韓国LGは10日(現地時間)、QHD+(2880×1440)解像度の5.7インチスマートフォン向け液晶ディスプレイを発表しました。
新たに発表された液晶ディスプレイは、18:9(=2:1)という非常に珍しいアスペクト比を実現している点を最大の特徴としており、この特殊な比率により、VR(ヴァーチャルリアリティ)コンテンツにより深い没入感を与えるほか、「Android 7.0 Nougat」でも新たに実装されたマルチウィンドウ機能の利用時における生産性を高めることに成功しているとのことです。
また、LG独自のインセル型タッチパネル技術が導入され、タッチセンサー層を覆うガラスが不必要となったことにより、ディスプレイ全体の厚み1.0mm未満にまで薄型化。一般的なQHD解像度の液晶パネルと比較して上辺ベゼルは20%、横辺ベゼルについては10%ほど狭額化されています。
さらに、直射日光下での視認性も高められているほか、消費電力についても30%ほど削減されました。
なお、このディスプレイは今後登場する高性能端末への採用が予定されているようですが、残念ながら今回、詳細な計画については明らかにされませんでした。
さすがに同社の命運を握るであろう「LG G6」に、この奇抜な仕様のディスプレイが採用される可能性は低いと思われますが、あるいはMWC 2017にて搭載製品が発表されることになるかもしれません。続報に期待です。
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