UHD BDは4K解像度コンテンツのほか、HDRやBT.2020の広色域に対応するなど高い表現力を誇ります。今回パイオニアが内蔵用のUHD BD対応ドライブを発表したことで、PCでもUHD BDコンテンツを楽しむことが可能となりました。
PCでUHD BDコンテンツを再生するには対応するソフトウェアも必要です。パイオニアはCyberLinkのPowerDVD14をバンドルして、購入者がすぐにUHD BDコンテンツを楽しめるよう対応しています。
ただ、UHD BD再生の必須環境としては再生ソフトのほかにOSとしてWindows 10、CPUにはKaby Lake-S/H の Core i7もしくはCore i5、さらにIntel SGX 対応の200シリーズチップセットとHDCP2.2/HDMI2.0a出力に対応するマザーボードが必要とのこと。またHDR対応の機器を使うことを推奨するとのこと。要するに、今年はじめの時点で最新のパーツを揃えて組んだPCでなければ、UHD BDコンテンツの再生はできないということです。残念でした。
とはいえ、通常のBDやDVDなどを再生するぶんにはそこまでの処理能力は不要、BD/DVD/CD記録・再生はWindows Vista以降に対応します。
BDR-S11J-BK
インターフェースはSATA。UHD BD(再生のみ)、BDXL(BD-R XL 4層/BD-RE XL 3層)を始めとする各種BD/DVD/CDメディアへの書き込みに対応します。また音楽CDを正確に読み取る「PureRead4+」機能を搭載、リアルタイム再生でデータ補完が発生しないよう調整する「RealTime PureRead」機能なども備えます。BD再生ではデータ読み出し時に発生するノイズを除去する「リミットイコライザー」機能を搭載しました。
BDR-S11J-Xにはさらに音楽CDの再生品質を4段階評価し、再生のための最適設定をアドバイスする「オーディオCDチェック」機能を搭載、本来なら無塗装のシャシー内外やトレーにハイエンドオーディオが採用するのと同じ特殊塗装をすることで、放熱や振動抑制、静音性能を高めたとしています。
バンドルソフトはPowerDVD14 のほかにもPowerDirector 14 /PowerProducer 5.5 /Power2Go 8 /InstantBurn 5 /PowerBackup 2.5 /MediaShow 6 /Label Print 2.5 /PhotoDirector 5 LE /MediaEspresso 6.5が付属します。
なお、パイオニアではユーザーが使用している環境がUHD BDを再生可能か診断するツールを配布予定とのこと。