HMD Globalは8日(現地時間)、同社初のノキアブランドを冠するスマートフォンとして、「Nokia 6」を発表しました。
プレスリリースによると、Nokia 6はフィンランドの古豪メーカーであるノキアの優れたデザイン性や高い製造技術を継承した高品質な端末として、2017年の早い時期に中国の通信キャリアJD.comより独占的に発売されるとのことです。
ユニボディ構造の筐体には6000番台のアルミニウム合金素材を採用しており、削り出しから完成までに、2度の陽極酸化処理と5度もの磨き上げ処理が施されている模様。
以下は、Nokia 6の主なスペック。
OS | Android 7.0 Nougat |
ディスプレイ | 5.5インチ フルHD(1920×1080)ディスプレイ |
SoC | Qualcomm 64-bit クアッドコア Snapdragon 430 |
RAM | 4GB |
ストレージ | 64GB |
メインカメラ | 約1,600万画素(像面位相差AF / LEDフラッシュ) |
フロントカメラ | 約800万画素 |
Nokia 6に採用されているインセル型ディスプレイは、表面を偏光板と2.5D構造の「Gorilla Glass」で覆われており、優れた色再現性と直射日光下での高い視認性を両立させています。
また、2基のアンプを搭載したことにより、一般的なアンプよりも6dBもスピーカーの能率(音圧)を高めることに成功。重低音から高音に至るまで、解像感と量感のある豊かな音を出力するとのこと。なお、一般的に能率以外の条件がすべて同等ならば、3dB毎に音量は2倍になるとされています。
さらに、立体音響技術「Dolby Atmos」により、スピーカーから再生される音にさらなる立体感と深みが与えられていることも明らかにされました。
新たにリークされた「Nokia 6」の公式ティザー映像
そのほか、メインカメラには像面位相差AF(オートフォーカス)とF値2.0の光学レンズを実装。迅速かつ的確な合焦を実現しており、より解像感の高い静止画を撮影することが可能になったとされています。
また、Nokia 6は1699人民元(約2万9000円)にて販売されるとのことですが、残念ながら今回、中国以外の市場における発売予定の有無については明らかにされませんでした。
なお、Nokia 6は、スペックだけを見ればミッドレンジモデルではあるものの、今後登場するであろうフラッグシップモデルへの期待を大きく煽るような仕上がりであることは間違いありません。さらなる色好い続報に期待しつつ、フィンランドが誇る古豪の凱旋を喜びたいところです。
[HMD Global / Neowin]
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