アップルが、Apple TV用アプリ(tvOSアプリ)のプログラム容量をこれまでの200MBから4GBにまで引き上げると発表しました。これにより、アプリ内に動画などのメディアを含めたり、より大きなデータをアプリ内に収めることが可能となります。なお、App Storeからの追加コンテンツは最大20GBとこちらは変更ありません。
アップルはこの容量追加によって「アプリのインストールと同時に完全かつ豊かなユーザーエクスペリエンスを提供できるようになるはずだ」としています。
ただ、アプリの容量増によって気になるのがApple TV本体のストレージ容量がすぐに不足してしまうのではないかということ。現行の第4世代Apple TVのはストレージ容量が32GBまたは64GBしかなく、仮に最大容量のアプリばかりをインストールしたとすれば、システム専有領域などを無視して単純計算しても8本または16本のアプリしかインストールできないことになります。なお、iPhone 7の最大容量が256GBもあることを考えれば、次期Apple TVではストレージ容量の拡大はまず間違いなさそうです。
Fun thought: if Apple TV gets a modern A-series CPU/GPU upgrade, it'll be more powerful than one of the 'real' games consoles in the market https://t.co/QCss7MtqN5
— Steve T-S (@stroughtonsmith) 2017年1月13日
一方、アプリ開発者のSteve Troughton-Smith氏は、容量の大きなアプリは一般的にゲームばかりであることを指摘。アプリ容量の増加を踏まえ、次期Apple TVがストレージ容量とともに高性能かつ最新のAシリーズSoCを採用すれば、据置型ゲーム機としてニンテンドースイッチのライバルになる可能性もあるかもしれません。ちなみにニンテンドースイッチのストレージ容量は32GBです。