kancolle

提督
abbe9f2381b8496149bc80ddd00592936ce9ff051396351677 (9)

2: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/03(木) 14:10:31.26 ID:69b9JS1So
~提督の部屋~

提督「……寒い」

瑞鶴「もう冬ね……こたつ出す?」

提督「ん……そうするか」ヨッコラセ

3: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/03(木) 14:14:06.85 ID:69b9JS1So
~十数分後~

パチッ

提督「よし、電源入った」

瑞鶴「まだ暖かくなるまでかかるわね…」ブルブル

提督「…大丈夫か?」

瑞鶴「大丈夫、平気。うん」

提督「………」

瑞鶴「…ねぇ、提督さん」

提督「どうした。上着着るか?」

瑞鶴「いいわよ。すぐ暖かくなるんだし、それより…」

提督「?」

瑞鶴「何で私と最初に結婚式したの?」

4: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/03(木) 14:14:52.53 ID:69b9JS1So
うわぁ…誤変換。予測変換が荒ぶるぅ

結婚式→ケッコン

でお願いします

5: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/03(木) 14:19:54.99 ID:69b9JS1So
提督「何でケッコンしたかって?」

瑞鶴「……」コクリ

提督「いや、初期艦の次に来た娘だし…仕事もしっかりやるし……」

瑞鶴「…そういう?」

提督「…何だ、可愛いから~とか、言って欲しかったか?」

瑞鶴「別に」プイッ

提督「…言わないと分からないか?」

瑞鶴「……」モゾモゾ

提督「まだ暖まってないのに潜ってどうするんだ」

瑞鶴「……バカ」

12: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/03(木) 17:35:42.90 ID:h78b2dxGo
~執務室~

提督「…なぁ、不知火」

不知火「何でしょう、司令」

提督「…いや、頼みにくいんだが……」

不知火「遠慮なさらず」

提督「…プロポーズの練習をさせてくれないか」

不知火「」

14: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/03(木) 17:40:51.86 ID:h78b2dxGo
提督「…良いか?」

不知火「……どうぞ」

提督「あ、できれば点数もつけてくれないか。100点満点で」

不知火「…了解しました」

提督「それじゃ、いくぞ……」オホン

提督「俺に毎日味噌汁を作ってくれないか」

不知火「15点」

提督「えぇ…何でだ?」

不知火「何度もこんな点を取るようなら、お教えしましょう」

提督「んん……そ、それじゃあ…」

15: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/03(木) 17:46:06.27 ID:h78b2dxGo
提督「人生半分くれないか」

不知火「30点」

提督「ぐぅ………ずっと側にいてくれ」

不知火「24点」

提督「つ、月が綺麗ですね……」

不知火「32点」

提督「…どうしろと」

不知火「回りくどいんです。司令はもっと真っ直ぐに行った方が良いかと」

提督「…真っ直ぐ……ねぇ」

16: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/03(木) 17:49:19.52 ID:h78b2dxGo
読み直したら誤変換とかあったけど許して


提督「ずっと幸せにするから付いてきてくれないか」

不知火「まだ回りくどいです。54点」

提督「…一旦仕切り直すか」スーハー

不知火「………」

提督「っしょ、いくぞ」

不知火「どうぞ」

17: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/03(木) 17:49:45.67 ID:h78b2dxGo
提督「曙、好きだ。結婚してくれ」

18: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/03(木) 17:52:03.24 ID:h78b2dxGo
不知火「…………」

提督「…どう、かな」

不知火「0点」

提督「んなっ!?何で、何でだ?今までで一番ストレートだったと思うぞ?」

不知火「知りません。0点です」プイッ

提督「おい?どうした?」

不知火「何でもありません」ツーン

提督「………?」

22: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/03(木) 20:13:49.24 ID:h78b2dxGo
~執務室~

提督「……」カリカリ

武蔵「………」ジー

提督「…ん?どうした」

武蔵「いや、珍しく真面目に仕事をしていると思ってな」

提督「いつも仕事してないみたいな言い方だな?」

武蔵「書類はいつも私と瑞鶴が片付けているからな」

提督「……すまん」

武蔵「まぁ、本当にそう思うなら…そうだな……」

武蔵「最近、肩がこっていてな…」

提督「」

23: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/03(木) 20:16:02.54 ID:h78b2dxGo
~数分後~

提督「骨と筋肉を剥がすのは分かった。ただ……」

武蔵「どうした?」

提督「俺にできるか?そんな芸当」

武蔵「…そうだな……一度、体で覚えてもらおうか」

提督「え?」

24: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/03(木) 20:19:30.66 ID:h78b2dxGo
提督「いだだたたっ!?待て、スト…っ……」ブルブル

武蔵「何だ、この程度で音を上げるとは…情けないな提督よ」グリグリ

提督「………っ!……ぐ………!」

武蔵「…まぁ、こんなものだ。分かったか?」スッ

提督「……ぁぃ」グッタリ

25: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/03(木) 20:27:59.59 ID:h78b2dxGo
~数分後~

提督「…それじゃ武蔵、始めるぞ」

武蔵「任せる」ウツブセ

提督「…(背広筋背広筋……)」サワサワ

提督「お、ここか?」グリグリ

武蔵「む…良い、ぞ」ブルブル

提督「何だ、痛いのか?」グリグリ

武蔵「誰でも、痛いはず…だ。大分固まって……」

提督「…そうか」グリグリ

武蔵「っ………ふ………」

提督「………」

26: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/03(木) 20:34:14.24 ID:h78b2dxGo
提督「武蔵、次はどうすれば良い?」

武蔵「胸の筋肉を脇から掴んでくれ」

提督「む、胸?」

武蔵「…あくまで筋肉の部分だ」ハァ

提督「え、えーっと…こう、か?」ムニュ

武蔵「提督よ!?そこはっ!」

提督「い、いや!わざとじゃないぞ!?えっと……」

武蔵「…?」

提督「…お前のが…その、大きいせいでうつ伏せになると…どうしても……」

武蔵「………すまない。少し上体を浮かそう」

提督「いや、こっちこそ…すまん」

27: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/03(木) 20:48:25.81 ID:h78b2dxGo
提督「…えっと、こうか?」

武蔵「ああ、そこから前に引っ張って、揺らしてくれ」

提督「前に引っ張っ……えぇ?」

武蔵「難しいと思うが…頼んだぞ」

提督「…お、おう」

………………

提督「な、なぁ…武蔵」

武蔵「…何だ」

提督「…多分、これ一人用だよな?二人でやるためには…できてないと…思うんだが」ユサユサ

武蔵「…いつも、一人でやってるんだ」

提督「(これじゃただ胸揺すってるだけだ…)武蔵、他のマッサージをやろう。これは…その、恥ずかs」

ドアガチャ

大和「提督、頼まれてた書類、持ってきm………」

武蔵「や、大和……」←うつ伏せになって胸を触られている

提督「あ、えと、これは…だな」←武蔵に馬乗りになって胸を触っている

バサバサバサッ

大和「きゃああぁぁぁぁっ!」

提督「わああぁぁぁぁ!?」

武蔵「や、大和、話を聞いてくれないk」

妖精「艤装持ってきた」

大和「やああぁぁぁぁっ!」ガシャコン

提督「わああぁぁぁぁ!?」

武蔵「おぉおぉぉ!?」

ドーン ズガーン ドガーン

30: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/04(金) 16:24:36.34 ID:5gfHw9Gdo
~執務室~

提督「………」パラパラ

提督「……むぅ」

提督「(瑞鶴は休みで武蔵は呑みに…俺も休みかと思ったら……)」

『提督、作戦資料です。今まで色んな娘と遊んだ分……しっかり取り返して下さいね?』

提督「…大淀のやt……いや、大本営か」ハァ

ドアガチャ

提督「?」チラ

春風「お疲れ様です、司令官様。お茶をお持ちしました」

提督「おぉ、ありがとう。春風」

春風「どういたしまして」ニコニコ

31: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/04(金) 16:32:09.73 ID:5gfHw9Gdo
春風「どうですか?お仕事の方は…」トクトク

提督「今日は休日のつもりだったからな…中々気が乗らない」

提督「もっとも、上に立つ人間がこんなんじゃダメなんだが……」ハァ

春風「…そう、ですね……どうぞ」スッ

提督「ありがとう。いただくよ」ゴクッ

春風「……」

提督「…美味しい」

春風「」パアァァ

提督「」クスクス

春風「っ!……申し訳ありません。はしたない…」マッカッカ

提督「良いよ。可愛かったし……」

提督「…そうだ、なぁ春風」

春風「?」

提督「疲れた時は糖分を取ると良いらしい…だから」

春風「……?」

提督「一緒にお茶でもどうだ?甘いものでも食べに行こう」

春風「……は、はいっ!是非!」

32: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/04(金) 16:48:03.25 ID:5gfHw9Gdo
~街~

提督「(前プリンツ達と行ったのはこのあたり……)」テクテク

春風「(まさか司令官様からお誘いが…これはまさか…あ、あぁあの)」

春風「(で……デート!)」キラキラキラ

提督「…(甘いもの好きなのか…やっぱり女の子だな)」チラ

春風「(デート。司令官様とデート…デート……)」

テクテク

33: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/04(金) 16:50:17.37 ID:5gfHw9Gdo
~どっかのカフェ~

春風「」パクッ

提督「…どうだ?」

春風「…美味しい…です」モグモグ

春風「(味がよく分かりません…)」マッカッカ

34: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/04(金) 16:51:31.86 ID:5gfHw9Gdo
4つ目おしまい
春風最近書いてない気がしたので書いてみました

この娘書いて欲しい!なんてことがあったら書いていただけると書く"かも"しれません

38: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/04(金) 21:37:32.80 ID:5gfHw9Gdo
~廊下~

浦風「…なぁ、陽炎」

陽炎「何?」

浜風「提督のお好きな料理、何か知りませんか?」

陽炎「いや、知らないけど…何で?」

39: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/04(金) 21:44:03.57 ID:5gfHw9Gdo
陽炎「司令に料理を……ねぇ」

浦風「ほ、ほら、普段世話になっとるし、お返しで……」

陽炎「………本音は?」ジー

浦風「」

浜風「…疑ってますね?」

陽炎「もちろん、とっても」

浦風「何をそんなに疑う必要が…」

陽炎「今正直に言うなら司令の満面の笑み写真をあg」

浜風「手作りの料理で提督の気を引こうと思いました」

陽炎「」

浦風「なっ、は…浜風……」

浜風「正直に言いました。写真を」

陽炎「…無いわよ。そんなの」

浜風「」

40: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/04(金) 21:49:48.32 ID:5gfHw9Gdo
陽炎「…わざわざサプライズにする必要、ある?」

浦風「そっちの方が嬉しいはずじゃけぇ」

浜風「感動増し増し、好感度も増し増しです」シレッ

陽炎「浜風…」

陽炎「っと、とりあえず…もっと司令に近い娘に聞いてみたら?」

浦風「…ふぅむ、そうじゃね。ありがと、陽炎」

陽炎「礼を言われる程の事じゃ無いし、良いわよ。別に」

浜風「…行きましょうか」


同じ型なので陽炎を出していますが、陽炎の出番はここまで、また別で書くかも

41: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/04(金) 21:58:11.98 ID:5gfHw9Gdo
曙「…それで、私に聞きに来た。と」

浦風「…何か、知らん?」

曙「知ってても言わないわよ」

浜風「……どうしてですか」

曙「一応アンタ達と私はライバル関係よ?わざわざ塩を送る必要なんt」

浦風「ウチら一回、手伝ったよね?」

曙「」ピクッ

浜風「ギブアンドテイク、分かりますね?」

曙「それでm」

浦風「断るんならこの前の夜の録音データばら蒔くけぇ」

曙「…いつの」

浦風「さぁ?何時のじゃろね」

曙「っ…………言えば良いんでしょ!言えば!」

浜風「助かります」

曙「覚えてなさいよ…」

42: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/04(金) 22:11:58.35 ID:5gfHw9Gdo
~食堂~

『クソ提督の好み…私もそんな作らないけど……』

浜風「おにぎりと豚汁…」グツグツ

浦風「何と言うか、アレじゃな」ニギニギ

浜風「好きな人が作った物なら、何でも良いんでしょうね」ハァ

浦風「盛大なノロケじゃな。…あちっ!」

浜風「大丈夫ですか?」

浦風「うー…ヒリヒリする……」

43: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/04(金) 22:29:00.04 ID:5gfHw9Gdo
~提督の部屋~

コンコンコンッ

どうぞー

浦風「失礼します。提督」ドアガチャ

提督「どうした。二人とも…?」

浦風「ごはん作ったんじゃ。食べてくれんか?」

提督「おぉ?…ありがとう。いただくよ」

44: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/04(金) 22:38:24.02 ID:5gfHw9Gdo
提督「」パクパクモグモグ

浜風「…どう、でしょうか」

提督「」ゴクゴク

提督「……ふぃー……」

浦風「…提督さん?」

提督「浜風、浦風」

浜風「…」

浦風「…」

提督「凄く、物凄く美味しかった。良かったら…また、作ってくれないか」

浜風「!」

浦風「も、もちろんじゃ!提督さんの頼みなら例え毎日毎食、何年でも…」

浜風「…浦風」

浦風「あっ……いや、その、今のはそういう…えと…」マッカッカ

提督「…流石にそれは疲れるだろうし、作れる時だけで構わないよ」ハハハ

浜風「……」ヘックチ

提督「あ、こたつ…入るか?」

浜風「お邪魔します」モゾモゾ

提督「…何でわざわざ隣n」

浦風「ウチもお邪魔するけぇ」モゾモゾ

提督「……まだ3ヶ所空いてるはずなんだが」

浦風 浜風「ここじゃないと嫌じゃ(です)」

提督「……分かった。そうしよう」クスッ


この後滅茶苦茶談笑した

49: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/06(日) 21:03:12.26 ID:QPewVizuo
~提督の部屋~

曙「…ねぇ」

提督「どうした。こたつ熱いか?」

曙「違うわよ、ちょっと聞きたいだけ」

提督「何を」

曙「…今さらだけど、何で私が好きなの?クソ提督は」

50: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/06(日) 21:06:15.63 ID:QPewVizuo
提督「……んー…そうだな」

曙「………無いの?」

提督「無かったらそもそもこの関係になってないだろ」

曙「……そりゃ、そうだけど」

提督「身長?…顔?………それとも胸か?」

曙「…最低」

提督「待て待て。いや…何だろう」

曙「何よ。煮え切らないわね」

51: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/06(日) 21:14:15.53 ID:QPewVizuo
提督「…全部。全部好きだ。その顔も、髪も、身体も、何だかんだ言いながら気遣ってくれる性格も」

曙「…気持ち悪い」

提督「酷いな。正直に言ったつもりなんだが」

曙「もっと言い方無いの?『分からないけど、いつの間にか~』って」

提督「…意外と乙女だな」

曙「例えよ。悪い?」

提督「別に。ただ、そんな…『分からない』なんて事は無いんだ。絶対」

曙「…どういう意味よ」

提督「そう言う人は…表現しきれて無いだけだと思うんだ。相手の事を好きすぎてな」

52: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/06(日) 21:23:16.64 ID:QPewVizuo
曙「ふーん……。だったら、クソ提督はどうなのよ」

提督「どうって、何が」

曙「…表現、できてるじゃない」

提督「できるぞ?」

曙「何で」

提督「『相手の事が好き』どころの話じゃないから」

曙「……屁理屈よ…」ゴロン

提督「どうした。急にうつ伏せになって」

曙「……ふん…」

提督「耳、赤いぞ」

曙「うっさい!分かってるなら黙っててなさいよ!」

提督「(…可愛いなぁ、やっぱり)」フフッ

57: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/08(火) 10:06:48.09 ID:bPB0lP7zo
~数年前、どこかの大学~

青年「…今日から大学生、なんだよな」

友人A「実感湧かねぇよな」ハハハ

青年「(センター試験に大学入試…辛いどころの話じゃ無かったけど)」

青年「…嬉しいな」

友人A「そりゃ良かった」ニシシ

ドアガチャ

青年「?」チラ

先生「入学式、お疲れ様。早速だが皆には試験を受けてもらう」

友人A「試験?」

ザワザワザワザワ

先生「静かに。試験といっても成績に反映される訳じゃない」

青年「…何故ですか?」

先生「ここから出される試験では無いからだ」

ドウイウイミデスカー?

先生「軍部司令官の適正調査…知っているか?」

58: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/08(火) 10:11:14.77 ID:bPB0lP7zo
青年「適正調査?」

先生「まぁ、やれば分かる。引っかかるのはほんの一握り…この施設に一人二人、そのくらいだと聞いている」

友人A「この施設って、この大学全体…ですか?」

先生「そうだ。人手が足りないらしくてな。遂に大学上がりたてにまで手を出し始めた」

青年「はぁ……」

友人A「学徒兵?」

青年「…さ、席につけ。始めるぞ」

59: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/08(火) 10:16:46.97 ID:bPB0lP7zo
~数週間後~

先生「あ、青年」

青年「はい?」

先生「今日の3時、校長室まで」

青年「え?何か…やらかしましたっけ」

先生「いや、そういう訳じゃないんだ。とにかく来てくれ」

青年「……?わかりました」

先生「頼んだ」スタスタ

友人A「おーっす!」ガバッ

青年「んなぁ!?」ドサッ

友人A「おうおう、どうした。元気ねぇなぁ」

青年「いや、校長室に呼び出されて…」

友人A「だから歓迎会で酒は飲むなって…」

青年「違うって!」

60: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/08(火) 10:23:04.38 ID:bPB0lP7zo
~1500、校長室~

コンコン

…入ってくれ

ドアガチャ

青年「失礼します」

友人A「失礼します」

先生「……A?」

友人A「付き添いです。心配ですから…」

青年「……」

友人A「コイツが何をやらかしたのか」

青年「だから違うんだって…」

校長「…さて、いいかな」

青年「…はい」

先生「……A…少し、外へ出てもらえないか」ボソッ

友人A「…どうしてですか?」ボソ

先生「……頼む。俺も一緒に出る」

友人A「…?」

61: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/08(火) 10:42:34.28 ID:bPB0lP7zo
友人A「…ごめん、追い出されるわ」ボソッ

青年「…」コクリ

ドアガチャン

校長「……青年」

青年「はい」

校長「…君には、来月から………」

…………………………

青年「……え?」

校長「すまない。本当に、申し訳ない」

青年「…鎮守府に、配属?おr……私が軍人?」

校長「……」コクリ

青年「そんな、私個人の意思は…」

校長「………」

青年「…適正調査」

校長「…そうだ」

青年「赤紙…ですね?あれは」

62: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/08(火) 10:52:03.27 ID:bPB0lP7zo
ドアガチャ

青年「……」

友人A「…どう、だった?」

青年「…聞く必要、あるか?」

先生「…すまない」

青年「いえ、大丈夫。です」スタスタ

友人A「おい!待て……っ…」

63: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/08(火) 11:03:05.59 ID:E5VhUIhdo
友人A「(本来エリート様の司令官も、自分の意思でなるかどうかじゃ雲泥の差…)」

友人A「(軍人だもんな…当たり前だよな…あいつ、ここに行く為に必死だった…のはこっちも一緒だけど)」

友人A「次…どんな顔して会えば良いんだよ…」

64: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/08(火) 11:11:15.13 ID:E5VhUIhdo
青年「(司令官には、適正だけではなくそこそこの学力が無いとなれず)」

青年「(この学校はその学力のボーダーより上だった)」

青年「(適正調査は心理テストみたいなモノだったし……回避なんてできっこなかった)」

青年「……俺、何で……」

65: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/08(火) 11:18:02.35 ID:E5VhUIhdo
~数日後、どこかの鎮守府~

青年「………」

提督A「そんな顔するなよ。やり辛い」

青年「…俺、大学入学したばかりなんです」

提督A「知ってるよ。君の事は一通り聞いてある。…その、気の毒だと思ったよ」

青年「…あなたは、元から?」

提督A「俺はサラリーマンだった。突然呼び出されてね」ハハハ

青年「…はぁ」

提督A「そんなに悪い職業じゃないよ。部下は皆可愛いし。デスクワークは多めだし…」

青年「俺に…つとまりますか?」

提督A「大丈夫大丈夫。君イケメンだし」

青年「」

66: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/08(火) 11:24:48.70 ID:E5VhUIhdo
青年「…それで、部下が皆可愛いって…?」

提督A「あれ?聞かされてない?」

青年「えぇ……」

提督A「君には今から、艦娘達の指揮をとってもらう。慣れれば簡単だし……」

青年「………」

提督A「…そんな顔するなって」

青年「…艦娘?って…何ですか」

提督A「えぇ…。君、ネットとか見ない?」

青年「勉強詰めだったもので」

提督A「まぁ、会ってみれば分かる。行こうか」

青年「はぁ…」

67: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/08(火) 11:48:38.65 ID:bPB0lP7zo
『この部屋で一人艦娘が至急されるから。その後この場所に…まぁ頑張れよ!』ハハハ


青年「本当に大丈夫なのか…?」

ドアガチャ

青年「……」

電「………」

青年「(…えっと、確か資料だと)」

青年「で、でn」

電「ぃ…いなづま、です」

青年「え?えぇ?あ、いなづま…電。よろしく…お願いします」

電「よろしくお願いいたします。なのです!」

68: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/08(火) 11:53:49.90 ID:bPB0lP7zo
~数日後、街~

青年「………」

友人A「……よっ」

青年「…よっ」

友人A「…どう?仕事は」

青年「まぁ、分からない事だらけだな」

友人A「だろうな」ハハハ

青年「……まぁ、それでも。なんだ」

友人A「………」

青年「…頑張ってみるよ」

友人A「…そっか」

69: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/08(火) 11:55:57.89 ID:bPB0lP7zo
友人A「そういえば、司令官の仕事について色々調べてみたんだが、部下が全員女の子なんだって?」

青年「んぁ?…そうだけど」

友人A「もしかして、お前がやる気出したのは…そういう…?」

青年「…………」

友人A「おい何か言えよ」

73: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/09(水) 20:04:31.40 ID:QaHg+A/so
~早朝、中庭~

提督「ふーん~♪ふふーん♪」セッセッサッサッ

提督「ご飯は凄いよ無いと困るよ~♪」オソージオソージ

提督「……ふぅ。大分葉も落ちてきたな」ヨッコラセ

ビュウウウゥゥゥゥゥ

提督「ぉー……寒い寒い」ブルブル

提督「(さっさと戻って朝御飯でも…)」

「あ、あのっ!」

提督「?」チラ

潮「て、提督…その……」

提督「ん?」

潮「ご、ごめんなさいっ!」

提督「どうした。何か用?」ハハハ

潮「お、おいもっ!」バッ

提督「」ビクッ

潮「食べません…か」

提督「…いただき、ます。はい」

74: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/09(水) 20:08:04.92 ID:QaHg+A/so
~数分後~

パチパチ…

提督「…潮は用意が良いな」

潮「?」

提督「アルミホイルにマッチ、火かき棒…それと掃除用具まで」

潮「…焼き芋、食べたくって」エヘヘ

提督「(冬食べると太る…ってのは、デリカシーが無いか)」

潮「そ、それとっ」

提督「?」

潮「何でも…無い、です」ウツムキ

提督「…そっか」

75: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/09(水) 20:11:18.30 ID:QaHg+A/so
~数十分後~

提督「……」

潮「……(喉、かわいたな…)」フゥ

提督「あ、白い息」

潮「へ?」

提督「ん?」

潮「?」

提督「?」

提督「(…喉、渇いたな)」フゥ

潮「あ、白い息」

76: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/09(水) 20:15:36.16 ID:QaHg+A/so
~数分後~

提督「(そろそろ辛いな。飲み物取ってくるか)」スッ

潮「提督?」

提督「ちょっと待っててくれ。飲み物取ってくr」

加賀「その必要はありません」ヒョコッ

提督「加賀?…いつの間に」

加賀「秋の気配がしたので」

提督「(使い方違わないか…?)」

加賀「どうぞ」ヒョイ

提督「これは?」パシッ

加賀「お茶です。潮にも」

提督「…ありがとう」

潮「ありがとう…ございます」

77: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/09(水) 20:47:03.94 ID:QaHg+A/so
~数十分後~

加賀「……提督」

提督「ん?」

加賀「…戻ります。余ったらいただけますか」

提督「余ったらな。どうした?」

加賀「…いえ」スタスタ

潮「…?」


~数分後~

瑞鶴「あれ?何やってんの?」ヒョコッ

提督「焼き芋(…納得だ…)」

78: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/09(水) 21:00:26.67 ID:QaHg+A/so
瑞鶴「いつからやってるの?これ」

提督「…かれこれ1時間くらい」

瑞鶴「そろそろ良いんゃない?開けちゃっても」

潮「ダメです!」

瑞鶴「!?」

潮「この火が消えてからまた周りの落ち葉をかけて…そうじゃないと…!」

提督「……」ポカーン

潮「ぁ…ぃ……ぁぅ……ぅぅぅ……」マッカッカ

提督「あ…その、なんか、すまん」

瑞鶴「(可愛い)」

79: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/09(水) 21:10:32.58 ID:QaHg+A/so
~数十分後~

龍驤「なんやキミら、焼き芋か?」

提督「そそ。一緒にどうだ?」

龍驤「ええんか?」チラ

瑞鶴「(私じゃないわよ)」ユビサシ

潮「………」

龍驤「…えと、良い?」

潮「え…は、はいっ」

龍驤「ほな、お言葉に甘えて…」ヨッコイショ

龍驤「…暖かいなぁ」

瑞鶴「そうですねー…」フゥ

潮「……」ジッ

提督「…(潮の目が真剣そのもの……)焼き芋、好きなんだな」

潮「はいっ。大好きです!」

龍驤「即答かいな」ケラケラ

潮「…………」カアァァ

80: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/09(水) 21:22:32.14 ID:QaHg+A/so
~焼き始めから2時間強~

潮「そろそろ、です」

北上「お?焼き芋?良いねぇ~」スタッ

提督「どっから出てきた」

北上「ちょっと窓から」

龍驤「何で!?」

北上「ちょーっと言えないかな~」

瑞鶴「……?」

潮「一緒に、どうっ、ですか?」

北上「ん?良いの?じゃあもーらいっ」パッ

提督「あ゛」

北上「ぅあーちちちちちちっ!?」

龍驤「ちょっ!?大丈夫かいな!?」

北上「ちょっと火傷したかも…いやーうっかりうっかり」

瑞鶴「うっかりで済むの?それ…」

81: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/09(水) 21:29:58.71 ID:QaHg+A/so
~少し冷まして~

潮「美味しい、ですっ」パクパクモグモグ

提督「…(よく食うなぁ)」モグモグ

瑞鶴「…そんな食べて太らないの?」

潮「ぇ…あまり、そういうのは……」

龍驤「ちょっと持ってて」ヒョイ

提督「?」パシ

龍驤「やっぱり…」

提督「?」

龍驤「その胸か?胸にいっとるんか?」

潮「へ?」

龍驤「駆逐艦離れしたその胸…やおぱりそういう事やな?」

提督「こら龍驤。やめなさい」

82: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/09(水) 21:35:22.43 ID:QaHg+A/so
龍驤「二人も気になるやろ?この胸の秘密が!」

瑞鶴「まぁ…そりゃ……そうだ…ですけど……」

北上「ん~…」モグモグ

北上「まぁ…」パクパク

北上「ん~…」ゴックン

北上「そうねぇ…」フフン

提督「こら、三人とm」

瑞鶴「提督さん、これよろしくっ!」ヒョイ

提督「うおっち!?」パシ

提督「(あ、両手芋で塞がった)」

83: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/09(水) 21:37:37.40 ID:QaHg+A/so
龍驤「かかれ!引っ捕らえるんや!」バッ

瑞鶴「ごめん潮!」バッ

潮「ひっ!?」

北上「駆逐の癖に…その乳寄越せぃ!」バッ

提督「あ、こら!バカ!」

潮「うっ、ひっ……」

ピイィィィィ

89: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/12(土) 12:37:56.44 ID:A9OoMDfRo
~提督の部屋~

提督「……なぁ摩耶」

摩耶「んだよ」

提督「…今俺仕事してるんだが」カタカタ

摩耶「炬燵入りながらか?」

提督「寒いんだよ」

摩耶「それに何で眼鏡かけてんだよ。目良いんだろ?」

提督「ブルーライトをカットしてくれるらしい…。目は大切だからな」

摩耶「……そ」

提督「…で、炬燵あるぞ?」

摩耶「…だから何だよ」

提督「…抱きつくの、止めてくれないか」

摩耶「嫌だ」ギュー

90: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/12(土) 12:42:25.22 ID:A9OoMDfRo
提督「いきなりどうした。突然部屋入ってきて…」

摩耶「…関係ないだろ」

提督「当事者に何て事を」

摩耶「………この前さ、重巡の皆で呑んだろ?」

提督「結構前だな」

摩耶「酔っぱらってて、覚えてなかったけど、その…さ」

提督「キスされたな。熱烈に」

摩耶「言うんじゃねぇっ!」グイ

提督「痛ぁっ!?」ゴチーン

91: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/12(土) 12:49:27.09 ID:A9OoMDfRo
摩耶「そ、それで…あの後姉貴から聞かされて……」

提督「……で、どうなった」

摩耶「…色々、吹っ切れた」

提督「……それで抱きついてるのか?」

摩耶「悪いかよ」

提督「別に…ただ制服のままだと寒いだろ。炬燵入れって」

摩耶「…いらねぇよ…」

提督「……(何の意地張ってるんだか)」ハァ

92: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/12(土) 12:54:39.79 ID:A9OoMDfRo
提督「よし、お仕事休憩!」

摩耶「あぁ?サボんなよ」

提督「めんどくなった」

摩耶「」

提督「ほら、隣空いてるぞ」

摩耶「…いらねぇって」

提督「…摩耶と一緒に入りたいよ。俺は」

摩耶「……っち…分かったよ。入れば良いんだろ?入れば!」モゾモゾ

提督「どうせだし、寝転がったらどうだ」

摩耶「意味わかんねぇよ…」

提督「良いから良いから」グイ

摩耶「っ!んの……」ドサッ

提督「これなら、入りながら抱きつけるだろ?」ニシシ

摩耶「………」プイッ

提督「ん?ダメか?」

摩耶「……バーカ」ギュッ

97: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/13(日) 22:18:00.25 ID:4sDnpaY/o
~提督の部屋~

提督「」カリカリ

北上「……」グデー

提督「…自分の部屋に暖房あるだろ」

北上「炬燵が良いのさ。炬燵が」

提督「自分の部屋に無いのか?」

北上「…無いねぇ」

提督「そうかい……」

北上「それにしても提督は毎年冬になると…」

提督「部屋にこもるって?」

北上「…よく分かったね」

提督「まぁ、実際そうだし」

北上「仕事でしょ?執務室でやらなくて良いの?」

提督「…炬燵が好きなんだ。それに…」

北上「それに?」

提督「冬くらい瑞鶴を休ませなきゃな」

北上「……秘書艦思いですねぇ」

提督「悪いかよ」フフッ

98: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/13(日) 22:20:55.19 ID:4sDnpaY/o
北上「提督ぅー」

提督「ん?」

北上「お茶ちょーだーい」

提督「…自分でやってくれないか」

北上「どこにあるか分かんないし」

提督「戸棚の上から二番目」

北上「…分かんないなぁ~」

提督「…用意しないからな?」

北上「んー…分かりましたよっと。ついでに引き出しの二重底m」

提督「今すぐ用意いたします」

北上「ふふん」

99: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/13(日) 22:25:06.75 ID:4sDnpaY/o
~数分後~

提督「…どーぞ」コトッ

北上「いやぁ、何か悪いねぇ」

提督「全くだ…」

北上「~~♪」ポリポリ

提督「お前それ…」

北上「ん?食べる?」

提督「食べる?じゃなくてそれ俺の!俺のだから!」

北上「あれ?そうだっけ」

提督「」

北上「冗談だって。ごめんね」

提督「」ハァ

100: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/13(日) 22:31:49.24 ID:4sDnpaY/o
提督「それにしても…」

北上「?」

提督「最近俺の部屋に来る娘多いよな。何かあったか?」プリントオリオリ

北上「さぁ?何となくじゃない?」

提督「何となく…ねぇ」オリオリ

北上「…何やってんの?」

提督「プリント切ってんの」

北上「…ハサミは?」

提督「…出すの面倒くさい」

北上「」

ツピー

提督「痛っ」パッ

北上「およ?大丈夫?」

提督「紙で切った…」

北上「あらら。絆創膏は?」

提督「…置いてない」

北上「取ってくるね。待ってて」スッ

提督「いや、そこまでしなくても」

北上「いいからいいから」

101: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/13(日) 22:37:47.63 ID:4sDnpaY/o
~数分後~

北上「ただいま。救急箱持ってきたよ」ドアガチャ

提督「お帰り」

北上「指、見せて」

提督「ん」スッ

ドックドック

北上「…ティッシュで拭き取ったりしなかったの?」

提督「丁度切れてた」

北上「もう……あ、そうだ」

提督「?」

北上「」ハムッ

提督「Д▲>>0�☆‡◯!?」

北上「…何さ、そんな驚いて」プハ

提督「いぃぃいいや、とっとと突然ぱくっておおまえなな」

北上「あ、箱にティッシュ入ってた」

提督「」

102: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/13(日) 22:44:23.90 ID:4sDnpaY/o
北上「まぁいっか。手、出して」

提督「…ん」スッ

北上「(…冷た)」ピト

北上「……」フキフキ ペタ クルクル

北上「はい。出来上がり」

提督「…ありがとう」

北上「どういたしまして~」

北上「ね、提督」

提督「ん?」

北上「お仕事…ちょっとだけ、休憩しなよ」

提督「…?………分かった」

103: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/13(日) 22:51:42.42 ID:4sDnpaY/o
~数分後~

北上「~~♪」

提督「ご機嫌だな」

北上「…………そ、そう?」

提督「何だ今の間」

北上「…あ、あのさ」

提督「ん?」

北上「だ、だ…だ……」

提督「だ…(が断る…か?)?」

北上「抱きついて、いっかな」

提督「………んん?」

北上「何さ今の間」

104: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/13(日) 22:57:05.48 ID:4sDnpaY/o
北上「♪」ギュム

提督「??」

北上「訳が分からないって顔ですねぇ」

提督「実際分からん」

北上「まぁ…うん。そうだよね。提督だもんね~」

提督「…どういう意味だ」

北上「そのままの意味ですよーだ」

提督「…何だ、摩耶の事と関係あるのか?」

北上「…どーだろね。ただ…」

提督「ただ?」

北上「やり返してくれると、嬉しいかな」ヘッヘッヘ

提督「やり返すって、何を………」

北上「………」

提督「…あぁ、おう。分かった」

北上「…ありがと」

ギュー

114: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/17(木) 14:19:18.75 ID:l0yCT83oo
~執務室~

瑞鶴「……」カリカリ

提督「……」ソワソワ

瑞鶴「…」カリカリ

提督「………」ソワソワ

瑞鶴「…提督さん」

提督「っん!?んんっ?」

瑞鶴「…大丈夫?体調悪いの?」

提督「…い、いや……そうじゃ、ない」

瑞鶴「そっか、それじゃお仕事やr」

提督「瑞鶴」

瑞鶴「何?」

提督「…と……け……」カアァァ

瑞鶴「え?」

提督「好きだっ!結婚してくれ!」ツクエバーン

115: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/17(木) 14:22:50.30 ID:l0yCT83oo
シーン


瑞鶴「…………ぇ?」

提督「…いい、かな」

瑞鶴「……けっ…こん?」

提督「そうだ」

瑞鶴「カッコカリ…?」

提督「違う」

瑞鶴「…ほんもの?」

提督「本物」コクリ

瑞鶴「……ほんき?」

提督「本気だ」

瑞鶴「…いいの?わたしで?」

提督「お前が良いんだ」

116: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/17(木) 14:26:57.72 ID:l0yCT83oo
瑞鶴「………」グスッ

提督「え?」

瑞鶴「…うっ……くっ………」ポロポロ

提督「お?おい?瑞鶴?」

瑞鶴「…いいのっ…おいと……いてっ……」エグッ グスッ

提督「あ?え?嫌?だった…か?」

瑞鶴「違う…っ…から……!」グスン

提督「??」

117: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/17(木) 14:42:18.09 ID:l0yCT83oo
~十数分後~

提督「落ちついたか?」

瑞鶴「」コクリ

提督「…これ、名前書いてくれるか?」

瑞鶴「……っ」コクコク

提督「…ありがとう」

瑞鶴「…こっちの、セリフよ」フフッ

提督「……そっか」

カリカリ

瑞鶴「…はい」

提督「それじゃ、出しに行くか」

瑞鶴「…どこに?」

提督「大淀」

瑞鶴「え?」

118: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/17(木) 14:44:20.47 ID:l0yCT83oo
瑞鶴「……どういうこと?」

提督「艦娘との結婚は少し複雑でな。一回本営通してからじゃないとダメなんだ」

瑞鶴「へぇ…知らなかった」

提督「それじゃ、行こうか」スッ

瑞鶴「……うん」ニギッ

119: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/17(木) 14:50:05.83 ID:l0yCT83oo
~またまた十数分後~

大淀「あ、提督。瑞鶴さんも、こんにちは」

瑞鶴「や、やっほー…」

提督「よう。…えっと、これ頼む」スッ

大淀「はい…」パシ

大淀「………!」チラ

瑞鶴「」テレテレ

大淀「…そう、ですか」

提督「えっと、お願い。できるかな」

大淀「……はい。お任せくださいっ」

120: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/17(木) 14:52:38.09 ID:l0yCT83oo
大淀「…思い出しますね」

瑞鶴「?……何を?」

大淀「お二人がケッコンした時の事です。あの時も……」

提督「あぁ。大淀にお願いしたんだっけ」

大淀「…その時と、そっくりですよ」

瑞鶴「…何が?」


大淀「照れ方が」フフッ

提督「……」マッカッカ

瑞鶴「」カアァァ

121: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/17(木) 14:57:32.23 ID:l0yCT83oo
大淀「あ、後はこちらでやっておきますから、大丈夫ですよ」

提督「そうか、分かった」

瑞鶴「…行こっか」

提督「…ん」


大淀「(同じですね…)」フフッ

125: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/17(木) 20:20:54.57 ID:l0yCT83oo
~式も挙げて数週間後、提督の部屋~

ドアガチャ

瑞鶴「おかえりっ!」

提督「…ただいま」

126: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/17(木) 20:25:16.51 ID:l0yCT83oo
瑞鶴「ふふん……今日は…」

提督「今日は?」

瑞鶴「じゃーん!肉じゃがだよ!」

提督「…瑞鶴、料理できたんだよな」

瑞鶴「ここ数週間、頑張ったと思うんだけど…」

提督「…いや、何か。そのな」

瑞鶴「?」

提督「肉じゃがって、憧れるから」

瑞鶴「…どういうこと?」

提督「…あぁもう、あれだ……あれ!」

提督「好きな人に作ってもらう肉じゃがって、憧れだよなっ!」

瑞鶴「………」

提督「…」

瑞鶴「…そ、そっかぁ。憧れかぁ……」エヘヘ

提督「……お、おぅ」

127: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/17(木) 20:28:51.28 ID:l0yCT83oo
~食事中~

提督「」パクッ

瑞鶴「…ど、どう?」

提督「…」モグモグ

ゴックン

提督「…美味しい」ニシシ

瑞鶴「良かった」ニシシ

提督「…」パクパク

瑞鶴「…ねぇ、提督さん」

提督「……んっ?」モグモグ

瑞鶴「……いつ、するの?」

提督「」ブーーーッ

128: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/17(木) 20:31:45.79 ID:l0yCT83oo
瑞鶴「あっ、汚っ…」

提督「…んなっ、何言って」ゲホゴホ

瑞鶴「だ、だって!初夜?だっけ、なにも無かったし!ケッコンの時だっt」

提督「OK、落ち着け瑞鶴」

瑞鶴「落ち着いてるわよ。ただ今は提督さんg」

提督「今 は 食 事 中 で す 」

瑞鶴「…ごめんなさい」

129: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/17(木) 20:38:28.60 ID:l0yCT83oo
~食事後~

提督「ごちそうさま。美味しかったよ」

瑞鶴「ありがと。それじゃ提督さん」

提督「ん?」

瑞鶴「し…しっし…しよっか」スススス

提督「落ち着こう。まだ食事終わって1分経ってない」ガシッ

瑞鶴「ま、またそうやって逃げるんだから……」グググ

提督「逃げるとか逃げないとか…」グググ

瑞鶴「提督さんは、嫌なの?」

提督「…嫌じゃ、ない。けど」

瑞鶴「けど?」

提督「食べたあと運動すると腹痛くなるから。また今度な」

瑞鶴「」プクー

130: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/17(木) 20:46:08.76 ID:l0yCT83oo
提督「そう膨れるなよ」

瑞鶴「」プクー

提督「…怒ってる?」

瑞鶴「」ツーン

提督「(どうすれば……)」

瑞鶴「……ぁ」

提督「…?」

瑞鶴「…その、提督さん」ソワソワ

瑞鶴「どうした」

瑞鶴「…今日、さ。お菓子貰ったんだ」ドキドキ

提督「お菓子?」

瑞鶴「この前のが余ったって、加賀さんから」スッ

提督「(…ポッキーだよな。これ)」

提督「…あ」

131: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/11/17(木) 20:48:07.04 ID:l0yCT83oo
瑞鶴「あ、あのさ、提督さん」

提督「…回りくどいぞ」クスッ

瑞鶴「…そっかな」

提督「あぁ。少女マンガレベルだ」

瑞鶴「……いい?」

提督「…ん」

チュッ

143: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/12/13(火) 17:09:15.84 ID:FafvSijFo
~書く前に注意事項~

このお話には

・今思い付いたガバガバ展開

・若干のキャラ崩壊

・覚えたての男子中学生が"ウホッ"っとなる描写

等が含まれております。要するにまぁ…そういうことよね

無理なら見ないでオリョールかドイツに技術技術貰いに行ってらっしゃい

144: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/12/13(火) 17:14:10.60 ID:FafvSijFo
~執務室~

提督「~~」パラパラ

コンコンコンコンッ

提督「入れ」

ドアガチャ

曙「…」

提督「曙か。…どうした?」

曙「…用は、無いわ。顔見に来ただけ」

提督「気にしてくれたのか?嬉しいね」

曙「調子乗ったこと言ってると殴るわよ」

提督「」

145: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/12/13(火) 17:19:59.02 ID:FafvSijFo
曙「…何見てんのよ。それ」

提督「ん?…これか。今度来る娘の資料」ヒョイ

曙「へぇ…空母なんだ」パシッ

提督「戦艦から設計変えたらしい。また資材が減りそうだ」フフッ

曙「…の割には、嬉しそうじゃない」

提督「仲間が増えるのは、良いことだしな」

曙「………」パラパラ

提督「…なぁ、曙」

曙「……何」パタン

提督「…ここ、おいで」ヒザトントン

曙「……は?」

146: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/12/13(火) 17:27:13.09 ID:FafvSijFo
曙「何言ってんのアンタ」

提督「いや…最近そういうこと無いしなー…って。たまにはほら、な?」

曙「な?じゃないわよ変態。何する気よ」

提督「…俺のイメージどーなってるんだ」

曙「発情期の雄犬よ。馬鹿」

提督「(犬と馬と鹿…キメラか?)…俺は曙に、膝に座っていて欲しい」

曙「知らないわよ。ほら、真面目に仕事したら?」

提督「その資料の確認が今日のお仕事。終わったし、今フリーだぞ?」

曙「……あっそ。」

提督「他の娘との予定も無いし…あー今日暇だなー…誰か……曙が一緒に居てくれないかなー」

曙「…分かった。分かったわよ!座れば良いんでしょ!座れば!」

147: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/12/13(火) 17:31:45.82 ID:FafvSijFo
曙「」チョコン

提督「」ギュー

曙「いきなり?」

提督「抑えろって方が…無理かな」ナデナデ

曙「……はぁ」ギュー



提督「…背、伸びたか?」

曙「え?」

提督「いや…なんとなく」

曙「言われれば…そうね」

提督「(朧も胸大きくなった…とは言わないでおこう)」

148: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/12/13(火) 17:36:29.74 ID:FafvSijFo
提督「……ん?」

曙「今度は何よ。クソていt…」

サワッ

曙「くっ!?」

提督「…曙は相変わらずだな」サワサワ

曙「あ…っ…!?…っばっか!何やってんのよ!」ジタバタ

提督「…いや、背と一緒に大きくなったかなって」

曙「余計なお世話よ!」ゴッチーン

提督「(頭突き!?)っ……」

曙「良い気味…」

サワサワ

曙「………アンタ、馬鹿でしょ」

提督「…いや、何か、止まんない」

149: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/12/13(火) 17:47:30.29 ID:FafvSijFo
曙「…服に手入れるって、私じゃなかったらアンタ通報されてるわよ……」

提督「曙は通報しないのか?」サワサワ

曙「っ………。馬鹿じゃないの…」

提督「…あばら浮いてるぞ。飯食ってるか?」スリスリ

曙「心配されるほどじゃないし、食べてる…」

提督「…ブラ変えた?」

曙「聞くなっ!」ゴッチーン

提督「ワブッ……」

曙「今日なんかおかしいわよ…」

提督「二人でじっくりするのは、久しいだから…か?」

曙「ぇ…す、するって…」

提督「…いや、何でもない」

曙「……」ムスッ

提督「…何だ、したかったか?」

曙「ッー!」ブンッ

提督「あぶっ!?」ヒョイッ

150: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/12/13(火) 17:54:42.68 ID:FafvSijFo
~数分後~

曙「っ………」プルプル

提督「…(固くなってきた)」コリコリ

曙「………っは……」

提督「(…顔も赤いし、息も荒くなってきた…な)」

カプッ

曙「いっ!?はぁ……っ!」ブルッ

提督「どうだ?」

曙「…耳、やめて……ダメ…」フルフル

提督「何で、好きだろ?こっち触りながら弄られるの」

曙「…ダメ……だからっ……」

提督「説得力無い顔して……」クスクス

スルルッ…ヌルッ

提督「どうする?こっちはもう大丈夫そうだけど」

曙「…………バ…カぁ…っ」

152: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/12/24(土) 19:46:57.94 ID:guzDeKEZo
~執務室~

葛城「メリークリスマス!提督!」ドアバァン

提督「うおっ!?ビックリしたっ!?」ビクッ

葛城「何よ、変な事でもしてたの?」

提督「いや、勢い良くドアを開けられたら誰でもビビるぞ……」

葛城「そう?」

提督「えっと、メリークリスマス?」

葛城「うん。はい、これ」

提督「………ありがとう。意外だな」

葛城「何が?」

提督「いや、一応ライバルだろ?」

葛城「瑞鶴先輩の事?」

提督「」コクリ

153: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/12/24(土) 19:53:48.16 ID:guzDeKEZo
葛城「それは、そうね。ライバルよ。でも」

提督「でも?」

葛城「…悪いことだと思うけど、あなたの事も好きよ。私」

提督「プールで言ってたな。そういえば」

葛城「そういえば!?」バァン

提督「うっ!?」

葛城「けっ…結構恥ずかしかったんだから!勢いでも!」

提督「そりゃ…悪かったよ」

葛城「…返事、もらえる?」

提督「……分かった」

葛城「………」

提督「……好きだよ。葛城」

葛城「っ……!」

提督「…何かアレだな。ロマンチックだな」クスクス

葛城「っそ……そう、ね」

154: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/12/24(土) 19:56:44.91 ID:guzDeKEZo
提督「……ん?」

葛城「何?」

提督「…」ジー

葛城「やっ、何お腹見てるのよ!」

提督「ちょっと待ってろ」ガサゴソ

葛城「………?」

提督「あ、そこ横になってて、ソファーで」

葛城「え…もう?」カアァァ

提督「違うわっ!」

155: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/12/24(土) 19:58:59.11 ID:guzDeKEZo
~数分後~

提督「お待たせ、始めるか」

葛城「え?何を?」

提督「へそ掃除」

葛城「…え、おへそ?」

提督「そう。おへそ」

156: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/12/24(土) 20:02:41.20 ID:guzDeKEZo
提督「普段掃除してないな?」

葛城「あ…あまり意識してないかも」

提督「…垢が見えた」

葛城「言わなくていいからっ!」マッカッカ

157: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/12/24(土) 20:11:28.13 ID:guzDeKEZo
提督「はい、仰向けになって」

葛城「……どうするの?」

提督「教えるから、今度から自分でやれよ?……この液体を…」

葛城「……ベビーオイルじゃない」

提督「…この棒に……」

葛城「綿棒でしょ……変な言い方しないで」

提督「…綿棒の先につけて」

提督「ゆっくり拭き取る」

ピトッ

葛城「冷たっ……」

提督「ん?ごめん、ちょっと我慢してくれ」

158: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/12/24(土) 20:26:12.76 ID:guzDeKEZo
提督「………」フキフキ

葛城「……ねぇ」

提督「?」

葛城「何か……変な感じするんだけど…」

提督「…ごめん。ちょっと力、強かったかな」

葛城「……ここ、ぴりぴりするの」マタオサエ

提督「…強くし過ぎたか。ごめん」

葛城「……今、クリスマスイブじゃない?」

提督「(……無駄に色っぽい顔しやがって…)」

葛城「………」

提督「………今、掃除中だぞ」コシコシ

葛城「…変な気分にさせたのは、そっちじゃない」

提督「…はい。おしまい」ポンポン

葛城「……うん」

提督「…部屋に戻って良いぞ」

葛城「…………」

ギュウ

提督「………初めては瑞鶴にやるんじゃなかったのか」ギュッ

葛城「…それは、そうだけど」

159: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/12/24(土) 20:31:19.19 ID:guzDeKEZo
提督「………だけど?」

葛城「途中までは、良いでしょ?」

提督「途中まで……」グラッ

葛城「………ね」

提督「」グラグラ

瑞鶴「途中まで………何するの?」

葛城「」ビクゥッ

提督「!?」

160: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2016/12/24(土) 20:35:14.08 ID:guzDeKEZo
提督「えっ、あ」

葛城「ず、瑞鶴せんぱっ」

瑞鶴「…聖夜に…そういうことしちゃうんだ…」

提督「………」

葛城「………」

瑞鶴「…流星改の用意、できてるわよ?」


この後全力で謝り倒した

164: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2017/01/04(水) 00:02:21.32 ID:HrAsHgJCo
~提督の部屋~

提督「……」パラパラ

神通「……」ソワソワ

提督「?」カリカリ

神通「………ぁ」

提督「どうした?神通」

神通「っ!」ビクッ

提督「何か…あったか?」

神通「ぃぇ……」フルフル

提督「(薄い本がチラ見え…いや、それはないな)」

カリカリ ペラッ カリカリ

165: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2017/01/04(水) 00:09:29.90 ID:HrAsHgJCo
神通「…あ」

提督「……?」チラ

神通「………」サッ

提督「…何だ。後ろめたい事か?」

神通「ち、違っ……ぃ、ます」

提督「なら、遠慮はいらないだろ?」

神通「……あの…その…とても、恥ずかしくて……」

提督「おう、どんな話でも来い。バッチリ受け止めて……」

神通「結婚、して…くだ……さぃ……」

提督「………………」

神通「………」ブルブル

提督「…………え?」

神通「」ビクッ

提督「…け、っこ…ん?」

神通「ごめんなさい…ダメ、ですよね」

提督「な訳無い!」

神通「っ…!」ビクッ

提督「あ、ごめん…その、気づかなくて。ありがとう」

神通「…………」

提督「あぁ。結婚しよう。神通」

166: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2017/01/04(水) 00:18:27.52 ID:HrAsHgJCo
~数分後~

神通「提督、これに、サインを…」

提督「ん…(もう神通の所に名前…)」

神通「その後、大淀さんの所に…行きましょう」

提督「…大分調べたんだな」

神通「ぁ……いえ、その……」カアァァ

提督「…ありがとう。そんな考えてくれて」

神通「……はい。どう、いたしまして…」コクリ

167: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2017/01/04(水) 00:34:43.25 ID:HrAsHgJCo
~数十分後~

大淀「…はい。確認しました。記入漏れも無いですし……。ご結婚、おめでとうございます。提督」

提督「…ありがとう」

大淀「神通さんも」

神通「ありがとう…ございます」

大淀「後は、こちらでやっておきますね」

提督「あぁ。頼んだ。ありがとう」

大淀「いえ、仕事ですから」

提督「それじゃ、行こうか」

神通「………はい」

スタスタ

大淀「…羨ましい……」ボソッ

明石「焼きもちですか?」

大淀「っ!?」バッ

明石「いい人ですしね。提督」クスクス

大淀「い、いえ、そういう訳じゃ…」

明石「いっそ、凄い浮気でもしてくれれば、そっちに意識が逸れて楽なんでしょうけどね。」

大淀「明石さんも、ですか?」

明石「いえいえ!そんな訳無いじゃないですか!」ケラケラ

大淀「(凄い浮気…ですか、でも、それでも…どうでしょうか)」

168: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2017/01/04(水) 00:37:22.97 ID:HrAsHgJCo
~数週間後、執務室~

雷「どう司令官!雷が1番頑張ったんだから!」ドヤッ

提督「おぉ、頑張ったな」ナデナデ

雷「~~♪」

神通「………」ハッ

169: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2017/01/04(水) 00:44:04.32 ID:HrAsHgJCo
~数日後、執務室~

提督「出撃、お疲れ様。凄い戦果じゃないか」

神通「いえ…こんな私でも、提督のお役にたてて……」ソワソワ

提督「それじゃ入渠して、後はゆっくり休んでおいで」

神通「…え」

提督「ん?あ、今日の執務か?大丈夫だ。もう残り少ないし…」

神通「いえ…その……」

提督「…?」

神通「……大丈夫、です。少し、休んできますね」シュン

提督「……あ、待ってくれ」ガタッ

神通「?」

スタスタ

ギュッ

神通「!」ピクッ

提督「…これで、良いかな?」

神通「……はい」ギュッ

170: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2017/01/04(水) 00:46:41.86 ID:HrAsHgJCo
~入渠ドック~

神通「………♪」


瑞鶴「神通さん、何か嬉しそうね」

加賀「今日の戦果から考えれば自然な事よ。貴女も精進なさい」

瑞鶴「…はーい」


神通「………♪」ニコニコ

171: 名無しのイッチ ◆sAlHQYUHgI 2017/01/04(水) 00:47:49.42 ID:HrAsHgJCo
おしまい!
待たせてごめんね?(´・ω・`)蒼龍はまぁ…そう、そうねぇ…時間かかりそう?