9466604話題のパーマ大佐の「森の熊さん」替え歌騒動。作詞者とされる馬場祥弘にまつわる疑惑。



「森のくまさん」の作詞者とされる馬場祥弘にまつわる疑惑


話題となっている パーマ大佐。の「森の熊さん」替え歌騒動



まとめ
作詞作曲不明の外国風の民謡を「みんなのうた」プロデューサー後藤田氏(故人)が発掘。
玉木宏樹氏(故人)が編曲。

数年後

馬場祥弘氏が作詞作曲の権利を主張。その頃から要注意人物として有名だった。文化庁への直訴の結果、馬場祥弘の権利が認められる。

約十年後

「森のくまさん」はアメリカ民謡であることが分かり、馬場祥弘の作曲者としての権利は剥奪される。作詞者が馬場祥弘であることを否定する証拠はないため、作詞の権利は残る


パーマ大佐 - 「森のくまさん」



「森のくまさん」編曲者、玉木宏樹氏の主張

著作権コーナー 3月8日版
(前略)
実は私自身「森の熊さん」で著作権泥棒に編曲著作権を侵害された。今回のケースと一緒で、作詞作曲不詳の曲を自分の作品だと言い張った泥棒を認めてしまった。NHK「みんなのうた」のプロデューサーだった今は亡き後藤田氏が発掘して私が編曲したのだが、後藤田氏は「あの泥棒、今に見ておれ」の執念を発揮し、約15年後に原曲がアメリカ民謡である証拠をみつけJASRACにつきつけ、その泥棒の作曲の権利は剥奪されたが、作詞の権利は今でも泥棒に残っている。私は変だと言ったが、作詞もその人じゃないという証拠がなければ剥奪できないとJASRACは言った。
(後略)

まとめ主註:2005年の書き込みです。

この事件について書かれた書籍もあるそう



追悼・玉木宏樹氏の思い出(2)「森のくまさん」「ウルトラマン」 - 井財野は今

玉木氏の著書はウィキによると5冊、

猛毒! クラシック入門
革命的音階練習
音の後進国日本 純正律のすすめ
純正律は世界を救う
贋作・盗作音楽夜話

その中のどれかに前記事で少し紹介した「森のくまさん」に関する文章があった。うろ覚えで申し訳ないが、以下のような話だ。

NHKの「みんなのうた」から編曲を頼まれた時、原曲をさんざん探したのだがわからずに、当初は「アメリカ民謡」、あるいは「作曲者不詳」として編曲し、演奏してもらって放送していた。

ところが数年して著作権協会にBナントカという人が現れて、あれは自分の作曲だと言う。

かけつけて譜面を見たら、音楽の素養が全く感じられない。全て4分音符で書かれ、シャープ等の臨時記号があるべきところについていない。

これはインチキだ、と玉木氏は騒いだらしいが、それ以上に証明する手立てがなく、著作権協会は現在に至るまで著作権料をB氏に払い続けているという。

以来、教科書にもB氏の名前は載るようになった。

これが本当なら稀代の詐欺師だと思う。そして十中八九本当だろう。だって「みんなのうた」以前からずっと歌われていた歌なのだから。こういう方は音楽の敵である。


パーマ大佐「森のくまさん Bメロ&サビ付け加えver 」