FAAはSpaceXによる商業宇宙輸送の認可申請を受け、これを1月6日に許可することを決定しました。これでSpaceXは打ち上げ再開に関するすべてのハードルをクリアしたことになります。
打ち上げはカリフォリニア州にあるヴァンデンバーグ空軍基地の設備を利用し、イリジウムの次世代通信衛星Iridium NEXT 10基の軌道投入を予定します。Iridium NEXTは予備機も含めて軌道上に70基を配置するため、2019年1月5日までに7回の打ち上げを実施する計画です。
Hold-down firing of @SpaceX Falcon 9 at Vandenberg Air Force completed. All systems are go for launch next week.
— Elon Musk (@elonmusk) 2017年1月5日
なお、SpaceXは爆発事故の原因となった液体ヘリウムタンク部分の再設計を予定しているものの、今回の打ち上げでは従来と同型のFalcon 9を用います。ただ、液体ヘリウム注入時の温度をやや高めに設定するなど、より安全に配慮した方法へと変更し、新設計のタンクを搭載するロケットができあがるまでの対策としています。
ちなみに、記事執筆時のイリジウム社の最新ツイートによると、打ち上げ日時は太平洋標準時で1月9日の午前10時22分になるとのこと。日本時間では1月10日午前3時22分です。
Iridium is excited to share we're planned to launch on Monday, Jan 9 at 10:22am PST weather permitting. https://t.co/wiHgvdD6lk #IridiumNEXT
— Iridium Corporate (@IridiumComm) 2017年1月6日