台湾エイサーは3日(現地時間)、世界で初めて湾曲ディスプレイを搭載する超高性能ゲーミングノートPC「Predator X 21」を、2017年2月中に発売することを発表しました。
Predator X 21は、ノートPCとして世界で初めて湾曲ディスプレイを搭載した製品として、既に昨年のIFA 2016においてデモ展示されており、一部仕様に関する情報も明らかにされていましたが、ついに今回、来月中に正式に発売されることが発表されました。
以下は、Predator X 21の主なスペック。
OS | Windows 10 |
ディスプレイ | 21インチ UWFHD(2560×1080)湾曲IPS液晶ディスプレイ |
CPU | Intel 64-bit クアッドコア Core i7-7820HK |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 1080 SLI |
RAM | 最大64GB DDR4-2400 |
ストレージ | 最大512GB SSD × 4(※RAID 0接続)+ 1TB HDD |
その他 |
USB Type-Cポート(Thunderbolt 3対応) HDMIポート DisplayPortポート Cherry製「茶軸」フルメカニカルキーボード 視線追跡機能 SDカードリーダー Windows Hello 対応 NVIDIA G-SYNC 対応 |
本体重量 | 約8.8kg |
CPUに「Core i7-7820HK」を搭載しているのみならず、GPUには米NVIDIAのフラッグシップGPU「GeForce GTX 1080」を2基も搭載するなど、一見しただけで、まさに “モンスター” と呼ぶに相応しいその仕様の異様さを見て取ることができます。
さらに、Predator X 21は音質にも大いにこだわっており、高音域再生用のツイーター、中音域用のスコーカー、低音域用のサブウーファーをそれぞれ2基ずつ搭載した3-Way方式のステレオスピーカーシステムを採用。
また、21インチのIPS液晶ディスプレイはNVIDIAが主導するディスプレイ同期技術「G-SYNC」に対応しているほか、表示遅延は4ms、リフレッシュレートは120Hzを実現しているとのことです。
そのほか、俗に「茶軸」と呼ばれる独Cherry製のキースイッチを採用したフルメカニカルキーボードを採用し、5基の冷却ファンと9本のヒートパイプで構成される巨大な冷却システムを採用するなど、その徹底ぶりからは、快適なゲームプレイに要求されるあらゆる要素を全力で満たそうとする気概が感じられます。
なお、Predator X 21は、米国市場において8999ドル(約104万6000円)、ヨーロッパ、中東およびアフリカ市場においては9999ユーロ(約123万円)にて、2017年2月中にも発売される予定とのことです。
間違いなく人を選ぶ機種ではありますが、まさに “ぼくの考えた最強のノートPC” といったその在り方には、強く浪漫を感じざるを得ません。
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