いけさんフロムエル : 「プラチナエンド」～すべてのカギを握るのは？ルベルの涙と監視者の異変！！

ブログネタ：: ジャンプＳＱ．に参加中！

大場つぐみ・小畑健によるジャンプＳＱ．連載「プラチナエンド」第１６回です。
今月は巻頭カラーで登場しました。

ついにコミックス第５巻が発売された「プラチナエンド」。
毎回ページ数が多く、わずか３話でコミックスが出せる分量になっている訳ですけど、そのおかげで週刊連載に引けを取らないコミックス発刊ペースになっています。
その「プラチナエンド」が今月は５１Ｐだったんですけど、これって徐々に減っていく前触れなのでしょうか？
かつてウルトラジャンプに移籍した「ジョジョ７部」も当初は３話で一冊ベースだったのが、今では４話、場合によれば５話収録されるケースも出る様になっています。
作者の年齢的な理由もあるかと思いますけど、ファンとしては出来るだけ多く読みたいと思う訳で、作家の先生方にはこれからも（体を壊したら意味がないので、無理をしないレベルで）頑張ってもらいたいところです。
ちなみに５巻巻末の予告によると６巻は６月発売だそうで、初めて発売間隔が４ヶ月になる様です。

さて、メトロポリマンの下僕にしてもらう為に六階堂の妻と娘を人質に捕らえた底谷一。
遊園地のミラーハウスに２人が閉じ込められているのを確認した明日たちだったが、２人を見るや六階堂は中に飛び込んでしまう。
閉じ込められた３人を救う為、一に対して白の矢を放ってみせた明日。
メトロポリマンも現れ、２対１のピンチに陥った明日だったのだが…！？

ミラーハウスの入り口に降り立った明日。
何をするのかと思いきや、何とそのまま中に入ってしまった？
まさかの行動だが、やはり誰も死なない方法を考えていた様子。
六階堂に妻を、娘を自分が抱えて見えない速さで中を飛び続ける事にした明日。
上から確認出来なくなり、これでとりあえず矢で刺される事から免れる事になったらしい。

そんな明日の行動を「本物のバカ」だと吐き捨てたメトロポリマン。
疲れて飛べなくなるのを待てばいいと言うメトロポリマンだが、六階堂がこんなに簡単に中に入るとは自分でも思っていなかったのだという。
「家族愛…ってやつだろう」
そんな六階堂の行動原理が家族愛にあると感じたらしいメトロポリマン。
「カ…カゾクアイって　何？」
だが、そんなメトロポリマンの言葉に一が異様な反応を！？

メトロポリマンの前で取り乱し始めた底谷一。
橋の下のほったて小屋に住むなど、貧乏な上に家族に全く恵まれなかった一ですけど、やはりそんな彼にとって「愛」とは最も信じられない言葉なのか？
一方で、苛立ちを見せた事を考えると、ずっと強い憧れがあったにも関わらず自分には無縁だと封印していたものが再び頭をもたげて来たのかも知れません。
メトロポリマンに憧れ、下僕になる事を望んだ一。
実は、そんな彼かが本当に欲しかったのは上下関係ではなく、自分を家族だと言ってくれる者なのか？
もし明日たちが本当の意味で受け入れてくれたならメトロポリマンから離れる可能性もあるのでしょうか…？

明日たちが動けなくなるのを待つ意味はないと、現場を一に任せて去る事にしたメトロポリマン。
一に矢を刺される可能性もあると、警戒を怠らないメトロポリマンですけど、実際にそうなる可能性もあるのかな？
一方、中に飛び込んだ明日だが、策があった訳ではなかった様子。
飛び続けながら作戦を考えつつけた明日。
娘が震えている事に気付いて笑顔を見せた明日ですけど、光速みたいな超スピードで飛んでいて生身の人間が平気なのかちょっと心配ですね。

「六階堂さん　出られるかもしれません！」
そんな中、何かを思いついたらしい明日。
天使たちですら疑問を持つ明日の思い付きだが、メトロポリマン・生流奏は出られないと確信している様子。
こちらの会話が聞こえ無くなれば出られた事が相手にも伝わると考えた明日。
その瞬間、何の音もしなくなったミラーハウスだが、苦しまぎれで単に出たフリをしているとメトロポリマンは理解したらしい。

そんな事態にこの先何があっても確認しない様に一に厳命したメトロポリマン。
この状態で２人の存在を理解出来るのはバレとナッセだけであり、完全に時間との勝負になってしまいました。

閉じ込めた一なら出る方法も知っていると考えるも、それを引き出す事は困難だと理解する明日。
その一は待っている事に疲れ果て、メトロポリマンに何かを提案するたびに文句を言われる事に。
そんな一が思っていたほど使えないと感じたメトロポリマン。
六階堂を殺したらすぐに殺そうと考えたメトロポリマンですけど、今の状態なら満足して死んで行く様な気もします。

一方、朝になっても明日たちが帰って来ない事から咲もいよいよ精神的に追い詰められてしまったらしい。
翼がなくても戦うと、みんなのところに行こうとする咲。
「ごめんよ咲…役立たずの天使で…」
そんな自暴自棄になる咲に対し、自分が力がないばかりに希望を持たせる事が出来ないと、謝罪するルベルだったのだが…。
何と、そんなルベルの目に涙が！？

涙を流している自分に驚いたルベル。
誰かのために涙を流すのは人間だけと、天使の書物にも記している様に天使は涙を流さないのだという。
その涙が輪の様に自分の頭上に集まって行くのを目にしたルベル。
そんなルベルにいきなり神の声が！？？

『ルベルよ　おまえは涙を流した』
涙を流した天使は前例がなく、ルベルは人間のために涙を流した初めての天使だと言う神。
人間の気持ちを理解し共感できる天使になったのだという。
『これからおまえは１級となりこう名乗るがよい』
『感情の天使ルベル――』
何と、ルベルが１級天使に昇格したのだ！！

まさかの理由で昇格を果たしたルベル。
目指していた特級ではなかった訳ですけど、あるいは人間・咲を愛する様になったらそれもあり得るのか？
結局、これまでなかった事を成し遂げた事が評価された訳ですけど、だとすると生流奏の天使メイザが無級から特級になったというのも何か前例がない事を成し遂げているのかも知れませんね。

「受け取って咲　翼の輪だ」
頭の輪を一つ手に取り、咲に渡したルベル。
「咲…行こう！明日達のところへ！」
「うん！」
涙を浮かべて喜ぶ咲ですけど、この瞬間をどれだけ待ち望んでいたのか？
そんな翼を得てパーフェクトモードをお披露目した咲ですけど、これまで出番がなかったこの姿もこれからは何度も見られるのかも知れません。

目的を達成し、ついにナッセたちと合流を果たしたルベル。
そんな彼を待っていたのは勘の天使バルタだった。
「また嫌な奴が…」
１級昇格をお祝いされるもバルタを警戒するルベル。
自分の神候補の為に動く訳でもないバルタがどう動くのか読めないでいたナッセとバレですけど、ルベルも彼の予測不能過ぎる行動に振り回されてしまうのか？
これからどう動くのか、自分の勘で決めるというバルタ。
「その勘によれば…」
「新たに現れる者がすべてのカギを握る」
咲がすべてを決めると言わんばかりのバルタですけど、勘というよりすでに予言に近い感じがします。

赤の矢を準備する咲に対し、メトロポリマンに刺されているなら気付かれるだけだと注意するルベル。
そんな咲に刺すだけ刺してみたらとゴーサインを出すナッセですけど、あるいは一は刺されていないと彼女には何か感じるものがあるのかな？
死角から赤の矢を刺す事に成功し、自分に惚れさせる事に成功した咲。
だが何と、メトロポリマンへの強い思いから苦しみ始めてしまった！？？

赤の矢が刺されながらもそのまま流されなかった底谷一。
あるいは最後の最後まで抵抗し、メトロポリマンの障害にならない様に自害する可能性もあるのか？
一方で、この事態はメトロポリマンにとって想定外のはずで、すぐに確認に動くはずです。
もし咲が完全に操ってしまったのなら明日たちを解放するばかりか生流奏の名前を口にする可能性もある一。
果たして、そんな一を始末するのはメトロポリマン自身なのか？
笑って様子を伺っているだけのバルタはそんな結末が望みなのでしょうか…？

【関連記事】
◎大場つぐみ・小畑健コンビが復活！「プラチナエンド」ジャンプＳＱ．で連載開始！！
◎「プラチナエンド」～幸せな家庭をつくれたら…！殺意のある天使と動き出す神候補者！！
◎「プラチナエンド」～正義のヒーロー降臨！？天からの遣いメトロポリマンと入学式の出会い！！
【ここから２巻】
◎「プラチナエンド」～チーム結成！？悪知恵の天使ルベルとメトロポリマンのメッセージ！！
◎「プラチナエンド」～超文明戦隊メトロファイブ集結！刺された神候補と人間を操る力！！
◎「プラチナエンド」～特級天使ナッセ降臨！繰り返される惨劇と雨の訪問者！！
【ここから３巻】
◎「プラチナエンド」～神になる気があるのか？新たなる神候補とメトロポリマンの正体！！
◎「プラチナエンド」～だがそれでもいつかは…！暴走する殺人鬼と英雄への凶器！！
◎「プラチナエンド」～もう人が死ぬのを見たくない！炎のタワーと本番の始まり！！
【ここから４巻】
◎「プラチナエンド」～痛いほどわかってるけど、だったら何？激突する矢と仮面の下の素顔！！
◎「プラチナエンド」～架橋くんを好きになれない！疑惑の視線と絶望の少女！！
◎「プラチナエンド」～ずっと友達だって言ったのに…！絶望の告白と動き出した少女！！
【ここから５巻】
◎「プラチナエンド」～目指せ特級天使！帰って来た矢と迷いなき一撃！！
◎「プラチナエンド」～ポリマン先輩を守らねば！“勘”の天使バルタと下僕になった神候補！！
◎「プラチナエンド」～六階堂、捕らわる！？ルベルの決意と２対１の選択！！

◎「バクマン。」～夢は必ず叶う！漫画家サクセスストーリーついに完結！！
◎「バクマン。ａｇｅ１３」～週刊少年ジャンプに映画公開記念・特別読切が前後編で登場！！
◎「バクマン。ａｇｅ１４」～そして２人は出会った！観察する天才と忘れていったノート！！

◎第５巻ついに発売！