9479934とあるフクロウカフェで働いていたという元従業員が、その実態をNPO法人アニマルライツセンターに告発し話題となっています。告発によると、2015年から2016年に働いていたというフクロウカフェの内部事情が、あまりにフクロウたちにとって酷い環境であったとしています。



フクロウカフェの元スタッフが内部告発


本来生きられたであろう寿命を待たずに亡くなったフクロウは、「お迎えが来て新しい飼い主さんに引き取られた」とお店のホームページで虚偽の報告をされ、亡骸はその都度裏の空き地に埋められていたそうです。

糞尿が増えるという理由で与える水分を極端に減らされており、喉が乾き嘴の下に特徴的なサインを出しても対処されることはありませんでした。

体調不良となり死んでいったフクロウはギリギリまで我慢し、止まり木から急に落ちて倒れるような形で死んでいった子もいたそうです。


人気のある「フクロウカフェ」



告発した元スタッフによると、働いていた1年で亡くなったフクロウの数は7羽。明らかに異変があったにもかかわらずオーナーがフクロウを動物病院につれていくことはなかったのだとか……。

また、フクロウの飼育だけでなく、カフェに訪れたお客様に提供する飲み物を扱う流し台で、フクロウのエサであるウズラやネズミを扱っていた問題も指摘されており、衛生管理面に対しても疑問の声が上がっています。


フクロウカフェの元スタッフが内部告発
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その他にも、違反していると考えられる点がいくつも挙げられています。
   
「自由に動き飛ぶことのできる広い空間、水浴び場や砂場、飲水設備、様々な形状の止まり木、これらはフクロウにとって必要なものです。(中略)

触ってみたくなる気持ちは分かります。しかしその欲求を満たすために、フクロウは自由を奪われ不特定多数の人に触られ続けています。フクロウカフェが乱立する今、これが果たして人と動物との正しい関係なのかどうか……」・・


拘束されて動けない フクロウのカフェの撤廃を