9469091なぜレクサスは売れないのか? 正確には、売れていないわけではありません。ここ数年、日本ではだいたい年間5万台くらいです。これはBMWとほぼ同水準で、新興プレミアムブランドとしては健闘しています。しかし・・



なぜレクサスは日本でバカ売れしていないのか?


経営のコンサルティングのMJブロンディ氏: ただ、メルセデスにはまだ届かない。大トヨタの販売力を持ってすれば、BMWやメルセデスを軽々と超えて、年間10万台は売れると見られていました。ところがそうはなっていない。

ズバリ、セダン系の車種が弱いのです。最高級のLS。これは企業の社用車需要が支えていますが、個人向けはメルセデスSクラスに対抗できていません。
やはりハイブリッドのLS600hの失敗が大きかった。作り、走り、燃費、今やすべての面でメルセデスに負けています。


レクサス LS



そしてIS。BMW3シリーズやメルセデスCクラスと戦う車種で、本来一番売れなくてはいけないのですが、これがまったくダメなんです。平均して月にたったの200台ぐらい。日産のラティオといい勝負です。

なぜレクサスはSUVしか売れないのか?

クルマの出来を比較すると、レクサスはSUVならBMWやメルセデスに対抗できています。実は都会派SUVという市場は、トヨタが初代ハリアー(海外名レクサスRX)で開拓したもので、つまり先駆者なんですよ。


【世界初試乗】レクサスLC500&LC500hに乗った!



先駆者だけに洗練されているし、デザイン、走りの質感、あらゆる面でドイツの御三家と十分に渡り合えている。逆に言うと、ドイツ勢のSUVは大したことない。クルマの作りにスキがある。レクサスはそこを突いている。

しかし、セダン系はそうはいかない。これはクルマの歴史そのものと言っていい分野ですから、作り込みのレベルがドイツ勢とではまるで違う。レクサスはあらゆる面で少しずつ負けてます。それで値段が同程度では負けて当然です・・


新型レクサスLS 世界初お披露目