ノキアは27日(現地時間)、通信事業者向けバーチャルアシスタント「MIKA」を発表しました。
プレスリリースによると、MIKAという名称は “Multi-purpose Intuitive Knowledge Assistant” の頭文字を並べたものであり、世界で初めて一般消費者ではなく、通信事業者(のエンジニア)に最適化されたバーチャルアシスタントであるとのことです。
MIKAは「Nokia AVA」と呼ばれる認知サービスプラットフォームに属するサービスの1つとして提供され、ネットワーク関係のトラブルや不具合などを解決する際に必要とする情報を、音声による対話を通じて迅速にエンジニアに提供することを可能にするとされています。
また、MIKAは相手が必要とする情報を自動的に提供するように設計されているほか、通信事業者に特化して訓練されているため、調査の結果、MIKAを利用したエンジニアは、利用しなかった場合に比べて1時間以上も作業時間を短縮することに成功したことも強調されました。
なお、発表時点において、MIKAは “試用版” のみが提供されていますが、来月27日よりスペインのバルセロナにて開催されるMWC 2017にて、デモ展示が実施される予定とのことです。
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