日本発のIoTスタートアップCerevoは、超多機能な卓上ライト「Lumigent」（ルミジェント）を発表しました。話しかけると自動で変形し、卓上の適切な位置を照らすことが可能。カメラも備え、PCに繋いでWEBカメラとしても利用できます。



Lumigentは、音声認識機能や変形機構、カメラを搭載した卓上ライトです。Lumigentに向かって話しかけると言葉を認識し、点灯や変形といった動作を自動的に行います。本体は4自由度の可動域を備え、使用しない場合は折りたたまれた省スペース状態で待機。「Hi Lumi, turn on」と呼びかけると、本体やアプリを操作することなく、あらかめじめ指定した位置に自動で移動し、ライトが点灯します。



また本体にはAF対応の800万画素のカメラを搭載。無線LANやmicroSDスロットも搭載するので、机の上の書類を撮影してmicroSDカードに保存したり、無線LAN経由でスマートフォンを介してクラウドへ転送できます。これら撮影も音声のみで操作できるため、撮影のために本体を操作する必要はないとしています。

カメラは静止画と動画に加え、タイムラプスも撮影可能。microUSB端子を備え、PCとUSBケーブルで接続することで、WEBカメラとしても利用できます。カメラはライトの先端にありますが、ビデオチャットを始める際には、音声コマンドで顔を映す最適な位置に自動で変形します。



Lumigentは現在開発中。発売は2017年秋頃で、価格は4〜7万円程度を想定しているとのこと。

Cerevoは、1月5日から米国ラスベガスで開催される国際見本市CES 2016にLumigentを出展予定。全世界から約4000 社が出展するCESの、数万にわたる製品の中から28の部門で贈られるInnovation Awards のうち、LumigentはHome Appliances 部門のAwardを受賞しています。