まゆ「懐かしいギャグを言ってしまう病ですかぁ~!?」
医者「我々も急ピッチで治療法を探しているんですが、まだ原因が見つかっていないんです。処方箋も渡せない状態で、申し訳ない」
まゆ「そんなぁ……!(まゆはアイドルなのに、こんなことでは仕事に支障が出てきちゃいますよ。それに、Pさんに何と言ったらいいんでしょう)」
医者「他にもこの症状を訴える方がいらっしゃるので、治療法が発見されたら真っ先にお呼び致します」
まゆ「できるだけ早くお願いしますよぉ……」
まゆ「絶望しちゃいそう。こんな時にPさんがいてくれたら……」
まゆ「寒空の中、まゆは心が凍えそう」
まゆ「寂しいなぁ……」
モバP「まゆ!!急に病院に行ったって聞いたから、心配で飛んできたぞ」
まゆ「Pさん……!」
まゆ「うえーん。どうしましょう、まゆは…っ」
まゆ「実は、」
モバP「ゆっくりでいいぞ。話してくれ」
まゆ「実は……!!」
モバP「あぁ」
モバP「えっ」
まゆ「はっ!?いや、その、違うんです」
モバP「あ、あぁ。まゆも気が動転してるんだな」
まゆ「でもでもでもでも」
モバP「!?」
モバP「……」
まゆ「はい、おっぱっ、ぴー……」
モバP「お、おお。すごいな。振りも完璧だぞ。まゆ」
まゆ「いやあああああああ!!!」
モバP「落ち着けまゆ!!ほら、俺の胸の中に来い」
まゆ「はぁ、はぁ……すみません」
まゆ「はぁ、はぁ……実は、これが病気なんです。まゆは懐かしいギャグに取り憑かれてしまったんです」
まゆ「も、もちろんです!あんなギャグ、本当は言いたくなくて、でも口からこぼれてしまって……まるで言わなきゃ死んでしまいそうなくらいの力を感じたんです。Pさん、信じて」
モバP「い、いや。びっくりしたけど、大変な病だな。医者は何か言ってたか」
まゆ「まだ解決策が見つからないらしくて……処方箋もまだ用意できないみたいです」
モバP「そうか、早急に策を打たねばな。まぁ、確かにまゆはそんなキャラじゃないしな。突然ギャグを言い出すようなまゆも好きだけど」
まゆ「そんな……嬉しいな。Pさんは、こんなまゆでも、受け入れてくれるんですね」
モバP「どんなまゆでも俺はしっかり受け止めるぞ」
まゆ「Pさん……!まゆも話してよかったです」
モバP「ああ。とりあえず、仕事に支障をきたさないように原因をこっちで解明するしかないな」
まゆ「やっぱりPさんは頼りになりますね……♪」
モバP「まゆは俺の大事な……そう。アイドルだからな」
まゆ「Pさん……!!」
モバP「よし。一旦事務所に戻ろうか。体調は大丈夫か?」
まゆ「ダイジョブダイジョブ~」
モバP「……(かわいいな)」
まゆ「……ううう」
モバP「まゆが大変な状態で、とりあえず事務所に引き返してきました」
まゆ「すみません……まゆもPさんと一緒じゃないと、不安だから」
モバP「まゆ。ベッドで休んでいていいぞ。慣れない懐かしいギャグをして疲れたろう」
まゆ「ありがとうございます。少し休ませていただきますねぇ」
モバP「まさか、この時期だとインフルエンザ集団感染したとか」
ちひろ「まだインフルよりかはマシかと思うんですが……」
楓「あら。お二人とも」
モバP「楓さん。今お帰りで?」
楓「ええ。皆大変そうだから、Pさんが励ましあげてください」
楓「ところで何のお話をしていたんですか?」
モバP「……」
楓「お呼びでない、お呼びでない?」
楓「こりゃまた失礼しました……♪」
楓「うふふ……♪ とっても愉快だわ」
バタン
モバP「ええと、楓さんはお酒を飲まれてるんですか?」
ちひろ「一応例の懐かしいギャグの病に感染してるみたいで……」
モバP「そうですか。でも楓さんが言うとなぜか自然に感じますね」
ちひろ「事務所に残ってる女の子たちは皆あんな感じに……楓さんはまだ良い方でしょうか」
かな子「かなちゃんだぜぇ。最近ケーキバイキングでケーキ10個一気食いしたぜぇ? ワイルドだろぉ?」
凛「フォー!」
時子「財前~時子だよ~? 最近豚を調教したのはどこのどいつだ~い? 私だよッ!! このッ!! 何でこんなことを私が言うのよッ!! 何の罰ゲームよッッ!?」
美優「だっちゅーの……うぅ。何でこんなことを」
菜々「コマネチ!」
ちひろ「早く何とかしないと…みんな狂ったように懐かしいギャグに取り憑かれていて」
モバP「とにかく、処方箋が出ると言っても仕事に支障が出るのは時間の問題だ…」
モバP「ちひろさんはアイドルたちをお願いします! 俺はこの原因を叩いてきますから!」
モバP「そうでもしないと、このままじゃアイドルたちが、いや、日本が危ない!」
ちひろ「Pさん!?」
ちひろ「行ってしまったわ……」
ちひろ「どうか、無事で帰ってきて……!!」
??「そこの人」
モバP「なっ!?」
??「ワカチコワカチコ♪ 僕らの計画を阻止しようとしてるんなら、消えてもらうよ」
モバP「うわっ!?」
??「ワカチコワカチコッッ!!」
モバP「す、すごい攻撃力だ……! これが懐かしいギャグの威力」
モバP「こ、このままでは凍え死ぬ」
ドンッ
??「やはりお前もあの組織の残党だったか……」
バキッ
??「ワカチコッ!?」
モバP「なっ、ワカチコを一発で!?」
??「ワカ、チコ……」
??「さぁ、こいつが起きないうちに早く乗るんだ!」
モバP「ええッ!? あ、あなたは……その嫌でも目に入るド派手な黄色のスーツはッッ!?」
モバP「す、すごい寒さ……そしてオーラが抑えきれていない!」
ダンディ「イエス、まさしく俺はダンディさ」
モバP「あの一発ギャグレジェンドのダンディさんが、どうしてこんなところに……」
ダンディ「説明しなくてはならないが、話は後だ。とにかく乗ってくれ! 君を追って懐ギャグ軍団が追ってきていると思うから」
モバP「あ、ありがとうございます」
モバP「ダンディさん…どうして俺を助けてくれたんですか?」
ダンディ「寒いギャグに飲まれかけていた君を見過ごすわけにはいかないからね。一発当てた者として、見捨てるわけにはいかないよ」
モバP「ダンディさん……」
モバP「……ダンディさんはこの集団感染を食い止めようと?」
ダンディ「あぁ。このままでは日本全体が落ちぶれてしてしまう可能性も出てくるからね」
モバP「落ちぶれて……!?」
ダンディ「そう。寒いギャグというのは時として世界を滅ぼす……それさえ言っておけば会話が成立するレベルまで堕ちてしまえば、そのなれの果てはどうなるか分かるだろう?」
ダンディ「俺はその原因を食い止めるために、今から基地へ向かうんだ」
モバP「その原因って…」
ダンディ「……来てみれば分かるさ」
モバP「ひっ!?」
モバP「こ、これは……お札!?」
ダンディ「ここの主は霊を異常に恐れていてね。家中お札だらけだよ」
モバP「見た目が単純に怖い」
ダンディ「この通り…この基地では何が起こるか分からないから、君は車で待機していてくれ。そうすれば万が一危険が及んでも」
モバP「そんなッ、ダンディさんに恩を仇で返すようなことできませんよ!!」
ダンディ「……」
ダンディ「……」
モバP「オーディエンスのしらけっぷりで、とっくに精神力も限界のはずですよねッッ!?」
ダンディ「……それでも! ここで立ち止まるわけにはいかないじゃないかッッ!!」
ダンディ「一発当てた者は…司会業、コネ、パイプ……ツテかセンスがない限り、表に出ることはできない。営業回りに飛ばされるのが正式な一発屋の定め……やつは禁忌を犯した者だ。やつの野望を止めるには、誰かの犠牲なしにはすまないんだよ」
モバP「……なら、力不足かもしれませんがついて行かせてください。ダンディさんを1人にしてはおけません」
ダンディ「……OK。怪我をしても知らないよ」
モバP「……はい」
??「おや。存外早い到着だったみたいだね……ダンディ」
ダンディ「お前が今
コメント一覧
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- 2017年01月29日 22:48
- 後半アイドル出てなくて笑った
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- 2017年01月29日 23:06
- ゴージャスのあまりに仕事がなさすぎてモンハンばっかやってたらあほみたいに上手くなったおかげでモンハンの仕事が来たとかいう逸話だいすこ
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- 2017年01月29日 23:08
- ダンディとかいう一発屋にして一発屋の中の一発屋…最早、使わないけどもゲッツ!
-
- 2017年01月29日 23:11
- ひろしです……
このSSになんてコメントすればいいかわからんとです……
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- 2017年01月29日 23:11
- ※2
波田陽区も暇すぎてネタをYouTubeに投稿して成功したもんな
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- 2017年01月29日 23:12
- ダンディさんは最近じゃアニメとコラボしてたし…
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- 2017年01月29日 23:16
- アイマス関係ねぇ
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- 2017年01月29日 23:18
- ダンディさん面白いし
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- 2017年01月29日 23:31
- 菜々さんの王道を征くギャグに芸歴を感じる
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- 2017年01月29日 23:34
- 懐かしいギャグで小島武夫が思い浮かんだけど、真っ先に出て来てわろ田
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- 2017年01月29日 23:42
- まゆ「ダイジョブダイジョブ~」
かぁぃすぎ…っら…
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- 2017年01月29日 23:55
- 奈々さんだけすごい渋い顔でコマネチしてそう
-
- 2017年01月29日 23:58
- 菜々さんだけでいいんじゃねえかな?
なんでまゆ?
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- 2017年01月30日 00:00
- 小島よしお「後半アイドル関係ねぇ!」
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