757 名前:素敵な旦那様 投稿日:04/11/08 20:42:43
こないだ、婆ちゃんが死んだんです。
婆ちゃんが入院中、雨の日も風の日も台風の日も爺ちゃんが毎日通って面倒みてたんですよ。
で、爺ちゃんがお通夜の日に一枚の写真を見せてくれたんですが…それが2ヶ月ほど前の婆ちゃんの写真で、
ベッドの上でガリガリに痩せてカメラの方を見てて、隣で爺ちゃんが手をつないでピースしてるという写真なんです。
爺ちゃんはそれ見せながら「ばぁちゃんはな、この写真見て『痩せてて格好悪いから捨ててください。
お爺さんには、ふくよかで幸せな頃の私だけ覚えてて欲しいから』と言うたんだけど、捨てられんで…
これが最後の写真になってもぅた。もっといっぱい写真撮っとけばよかったなぁ。。。痩せててもふくよかでも、
ばぁさんはばぁさんだからなぁ。。。」といったんですよ。
爺さん、海の男で(15から漁師やってた)厳しくて、婆ちゃんに優しくしてるところもほとんど見たことなくて、
毎日病院に通ってるって聞いて、信じられないくらいの頑固ジジイだったんですよ。
その爺ちゃんが、婆ちゃんの写真見ながらポロポロないてるんですよ。
きっと、最後まで婆ちゃんは爺ちゃんを、そして爺ちゃんは婆ちゃんを愛してたんだな…と痛感しました。
俺も嫁さん大好きで大好きでしょうがないけど、爺ちゃんには負けた気がしたんです。
だから、これから何十年もかけて爺ちゃんと婆ちゃんに負けない夫婦になりたいです。

チョット暗い話でスマソでした。