千歌「私たちはその島で」【ラブライブ!サンシャイン!!】
- 2017年01月18日 21:10
- SS、ラブライブ!サンシャイン!!
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――――9月某日。
タッタッタッ
ダイヤ「遅くなりましたわ」
果南「お疲れ~、生徒会の仕事終わったんだね」
ダイヤ「ええ。再来週の学校説明会の段取り、ようやく片づきましたわ……」
鞠莉「あれから参加希望者も増えたから、これでひと安心ね」
曜「……えー、それでは」
千歌「ラブライブ地区予選突破」
9人「「「お疲れ様でしたー!!!」」」
カンパーイ
2学期に入り、休み明けの試験等をすべて終えた私たち。
みんなの席には9等分されたホールケーキがそれぞれ用意されている。
一時はどうなるかと思われた予選も無事に突破、Aqoursは最終予選へとコマを進めることとなった。
ルビィ「私もビックリしました。あれは予定に入ってなかったですし……」
千歌「ごめんってば。もうその話は終わったことだし、今は景気の良い話をしよう! あ、今のはケーキと景気の良いを掛けて……」
花丸「でも、次に進めたから良かったずら」 モグモグ
善子「ってもう食べてるし!」
曜「善子ちゃんも食べなって。すっごく美味しいよ」
善子「よしこ言うな! いただきます」
ケーキはみんなに好評だったようで、鞠莉たちは得意げな顔をしていた。
果南「さて、ここからが本題だね。2人ともよろしく」
ダイヤ「最終予選の日程が2ヵ月後だと発表されました」
ルビィ「えっと…次の予選までにPR期間が2ヶ月あるってことです。PRの積み上げは知名度に関わってくるし、新曲の調整や今後のPRの仕方なんかも合わせて、一度まとめる必要があるかなって」
ダイヤ「そこで! 既に千歌さんには話を持ちかけていますが」
千歌「あー……ダイヤさん、ごめんなさい! その件なんだけど」
カクカクシカジカ
千歌「うん。大事なお客さんが明日からの連休に来ることが急に決まっちゃって、その日にウチで合宿は無理だー、って断られちゃった」
曜「大事な時にうるさくするワケにはいかないもんね……」
ダイヤ「しかし、困りましたわね……。他の皆さんの家に突然押しかけるわけにはいきませんし、我が家も明日は賓客が……」
鞠莉「だったら!」 ガタッ
梨子「鞠莉さんの家って、淡島ホテル?」
鞠莉「ノンノン♪ そこから少し南にある小さな島を買い取って、新しいリゾートにしたの。この間完成したばかりだから、そのお披露目も兼ねてね」
善子「ああ、そういえばそんなチラシが新聞に挟まってたわねー……」
鞠莉「Yes! 屋内にも屋外にも練習スペースは確保してあるからその辺りの問題は無し、美味しい食べ物、広々とした部屋、おまけにまだ海は泳げる。どう、行きたい? 行きたいよね?」
8人「「「行きたい!」」」
ダイヤ「異論なしですわ。では、今日は各自解散ということで」
梨子「あ、片付けは私が」
ルビィ「鞠莉さんの言ってた島、どんな場所なんだろうね」
善子「チラシに色々書いてたわねー。画像も何枚か付いてたけど、10人くらいで泊まれる別荘って感じだったわ」
花丸「10人くらい、まるでマルたちAqoursのために作ったように思えちゃうね」
ダイヤ「多分、それで正解だと思いますわ」
3人「「「?」」」
花丸「じゃあ、本当にAqoursのために……?」
ルビィ「かも知れないね」
善子「そのために島一つ買い取るってのは、天上の民の考えることは判りかねるわね……。あ、私こっちのバスだから」
ルビィ「また明日」
花丸「また明日ずら~」
ダイヤ「私たちも帰って早く支度を整えましょう」
鞠莉「じゃあ、この件は果南に任せたよ」
果南「了解。明日をお楽しみに」
鞠莉「うん、また明日」 タッタッタッ
果南「やっほー。3人でお出かけ?」
梨子「ええ。これから新しい水着を買いに行こうって千歌ちゃんが」
曜「あれ、さっきまで鞠莉ちゃん居たみたいだけど、なに話してたの?」
果南「明日の話。内容は本人の希望で当日まで内緒だけどね」
梨子「千歌ちゃんの旅館が使えたとしても強引に招待してた、ってくらいの勢いだったわね」
果南「本当にね。あのリゾート、Aqours専用にするんじゃないかってダイヤも言ってたし、私も同じ意見」
曜「鞠莉ちゃんも想いがシャイニーしちゃったのかもね」
果南「本当にね。でも、千歌たちが居てくれたから、私や鞠莉、ダイヤはこうやってスクールアイドルをもう一度出来るようになった。きっとリゾートも感謝の気持ちだよ」
果南「それより水着はいいの?」
梨子「店、あと1時間で閉まるわよ」
千歌「嘘!? 急がなきゃ、また明日ね果南ちゃん!」
曜「また明日~!」
果南「コケないでねー」
果南「……さて、私も準備しますか」
千歌「点呼取るよー」
1、2、3、4、5、6、7、8……
梨子「一人足りないわね」
曜「私、千歌ちゃん、梨子ちゃん」
ダイヤ「私に鞠莉、果南に」
ルビィ「善子ちゃんと花丸ちゃ……あれ?」
鞠莉「変ね、確かに『AM6:00に桟橋に集合!』ってみんなにmailしたのに」
ダイヤ「花丸さんに限って寝坊する筈がありませんし……」
ルビィ「……もしかして」
――――十数分後。
花丸「ハァ……ハァ……」
ルビィ「花丸ちゃん、やっぱりメールの開き方が分からなかったんだね。はい、お水」
花丸「ありがとうずら」 ゴクゴク
梨子「流石の寺育ち、早起きは朝飯前ね……」
花丸「みんな、遅れてごめんなさいずら」
鞠莉「問題ないわ。こればっかりは電話で連絡しなかったマリーにも非があるわね、sorry」
千歌「まあまあ、みんな集まったことだし、早く行こうよ!」
鞠莉「OK、みんな乗り込んで!」
善子「大丈夫……この堕天使ヨハネがノアの箱舟で酔うなんて筈が……」 ブツブツ
梨子「よっちゃん、もしかして船酔い?」
善子「今朝酔いを抑える薬は飲んできたから多分大丈夫……」
千歌「このクルーザー、操縦する人が見当たらないけど乗ってるのは私たちだけ?」
鞠莉「Yes。目的地までは自動操縦だから」
曜「ちぇー。折角操縦出来るかもって思ったんだけどなー」
鞠莉「Oh、帰りはお願いしちゃおうかしら」
千歌「それじゃあ鞠莉さんのリゾートに向けて~」
曜「全速前進! ヨーソロー!」
善子「うぇぇ……」
花丸「やっぱり船酔いしちゃったずらね」
ルビィ「善子ちゃん、大丈夫?」
善子「何とか……うぇっぷ」
千歌「それにしても……ほへー……」
梨子「千歌ちゃん家の旅館よりずっと大きいわね……」
鞠莉「まだcompactな方よ?」
千歌「これでコンパクトって……」
ダイヤ「相変わらずですこと」
果南「とりあえず、中に入ろっか」
鞠莉「勿論。まだマリーたち以外は誰も使ってないんだから」
ダイヤ「私たちの部屋は2階と3階に5つずつですのね」
鞠莉「そうね。1部屋で3人までなら一緒に寝られるけど、やっぱり1人1部屋がいいでしょう? どのみち1部屋余っちゃうけど」
曜「じゃあ、部屋割りどうしようか」
3階
曜、千歌、梨子、善子、花丸
2階
空き、鞠莉、果南、ダイヤ、ルビィ
鞠莉「じゃあ、荷物を置いたら海岸に集合よ♪」
ダイヤ「それは構いませんが、いつの間に水着に着替えたんですの?」
花丸「遊ぶ気満々ずら」
鞠莉「そう、今晩にでもrainyになっちゃうんだって。だから泳ぐなら今のうち今のうち♪」
千歌「えー……雨降るの
コメント一覧
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- 2017年01月18日 21:24
- ただいまみおちゃん
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- 2017年01月18日 21:39
- ねむりなさい
なーんにもしないで
ただ、ねむってなさい
だれともあわずに
たーのいしわよー、ほほほほほ
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- 2017年01月18日 21:58
- 愛してますよ…。
あなたのその魂の存在を…。
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- 2017年01月18日 23:02
- ワロタw
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- 2017年01月18日 23:05
- おい、デュエルしろよ
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- 2017年01月18日 23:11
- 惨劇の館かな?
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- 2017年01月18日 23:22
- 赤、茶色、青、茶色、橙、赤、黄色、黒、青
ルビィ(赤)梨子(赤)
千歌(橙)ダイヤ(黒)
鞠莉(黄)果南(青)
善子(青)花丸(茶色)
曜(茶色)
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- 2017年01月18日 23:29
- 飽食の館
っていうアプリを思い出した
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