日を救う為、急きょ手に入れた翼で咲が駆けつけるというサプライズ展開は果たしてないのでしょうか…？

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