1: 渋柿の木 ★@\(^o^)/ 2017/02/03(金) 11:32:38.07 ID:CAP_USER9.net
昨年の「新語・流行語大賞」の年間大賞にもなった“神ってる”は球界から生まれた流行語だが、
野球人気の衰えとともに昔よく聞いた「俗語」が消えつつある。
プロ野球開幕を3月31日に控える中、昭和ファンがノスタルジックな思いを寄せる野球スラングの今を追った。
昨季、プロ野球をテレビ中継していた地方局のアナウンサーが「ジャンプ一番」と威勢のいい声を発した。
フェンス際の飛球を外野手が捕球する場面。意味的には「いち、にの、さん」に近いが、それ以上に実況アナの「好捕」への願いが込められ、
何よりも野球中継そのものを盛り上げる。
外野手がジャンプするタイミングを見計らって、実況が「ジャンプ一番」と叫ぶシーンは普通にあったが、最近はあまり聞かない。
野球観戦の妙味は、実況や解説の「言葉」に宿る。「スミイチ」(隅一)は、野球通であれば抑えておきたい。
初回にいずれかのチームが1点を取った後はゼロ行進、そのままゲームセットになる試合のことを指す。「今日はスミイチの投手戦だった」と使う。
シーズンを通して「スミイチ」に該当する試合は数試合あり、電光掲示板の数字の並びに「小さな発見」を見いだして呼んだ。
■「巨人キラー」の今昔
巨人がべらぼうに強かったV9時代。「巨人キラー」と呼ばれる本格派の投手が敵チームに“君臨”していた。
古くは国鉄などで活躍した400勝投手の金田正一、阪神の村山実、大洋の平松政次、中日の星野仙一…。
憎らしいほど強い巨人に闘志を燃やし、死に物狂いで勝ち星を挙げた男たち。
ところが、彼らの巨人戦における勝率を見ると5割をわずかに上回る程度で、1959年の「天覧試合」(後楽園)で長嶋茂雄と名勝負を演じた村山に至っては、
通算39勝55敗と黒星がだいぶ先行している。
ところが、巨人が弱くなれば“キラー”の存在感は薄まり、言葉の重みもなくなる。「
アンチ」(巨人嫌い)「巨人・大鵬・卵焼き」「伝統の一戦」(巨人-阪神戦)と言われてもピンと来ないのと同じ構図といえる。
ところで、三振を量産する投手のことを「ドクターK」と呼んだ時代があった。ドクターは「博士」の意。直訳すれば「三振博士」ということになる。
大リーグ、メッツなどで1980年代に活躍したドワイト・グッデンは「ドクターK」の異名をとった。
日本でも野茂英雄が「ドクターK」の称号をほしいままにしたが、代名詞である「トルネード投法」とともに消えた。
>>2以降に続く