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多彩な自撮り機能でより美しく。カメラ機能充実の4.7型スマホAQUOS SERIE miniをauが発表 - Engadget 日本版

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多彩な自撮り機能でより美しく。カメラ機能充実の4.7型スマホAQUOS SERIE miniをauが発表

SoCはミドルだがカメラはハイエンド級。静止画撮影に「全振り」した性能バランス

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auがシャープ製の4.7インチフルHD液晶を搭載したスマートフォン『AQUOS SERIE mini』(SHV38)を発表しました。auの2017年春モデルは個性派機種が揃っていますが、本機は機能的には比較的ベーシックながら、根強い人気のあるコンパクトサイズモデル。

本体カラーはネイビーとホワイト、ピンクの3色。各種割引き後の予想店頭価格は、新規で1万6200円前後、機種変更で2万7000円前後の予定。

Gallery: au-シャープ AQUOS SERIE mini SHV38 | 20 Photos





さて、シャープ製スマートフォンとしての本機の位置づけは、少し面白いところにあります。シリーズ名としては高級モデルである「SERIE」を冠しますが、カメラ部の性能と機能は同社製品として高いものの、基本性能などでは基本デザインを同一にするAQUOS SERIE SHV34と比べてかなり抑えめというバランスになっているため。

例えば心臓部となるSoCは、クアルコムのミドルレンジ向けとなるSnapdragon 617(1.5GHz x 4 + 1.2GHz x 4、計8コア)を採用。メインメモリは3GBで、ストレージは16GBといった具合。
シャープが力を入れる液晶ディスプレイも、解像度こそフルHDでIGZO素材を採用しますが、一方でフレームレート120HzのハイスピードIGZOではありません。

SHV34はSnapdragon 820を、前世代モデルにあたるSHV33でもSnapdragon 808を搭載しており、液晶は両モデルともハイスピード対応だったことを考えると、実質的に路線転換を図ったモデルと考えるのが良さそうです(詳細は下記記事を参照ください)。

auがAQUOS SERIE SHV34発表。スナドラ820と120Hz駆動液晶でレスポンスに優れるシャープ製高級スマホ

秒間120コマの滑らか画面がauでも。4.7型フルHDの小型高級モデルAQUOS SERIE mini SHV33発表



対して、最大の特徴となるカメラ部は、従来の路線を推し進めつつ、さらに力の入った構成です。メイン(背面)カメラの画素数は約2100万で、レンズF値は1.9と、昨今のトレンドに沿った仕様。
リコーGRチームの画質評価基準『GR Certified』をパスする基本性能に加え、光学式手ブレ補正機能も搭載します。



さらにSHV34にもなかった独立シャッターボタンが左側面に追加(上写真での銀色のボタン)。ロック時から直接カメラを起動でき、また手ブレを抑えた撮影がしやすくなります。



さらに強化されたのはイン(正面)カメラ。画素数が約800万と高い点に加え、レンズは約100度の広角仕様。さらにAQUOSスマートフォンで初のフラッシュを搭載するなど、昨今のトレンドを踏まえた設計となっています。

さらに「インカメラ美肌調整」としてフラッシュ発光時に発生しやすい肌のテカりを抑える機能を追加。セルフィー時に違和感少なく小顔効果を盛り込む「インカメラ小顔補正」や、広角レンズにつきものの歪みを補正する機能を搭載するなど、自撮りに便利な補正機能を幅広く備えます。



しかし一方、動画の撮影は解像度がフルHDまでに留まります。SHV34が4K解像度やH.265コーデックに対応するのに比較すると、非常に控えめ。筆者も発表会で設定を見た時は驚きました。このあたりは実用面に割り切った仕様と呼べそうです。



本体デザインは、SHV34から採用された「Cutting Edge」デザインを採用。これは四隅を滑らかにし持ちやすさを重視した設計。表面のガラスはいわゆる2.5D加工(淵をなだらかに整形する加工技術)を採用しているため、エッジ部に触れても、文字通り尖ったところがない触感となります。

もちろん、シャープが力を入れる会話重視のエージェント機能「エモパー」も搭載。アラームやタイマー設定、簡易スケジュール管理だけでなく、体重や歩数管理といった「エモパーヘルスケア」にも対応します。

隠れた特徴としては、公式でお風呂での使用に対応する点が挙げられます。防水性能はIPX5/IPX8。防じん性能はIP6Xに準拠します。



OS はAndroid 7.0 Nougat。LTEモデム部の最大通信速度は下り最大225Mbps、上り最大25Mbpsで、当然ながらVoLTEにも対応。通信機能はWi-FiがIEEE 802.11ac対応、Bluetoothはバージョン4.2。

ワンセグの視聴(録画は非対応)、NFCとFeliCa、おサイフケータイにも対応。
本体の大きさは縦長状態で、67×35×8.6mm(幅×高さ×厚み)。重さは約135g、バッテリー容量は2400mAhです。



このようにSHV38は、SoCなどの性能を比較的控えめに抑えつつも、カメラ、それも静止画に「ステータスを全振り」したようなバランスのモデル。コンパクトモデルならではのハンドリングの良さに加えて、こうした極端ともいえる(しかもユーザー層もそれなり以上に厚そうな)設計は、今後のスマートフォンの性能バランスをウォッチする上でも、ちょっと興味深い存在となりそうです。
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