パルコで接客ロボットによるフロア案内サービスの実証実験が今秋より開始。棚卸しの自動化も実現
自律走行による移動案内も可能
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パルコは2017年秋より、ロボットを用いた顧客・従業員向けサービスの提供を開始すると発表しました。
実店舗において、対象ユーザーの案内に特化したロボットによるサービスの実証実験として実施するもの。今回の実証実験では、東京都立産業技術研究センター(以下、都産技研)が開発した自律走行型案内ロボット『Libra』をベースとした試作機を用いて、来訪客の誘導と、従業員の業務サポートを行う予定です。
顧客に対しては、ショッピングセンター内のテナント情報(ショップの位置)と館内施設情報(トイレやエレベーターなどの位置)をマルチリンガルの対話形式で提供するほか、自律走行による移動案内も行います。
従業員向けの業務サポート内容は、棚卸業務の補助。具体的には、商品に紐付いた非接触型ICタグ(RFID、Radio Frequency Identification)を利用した棚卸しの自動化によって、従業員の作業負荷を軽減します。
パルコでは2016年夏頃からロボットを用いた接客業務の支援を推し進めており、これまでにソフトバンクの「Pepper」やFellow Robotsの「NAVii」を導入・運用した事例があります。グループ企業のパルコ・シティではこの実績を踏まえたロボット活用のコンサルティングやアプリ開発などの事業も展開しており、グループとしても独自路線でロボットの活用に取り組んでいます。
本実証実験は都産技研の公募型共同研究開発事業のひとつで、事業テーマは「商業施設における案内業務と店舗業務効率化」。共同体メンバーはパルコのほか、08ワークスと日本ユニシスが名を連ねています。
秋から始まる実証実験の終了時期については明言されていませんが、共同研究開発事業の対象期間は2017年12月28日までなので、少なくとも今年の秋から冬にかけては、パルコの店舗内で、ロボットによる接客および棚卸し業務が見られるはずです。