マシュ「レイシフトしたら先輩が真っ二つになりました」 ぐだ子「ひっ」
マシュ「……レイシフト、無事完了です」
マシュ「周辺索敵……異常なし」
マショ「先輩、ここは安全なようですね」
ぐだ子「うん、そうだね、ところでマシュ」
マシュ「はい?」
ぐだ子「背、伸びた?」
マシュ「いえ、別にそんなことはないか……と……」
ぐだ子「そうかなあ……何か見上げるくらいに大きく感じるんだけど」
マシュ「……先輩?」
ぐだ子「ん?」
マシュ「……あの、下半身は?」
ぐだ子「え?」
マシュ「下半身は……どちらに?」
ぐだ子「は?」
ぐだ子「下半身ならちゃんとここ……に……」ペタペタ
ぐだ子「……」ペタペタ
マシュ「……」
ぐだ子「……あ、あれ、お腹から下に、何故か地面が」
マシュ「せ、先輩……」
ぐだ子「……」
マシュ「……」
ぐだ子「う、うわああああ!私、下半身どこかに落としちゃった!?」
マシュ「た、大変です!一大事です!ダヴィンチちゃん応答を!」
「こちらでも状況は把握してる」
「というか、リアルタイムでぐだ子ちゃんが見えてる」
マシュ「ど、どういう事ですか」
ぐだ子「あ、あははは、下半身が、下半身が……」ブツブツ
マシュ「このままでは先輩が、先輩のメンタルが!」
「ちょっと待っててね……ほい」
ぐだ子「あっ……」
マシュ「せ、先輩?」
ぐだ子「……お尻がくすぐったい」
マシュ「え?」
「今の様子を見ると……感覚はちゃんと伝達されてるようだね」
「出血も見当たらない、痛みもないんだろう?」
マシュ「ど、どうですか、先輩、痛いですか?」
ぐだ子「う、うん、痛くはない……それに、何とか動けもするみたい」ズルズル
マシュ「先輩、その移動方法だと断面が汚れます……
マシュ「ここは一度、カルデアに戻って先輩の身体を元に戻す方法を探したほうが」
「いや、原因が判らない状態でカルデアに戻すのは危険だろう」
「下手すると、ぐだ子ちゃんの上半身がまた真っ二つになってしまう可能性もあるし」
ぐだ子「ひっ」
マシュ「た、確かに……そうなると、今度も無事で済むか判りませんよね」
「原因の方はカルデアで調査を進めるよ」
「だから、それが済むまで君達はそちらの特異点の調査を進めておいてくれるかな」
マシュ「ど、どうしましょう、マスター」
ぐだ子「……うん、今の状況だとそれしか方法はないかな」
ぐだ子「ショックではあったけど、何とか動けるし、令呪も異常はない」
ぐだ子「だから、私たちは私たちにできることをやろう」
マシュ「はい!流石は先輩です!」
ダヴィンチ「よし、では調査を始めようか」
ダヴィンチ「レイシフトの手順に問題があったのかもしれないから、その辺を徹底的に……」
ダヴィンチ「……」
ダヴィンチ「……」
ダヴィンチ「……あれ、今そこにあったぐだ子ちゃんの下半身は?」
ダヴィンチ「何故かなくなっているぞ」
ぐだ子「マシュー、流石にこの状態で移動するのは時間かかりすぎるから、抱っこして~」ブンブン
マシュ「は、はい、お任せください、マシュ・キリエライト、マスターの身体を抱っこします」
ギュッ
ぐだ子「ふー、やっぱりこれくらいの高さじゃないと落ち着かないねえ」
マシュ「……」
ぐだ子「マシュ?どうかした?あ、もしかして重い?」
マシュ「い、いえ、そういうわけではありませんが……」
マシュ(こんなに密着することはそうそうありませんでしたので、何だか少し緊張します)
ぐだ子「おー!進め!マシュ号!」
マシュ「ふふふ、こんな状況でも明るく振舞えるなんて、先輩は凄いです」
ぐだ子「いやあ、それしか取り柄……が……」
マシュ「先輩?」
ぐだ子「ひゃっ///」ビクッ
マシュ「え、せ、先輩?」
ぐだ子「///」プルプル
マシュ「ど、どうしたんですか先輩!?」
ぐだ子「い、いや、なんでも///」プルプル
マシュ「し、しかし様子が明らかに」
ぐだ子「だ、大丈夫だから///」
マシュ「先輩……」
マシュ(やはり、気丈にふるまってはいるものの、不安なのですね……)
マシュ(私が守ってあげないと!)
ぐだ子(だ、誰かが私のお尻を撫でまわしてる気がするなんて、恥ずかしくて言えないよ///)
ぐだ子(きっと、きっとそうだよ、そ、そうだ、ちょっと聞いて見よう)
ぐだ子「……ダヴィンチちゃん、調査の進展はどうかな?」
「う、うん、ちょっと待っててくれるかい、今探してるから、おかしいな見つからない」
ぐだ子(やっぱり、原因を探して頑張ってくれてるんだ)
ぐだ子(私も少しくらいの事は辛抱しないと!)
サワサワサワ
ぐだ子「くっ///」プルプル
ダヴィンチ「参った、困った、見当たらないぞ、ぐだ子ちゃんの下半身」
ダヴィンチ「ひょっとして誰かが持って行ったのか」
ダヴィンチ「だとしたら探しに行かないとまずい……」
ダヴィンチ「けど、私はここで原因調査をしないといけないし……むむむ……」
ダヴィンチ「……仕方ない、助っ人を呼ぶか」
エレナ「緊急連絡?何の騒ぎかしら」
「突然すまないね、今暇かい?」
エレナ「暇ではないわね、魔道書読んでいたから」
エレナ「けれど、話を聞く余裕くらいはあるわよ?」
エレナ「貴方のような優秀な魔術師が連絡してきたのですもの、魔道の話かしら?」
「いや、少し探し物をしてもらいたくてね」
エンレ「真理の探究ね?それなら私も手を貸すわ」
「助かるよ、実はぐだ子ちゃんの下半身が行方不明なんだ」
エレナ「……それは、えっと、何というか、深遠な問題ね」
エレナ「少しだけ待ってくれるかしら」
彼女は高次の存在「マハトマ」と通信を行う事で未知の叡智を受け取る事が出来るのだ。
エレナ「ねえ、マハトマ、ぐだ子ちゃんの下半身が行方不明らしいんだけど」
エレナ「これって彼女の精神……所謂、貞操観念に問題があるって意味かしら」
マトハマ「彼女の下半身が次元的に隔離されて、現在進行形で凌辱されてるんだよ」
エレナ「なにそれこわい」
尚、マハトマが実在するかどうかは誰にも証明できない。
故に、彼女が得た叡智は全て「彼女自身が考えついた物」である可能性が存在する。
エレナ「すぐに探さないとね、状況は刻一刻を争うわ」
「話が早くて助かるよ、こちらも手が足りなくてね」
エレナ「手が足りない?ドクターロマンはどうしたの?」
「ロマニはマシュが用意していた胡麻団子を食べてしまい、怒ったマシュからシールドアタックを受けてリタイアしたよ」
エレナ「そっかー」
~砦~
ぐだ子(ふう、良かった、お尻を撫でまわされる感触が無くなった)
ぐだ子(きっと、ダヴィンチちゃんの調査が人段落ついたんだろうな)
マシュ「マスター!砦を襲撃していたワイバーンを迎撃する事に成功しました!」
ぐだ子「う、うん、ありがとね、マシュ」
マシュ「私達を援護してくれたサーヴァントがいるようです、話を聞いてみましょう」
ジャンヌ「私はジャンヌ・ダルク……ルーラーです」
マシュ「先輩、ジャンヌさんです、ジャンヌ・ダルクさんがいます」
ぐだ子「うーん、多分、この特異点の聖杯に呼ばれたジャンヌさんだろうね」
ぐだ子「雰囲気からすると、私達がいるカルデアのジャンヌさんとは記憶共有してないみたい」
ジャンヌ「あの……?」
マシュ「す、すみません挨拶もせず……私はマシュ・キリエライト、デミサーヴァントです」
ぐだ子「マスターのぐだ子だよ、よろしく~」ブンブン
ジャンヌ「……デミサーヴァントというのも気になりますが」
マシュ「はい」
ジャンヌ「貴女のマスターは、その、何というか……霊基が切断されているのですか?」
ジャンヌ「何やら奇妙な状況のようですね」
ぐだ子「あははは、実は……」
マシュ「はい……」
ぐだ子「まあ、私達の
コメント一覧
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- 2017年01月22日 21:13
- ほんだ○おしっね
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- 2017年01月22日 21:35
- ぐだにしろ、サーヴァントにしろ
男女逆だったら大変なことになってたな
見たくない?
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- 2017年01月22日 21:50
- ぐだ男の下半身だったら溶岩水泳組と良識組の間で戦争が起きてそうwww
-
- 2017年01月22日 22:04
- ※3
良識派が堕ちる、黒化するパターンじゃないですかやったー
-
- 2017年01月22日 22:06
- 手伝ってやろうか?
-
- 2017年01月22日 22:24
- 俺がお前でー!お前が俺でー!We are!
-
- 2017年01月22日 22:35
- 申し訳ないが前座おじさんはNG
-
- 2017年01月22日 22:50
- 前回といいこの作者エレナ好き過ぎだろwww
-
- 2017年01月22日 23:02
- 変態しかいねえ…
-
- 2017年01月22日 23:19
- ドゥフフフフフwww
きれいな足ですなぁwww
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- 2017年01月22日 23:59
- これは山の翁激怒ですわ
-
- 2017年01月23日 00:00
- まーた静謐が悪さしとるんか!
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