ダークスーツに身を固めた男たち。窓ガラスにバールを何度も叩きつけヒビがどんどん拡がっていく。やがて一人の男が路上に引きずり出され、執拗に足蹴を加え始めた。トドメは体格の良い一人が馬乗りになって首絞め。ぐったりと横たわる男はどうやら意識を失ったようだ─このバイオレンス映画さながらの映像は、昨年12月16日に神戸山口組の中核団体・山健組の本部の防犯カメラに記録され、ネット上に出回ったものである。
なんとダークスーツ集団の正体は家宅捜索に来た大阪府警。リンチを受けていたのが山健組組員なのである。山健組関係者が当日の経緯を振り返る。
神戸山口組・山健組 暴力団事務所を捜索 一触即発のもみ合いに 2016/8/3
流出した映像の一場面
「大阪府警捜査4課の“マル暴刑事”たちはあの日、突然乗り込んできた。
ほんの数分、対応が遅れてドアを開けなかっただけで、防弾ガラスをバールで叩き割ろうとするわ、殴る蹴るの暴行を加えるわ……。若い衆が何人もやられて、うち一人は肋骨を折られて入院している」
「警察はやりすぎだ。医者の診断書もあるし、証拠の映像も残っている。弁護士とも相談して、特別公務員暴行陵虐罪刑事告訴する予定だ」・・
（source： NEWSポストセブン - 神戸山口組に家宅捜索の大阪府警、組員殴る蹴るで刑事告訴も）
※問題の流出した映像： https://www.youtube.com/watch?v=bkaFw28xgAk
「山口組」「神戸山口組」がそれぞれ事始め 去年との違いで見える現状
