9455767直木賞作家の石田衣良氏が、映画「君の名は。」の新海誠監督について、「楽しい恋愛を高校時代にしたことがない」などと分析したインタビューが、「NEWSポストセブン」に掲載された。これを受けて新海監督は5日、石田氏の発言に対してTwitterで苦言を呈した。 



話題となっている「NEWSポストセブン」の記事 


「君の名は。」の監督の新海誠さんも若い子の気持ちを掴むのが上手いと思いました。たぶん新海さんは楽しい恋愛を高校時代にしたことがないんじゃないですか。それがテーマとして架空のまま、生涯のテーマとして活きている。
青春時代の憧れを理想郷として追体験して白昼夢のようなものを作り出していく、恋愛しない人の恋愛小説のパターンなんです。

付き合ったことも経験もないままカッコイイ男の子を書いていく、少女漫画的世界と通底しています。
宮崎駿さんだったら何かしら、自然対人間とか、がっちりした実体験をつかめているんですが、新海さんはそういう実体験はないでしょうね。
実体験がないからこそ作れる理想郷です。だからこそ今の若者の憧れの心を掴んだのかも知れません。
 

石田衣良氏 



石田衣良氏の発言に対してとは明言していないものの、新海監督は、「最近は実に様々なお言葉いただきますが、」と前置きしてTwitterで抗議。


問題の新海監督のツイート 


新海監督のTwitterへは、「日本人特有の出る杭は打つ」「嫉妬って奴じゃないですかね。ああいうのは見てて見苦しいと思う」とファンからの励ましが殺到。

石田氏の発言については、「新海さんには新海さんにしか作れない映画があるっておっしゃりたかったのでは無いでしょうか?」という意見も寄せられている・・・

(source: BIGLOBEニュース - 『君の名は。』新海誠監督、石田衣良氏の批評に苦言「なぜ面識もない方に人生経験を透視するような物言いをされなければならないのか」

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