【とある魔術の禁書目録】ウートガルザロキ「お疲れ。コーヒーでも飲んでくか?」トール「頼むわ」
- 2017年01月29日 22:10
- SS、とある魔術の禁書目録
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・もしもウーさんとトールが仲よかったら。そんな二人が駄弁ってるだけ
1杯目:ちょい違う。
【~船の墓場:ウートガルザロキの部屋】
トール「邪魔するぜー」
ウート「おう。そこのソファ座れよ」
トール「ん。…はー…つっかれた」ボフッ
ウート「任務お疲れ。どうだったよ?」コポポポポ...
トール「んーまぁボチボチだな」
ウート「なんだっけ?一人で戦艦20隻とやり合ったんだっけか?」
トール「そ。オティヌスの野郎も無茶言いやがって」
ウート「いやでもさすがは”戦争代理人”様だな」
ウート「結構いい経験値稼ぎになったんじゃね?」
トール「うんにゃ。前々からアレぐらいなら殺れたし、雑魚艦隊なんざと殺りあってもそんなに面白くねぇよ」
トール「力を存分に振るえるのは楽しいけど」
ウート「まあお前ぐらい戦えるヤツだったらそうなのかもな」
ウート「コーヒーあと5分くらいだから」
トール「んー」
トール「んー」
トール「…」クンクン
ウート「~♪」
トール「インドネシア系の豆か」
ウート「よくわかったな」ヘラヘラ
トール「なーお前もわかんねぇ?喧嘩の楽しさとか」
ウート「全く理解出来ねえわけじゃあねえよ?積極的に楽しみにはいかないだけさ」
トール「お前完全インドア派だもんな」ウダ-
ウート「インテリっつってくんねえ?体よりも頭の方を動かすのが好きってだけだって」
トール「どう違うんだよ」
ウート「頭脳労働をするか、単に部屋の中から出ないだけってのは類似してるだけの別モンだろ」
トール「一緒でいいだろ面倒クセェ」グダグダ
ウート「つーかアレじゃね?『インテリ』の方が響きが良くね?」
トール「まーなー」
トール「こう、スマートなブレイン持ってる感じだよな」
ウート「お前それルー語になってるからな?」
トール「マジで?」
コポポポ………
2杯目:外見と中身
ウート「お待たせ。こっちの綺麗な方のカップがお前のな」
トール「どう違うんだよ。どっちでも一緒だろ?」
ウート「バカおまっ、違うだろ?器が全然ちげーだろ?お前これコペハーだぞ?」
トール「なんだよコペハーって」
ウート「コペンハーゲン。カップ1つで五万六千円とかするヤツ」
トール「は?たっか!オイオイ大事なのは外面じゃなくて中身だろ?男もコーヒーもよぉ」
ウート「何言ってんだ外見も中身も伴ってるから魅力的になるもんだろうがよ」
トール「…そーゆーもんか?」
ウート「そーゆーモンだろ?」
ウート「つーかお前は逆に影で『トールって、”外見は”いいのにね。外見は』ってグレムリンガールズで言われてっからな?」
トール「へー…なんかショックだな」
トール「でもお前も『ウートガルザロキは軽い見た目がダメだよ。ダメなんだよね』ってグレムリンガールズで言われてたぞ」
ウート「へー…なんかショックだわ」
ウートトール「「まあ言ってたのはシギンだけど」」
ウートトール「「あ、やっぱりアイツか」」
ウート「…ハッピーアイスクリームだな?二回も」ヘラヘラ
トール「何それ」
ウート「ん?同時に同じ事言う事」
トール「でもよ、なんでそんな話題になったんだろうな?」
ウート「んー?ヘルが『グレムリンで彼氏作るなら誰がいいか』ーってシギンの”助言”をもらいに行ったらしいぜ」
トール「へーなんでそんな事知ってんだよ?」
ウート「俺の交友関係は浅く広く、人の口に戸は立てられない、とだけ」ヘラッ
トール「俺、お前だけは敵に回したくねぇな」
ウート「…ちなみにお前は何で俺がシギンに言われてるって知ってたの?」
トール「任務から帰ってきた時にたまたまヘルに言ってるとこ見たんだよ」
ウート「ふーん?」
トール「なんか妙に必死だったけどありゃなんだろうな?」
ウート「……、…さあな」
3杯目:おかしい仲間
トール「ん?そういや今お前が使ってるカップ、コペンハーゲンじゃなくてマグカップじゃねぇか」
ウート「俺はマグカップ派だから」キリッ
トール「ふーん?高いヤツ?」
ウート「んー…まあ二万くらい」
トール「たっか!」
ウート「商品棚で一目見た時に惚れてさあ」
トール「そーかい」
トール「…美味いな。コーヒー」ズズ...
ウート「恐悦至極の至りでございます」
ウート「クッキーあっけど食う?」
トール「ん」
ガサガサ…
トール「…なんかさ、わざわざこういう大皿に布の下敷き敷いてクッキー出されると『いいとこの家のヤツ』って感じだよな」
ウート「品があっていいだろ?」
トール「男っぽくねぇ」
ウート「やかましい」
トール「いいとこの坊ちゃんちに遊びに行った時のおばちゃんって感じだな」
ウート「あー…」
ウート「あ、でもそういやロキじいとかベルシんとこで茶を飲んだ時もこんな感じの出されたぜ?」
トール「何お前あいつらとも交流あんの」
ウート「まあな。結構仲良くしてもらってるよ」
トール「はーん…なあ、俺はお前とぐらいしか仲良くねぇんだけどヤバイか?」
ウート「え?別にいいんじゃね?元よりお前単独任務多いし戦闘とか体鍛えるのって自分との戦いなワケじゃん?」
ウート「それ考えたら『コミュ力無いから友達少ない』とかじゃねえわけだし?」
トール「そうかね?」
ウート「ああ。それに無理して仲良くする必要はねえよ。グレムリンメンバーも中々の付き合い辛いクセモノだらけな奴等だしな」
ウート「多分、相ッッ当、許容範囲広くて何でも許せる人間じゃねえとあいつらと付き合うのとかマジ無理じゃね?って思うわ」
トール「そんなにか?」
ウート「ああ。つーか元より俺らって『自分じゃ絶対に叶えられない望みを叶えてもらう為に』ってだけで違法魔術結社に所属してんだぜ?」
ウート「俺やお前みたいに1つの指向性を持った魔術を極めたヤツらや、学園都市屈指のイカレた科学者で魔術師なベルシ、」
ウート「科学でも魔術でもねえ力持ってて、『全部私のおかげでしょ?』で『上手く使えば世界は私の思いのまま!』なシギンとか」
ウート「…そんな断片的な情報聞いただけでも『絶対そいつらまともじゃねえ』って思うだろ?」
トール「すげぇ納得したわ」ウン
ウート「つーか俺に言わせればお前だってまともじゃねえからな?」
トール「えぇ?俺は割と普通だろ」
ウート「普通の奴は単独で戦艦20隻とやりあえないし、リアル『俺より強い奴に逢いに行く』思考なんかしねえし、」
ウート「あとお前さあ、さっきから俺が話してる間ずっと足だけで筋トレしてるよな?」
トール「こういう時間の時にも強くなる努力を怠らないだけだって」
4杯目:普通とは
ウート「お前さあ…自分が友人との会話を楽しんでる時にふとそいつの足元見たら片足だけでずっと空気椅子しててプルプルしてるのとか見たらどう思うよ?」
トール「『努力家だなぁ~!コイツ強いかな?手合わせしてみてぇな!』」
トール「って思う」
ウート「うん、だからな?普通の人はそんな事考えねえから」
トール「え~そうか?」
ウート「そうだよ」
トール「んー…なぁ、たまに思うんだけどよ」
ウート「何?」
トール「”普通”ってなんだ?」
ウート「…そりゃ哲学的な話か?それとも今使った言葉のニュアンスか?」
トール「どっちもだけどどっちかっていうと前者の方」
ウート「ふうん?」
トール「たまにさ、会話の中で『普通そんな事しないよ』とか」
トール「『お前常識的に考えろよ!』とかあるだろ?」
ウート「あるな」
トール「けどよ、それっておかしいと思わないか?」
トール「例えばさ、家とか室内に土足で入るのって世界的に見たらよくある事だろ?」
ウート「まあ大半はな」
トール「でもそれ、日本でやったらすげぇブチ切れられるだろ」
ウート「ああ…俺も初めてやった時のアレは超ビビったな…」
トール「だろ」
ウート「あのベルシですらも『畳ぞ!?ウート!?おまっ、ちょっ、畳ぞ!?』って超キレてたもんな…」
トール「え?あのベルシが?」ゴクリ
ウート「あの時はマジヤバかった」
トール「あー、その気になる話は今度改めて聞くけどよ…で、あとさ、俺
コメント一覧
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- 2017年01月29日 23:49
- 禁書ってまだ続いてんの?
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