サムスン、Galaxy Note 7の発火原因を1月中に発表予定
調査結果は関連機関に報告済み。現在は発表準備中
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サムスンは、Galaxy Note 7で発生した火災事故の原因について、調査結果を2017年1月中に発表する予定があることを明らかにしました。
韓国メディアの中央日報が報じたところによると「爆発原因を探す作業が最近終わり、現在は調査結果を公開するための準備を進めている」旨をサムスン関係者が語っていたとのこと。
Galaxy Note 7は、サムスンが2016年8月に海外で発売したスマートフォン(日本では未発売)。多機能なスタイラスペンや防水性能、虹彩認証などが好評だったフラッグシップ機でしたが、同月の発売直後より多くの個体で発火・爆発事故が相次いだことを受け、10月には生産を完全に終了し、リコールに踏み切っていました。
当初は内蔵バッテリーが発火の原因と疑われており、原因とされた特定のバッテリーを内蔵しない個体との交換プログラムも実施していました。しかし交換後の機種でも発火事故が発生したため、本当の原因は単純なバッテリーの欠陥だけではないことが明らかになり、再度の調査による正確な原因究明が待たれています。
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現在、本件の内容は機密扱いであり、具体的な情報は漏れ聞こえてきませんが、中央日報が伝えるところによれば、2016年12月に同社は内部調査を完了し、韓国産業技術試験院と米国の関連機関に報告書を送付したといいます。
サムスンではGalaxy S8などフラッグシップ級の製品開発を進めていますが、Galaxy Note 7で起きてしまった発火事故の原因が特定されない限り、新製品の販売に支障をきたすおそれはつきまといます。Galaxy Note 7の発火事故にはどのような原因があり、どう対策を施すのか。早期の信頼回復を図る同社の取り組みにも注目したいところです。