こんにちは、ライターのギャラクシーです。

PS4やVR、そして今春発売のNintendo Switchなど、最新のゲーム機は留まることなく進化を続けています。

 

 

……が!

 

最新のものだけが良いゲームではありません。

いくら古くても、今なお現役で人を楽しませることができる、そんなゲームも確かに存在しているのです。

 

一度買ってしまえば何周でも何十周でも、何十時間でも何百時間でも、噛めば噛むほど味が出て一生遊び続けられるゲーム……今回はそんなスルメゲーをご紹介したいと思います。

 

不思議のダンジョン 風来のシレン2 鬼襲来!シレン城!(N64)

 

2000年9月27日にNINTENDO64用のソフトとして任天堂より発売されたローグライクゲームであり、不思議のダンジョンシリーズのひとつ。シレンの少年時代を描いた物語。モンスターを仲間にできるシステム、材料を集めて城を築城する、などの要素が増えた。

 

こういう記事で不思議のダンジョン系を挙げるのは卑怯だとはわかっているのですが、スルメゲーの代表格なので無視するわけにはいかないですよね。

入る度に姿を変えるダンジョンだから、何回やっても新鮮に楽しめるゲームです。

 

不思議のダンジョン系はシレンを始め、トルネコやヤンガス、あとディアボロとかもやったのですが、この「2」ほどちょうど良いバランスのものはなかったです。僕のようなヌルゲーマーには、これくらいシンプルで優しいシレンがぴったりでした。

他のシリーズは途中で諦めたり1回クリアして捨ててしまったんですが、これだけは、現在までの17年間ずっとやり続けています。

 

シレン

公式HP

 

価格はプレミアがついて1万超えなんですが、今から17年間(2034年!)遊べると思ったら安いものではないでしょうか。※中古もあります。

ただし! NINTENDO64のカセット全般に言えることですが、とっくにカセット内部の電池が切れてもおかしくないはずなので、買った後はネットなどを見ながら電池を入れ替えましょう。

 

 

なお、こちらのゲームは2015年にPS VITAで最新作・不思議のダンジョン 風来のシレン5 plus フォーチュンタワーと運命のダイスが発売されています。

 

 

 

忍道 戒(PS2)

 

2005年11月10日にスパイクが発売したPlayStation 2用ゲームソフト。アクワイア 製作。忍道シリーズの第1作。強力な敵でも条件が揃えば一撃で暗殺できる『血祀殺法』や、ゲーム内の勢力に主人公が介入することによって情勢が変化し、異なったストーリー展開を楽しめる『ハラキリエンジン』が特長。

 

どういうゲームかをものすごくわかりやすく言うと、忍者のメタルギアソリッドです。ただ、MGSと大きく違うのは、MGSは基本的に一本道で進行していきますが、忍道は各勢力から来た依頼(要人暗殺や輸送、誘拐や泥棒など、ストーリーを進めようとしなければ無限に楽しめるサブストーリー)の中から、自分で好きなものを選び、どれを選んだかでストーリーが変わってくる、ということです。

 

そして気持ちいいのが『血祀殺法』! 背後やふすま越しなど、敵に気づかれていなければ刃を交えることなく、一撃で敵を暗殺できます。

同じ依頼でも敵の配置は微妙に変わったりするんですが、そのちょっとの変化で、右の兵士は殺せるけど奥の村娘に気づかれる……じゃあ視界に入らないように回り込んで村娘を始末して右の兵士が気づく前に死体を隠して……とパズル的な要素が生まれるわけです。

 

忍道

公式HP

 

他にも、自分でマップをエディットできるモードがあって、まったく飽きることがありません。女忍者衆「喪巣忍者」ばかりを配置し、その足元をトロッコで進みながらパンツを覗き見るだけのステージなどを量産できるのです。

 

 

なお、こちらのゲームは2011年にPS VITAで、最新作・忍道2 散華 PlayStation Vita the Best – PS Vitaが発売されています。

 

 

 

侍道2 決闘版 PlayStation2 the Best

 

2003年10月9日にスパイクがPlayStation 2用ソフトとして発売したゲームソフト「侍道2」の廉価版として発売された……が、ただの廉価版ではなく、様々な要素が追加されている。侍として何を正義とし、誰を斬るかはプレイヤーの自由であり、とった行動により、ストーリーが分岐していく。

 

こちらも忍道戒と同じく箱庭ゲー。主人公が誰の味方をしたのかによってストーリーが分岐するんですが、これがまた、どの話も最高に良い! 町人に味方するも良し、極道になって悪逆の限りを尽くすも良し。どのストーリーも気持ちいい王道のチャンバラ的展開で楽しめます。

 

アクションが特徴的なゲームでもあって、簡単な操作で敵の攻撃を「弾き」、格ゲーのようにコマンドを入力して連続技を叩き込むのが気持ち良い。刀によって、「構え」によって技は多種多様に変化します。

 

侍道

侍道2ポータル公式サイト

※PS2版の公式サイトがうまく動作しなくなっていたので、PSP版の公式サイトです

 

そして圧倒的な自由度の高さ! そこらへんの通行人や町娘をブッ殺しまくっても、仲間を裏切っても自由(ただしそれなりのエンディングになる)。そして、そういった自由度を制限しないよう、主人公は喋らない、というドラクエ方式。最高!

何十種類もある刀をコンプリートしたり、あらゆる武器の技を試したりといった要素で何回やっても飽きない名作です。

 

なお、こちらのゲームは2012年1月にPS3で最新作・侍道4 Plus PlayStation 3 the Best – PS3が発売されています。

 

 

 

グラディエーター ロード トゥー フリーダム

 

2005年2月17日にPS2用として発売。同9月には改良を施した『リミックス』が発売された。ゲーム内容は、西暦190年のローマ帝国を舞台にしたアクションゲーム。プレイヤーは一人の奴隷剣闘士として、興行師から自らを買い戻し、自由を掴み取る為に闘うことになる。

 

ストーリーは一応、剣闘士が自由を掴み取るために戦うとか、皇帝暗殺の陰謀とかあるんですけど、基本的には闘技場で一対一、もしくは多対一で試合に出て戦い続けるだけです。そしてキャラクターも、なんの華もないオッサンとか、大味な西洋美女であり、日本人としてはあまり魅力を感じないかもしれません。でもこのゲーム、戦闘がおもしろすぎるんです!

 

流れるような動きもきれいだし、「両手持ち剣」「剣+大盾」「二刀流」「盾+盾」そして「素手(リミックスで取り入れられた新要素なので、買うならリミックスを)」などなど武器や戦い方も自由自在。自分で必殺技(といっても足元を斬りつけるとか、アッパーとかそういうの)を組み合わせて自分だけの戦い方を展開できます。

 

ダメージは身体各部位に分けて与えられるので、左側からばかり攻撃して、盾を落とさせてもいいし、足をグダグダに切り刻んで動けなくしてから殴り殺してもOK。

 

グラディエーター

発売元のアーテインという会社がもう存在していないので、開発元の娯匠のHPを張っておきます

 

そして、防御も気持ち良い! ボタン一つでどの角度からの攻撃でも、どのタイミングでも、回避(ドッジ)や武器弾き(パリー)ができます。

切って切って切って殴って蹴って……と思ったら後ろから攻撃がきた、ドッジでかわしてさらに足を切って腕を折って必殺技!って感じで、どんどん視界が狭まっていくほどアドレナリンが出まくるんです。

ゲームにストーリーなんていらんかったんや!と思わせてくれる危険なゲームです。

 

 

なお、こちらのゲームは2011年11月にPS3で最新作・GLADIATOR VS(グラディエーターバーサス)が発売されています。

 

 

 

ファイアーエムブレム 暁の女神

 

2007年2月にWii用に発売されたシミュレーションゲーム。攻撃力が高いが隣接した敵しか倒せない戦士系、遠隔攻撃できるが防御が紙の魔道士系など、様々なユニットを効率よく用いて戦略を立てていく。操作するのは戦車や船ではなく人間なので、死ぬともう出てこない(ストーリーに影響が出る場合もある)

 

こういう記事でファイアーエムブレムを挙げるのは卑怯だとはわかっているのですが、スルメゲーの代表格なので無視するわけにはいかないですよね。ちなみに間違えやすいですが、ファイーエブレム、です。

 

このゲーム、実はゲームキューブで発売された『ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡』の続編であり、登場人物も一部同じです。ではなぜ「蒼炎」ではなく「暁の女神」なのか? 単純に「蒼炎」はプレミアがつきすぎて2万円超えの価格だからというのもあるんですが、一番の理由は、「暁の女神」の方がやり込むのに向いてるから、です。

 

名称未設定-1

 

「暁の女神」はとにかく登場人物が多い。そして普通にプレイしてると絶対まともに使わないユニット「ラグズ(獣人みたいなもの)」をどうするのか、女神の加護をどの武器につけるのか、など、自分自身でハードルを設けて遊ぶことにめちゃ向いてるスルメゲーなんです。使えないラグズをあえて使うラグズ縛り、女縛りなどで何回も遊べます。

ストーリーは「蒼炎」がかなり良いんですけど、長く遊ぶなら「暁の女神」です!システムも洗練されてるし。

 

 

なお、こちらのゲームは2015年に3DSで、最新作・ファイアーエムブレムif 白夜王国 – 3DSが発売されています。

 

 

 

まとめ

 

プレイ時間

 

本名でプレイしているので名前はボカしましたが、シレンに関しては3928回プレイ、1586時間遊んでます。これでもガチのシレン好きに言わせたら「普通」ではないでしょうか。なお、プレイヤー2は嫁です。

 

たかだか数千円で1586時間も遊べるってコスパ良すぎませんか? カラオケだと1時間200円としても31万強です。なにこれ得すぎる!

 

みなさんも自分なりのスルメゲーがあれば、ぜひ教えてください! こういうの、みんなで共有した方がさらにお得でしょ!

 

(おわり)