686 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2006/01/29(日) 01:34:08 ID:NHkzJeOk [1/2]
小学生の終わり頃の、イタイ思い出。
そのころ周囲の女子たちは彼氏が出来たりし始めるお年頃で、話題に加われず寂しかったため、
彼氏がいたらなぁ・・・と妄想する日々を送っていた私。
ある時、つい仲の良い子に「秘密なんだけど、好きな人がいる」と漏らしてしまった。
女同士の秘密は秘密でもなんでもなく、光の速さでクラスの女子全員に知れ渡った。
皆に「誰?」「同じクラスの男子?」「もう告白した?」
と問い詰められてテンパり、つい自分の妄想設定をバラしてしまった。
恋愛話が出るたびにポロポロと自爆を続け、段々と
・相手はそろばん塾の中1男子
・岩城晃一に似ている
・そろばんはプロ級
・ナイキのバスケットシューズを履いている
・一人っ子
という架空人物が完成。


687 名前:つづき[sage] 投稿日:2006/01/29(日) 01:34:50 ID:NHkzJeOk [2/2]
その辺で止めておけばいいのに、かえって私は妄想をスパークさせてしまい、ある日、
「彼と付き合うことになった」という取り返しのつかない大嘘をかました。
私は自分の嘘を取り繕うため、なけなしの小遣いで自分宛のプレゼントを買ったり、
架空デートの報告をするために一人で近所のデートスポットを下見したりした。
また、この頃になると自分でもどういう嘘をついたのか全部把握しきれなくなり、妄想彼氏に
関するデータブックを作って情報を整理。
「これで何を訊かれても大丈夫!」と思っていた。馬鹿が。

やがてそのまま小学校卒業。
バレバレの嘘に突っ込まずにいてくれたクラスの皆、ありがとう。
でもお願いだから忘れてください。
お願いします。お願いします。お願いします。お願いします。お願いします。