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【名無しの鬼女】 さんありがとうございます!

[投稿日時] 2017年02月02日 15:30
■体験談

3歳位の頃、母と一緒に買い物しにスーパーに行った。その時綿あめの実演販売(何かの景品だったかも知れん。よく覚えて無い)があった。
キラキラした小石(ザラメ)がふわふわな綿に変わるのが魔法みたいで面白くて、傍でじーっと見てたら母に頭を叩かれた。引きずられる様にその場から離されて「見っともない事するな!」と凄い剣幕で怒られた。母には綿あめをじっと見つめる私がコジキみたいに見えたらしい。






幼児は幼児なりに反論したが(まあ泣き過ぎてしゃくり上げてて、何を言ってるのか分からんかっただろうが)母は更に腹を立て、私を「食べ物に意地汚い子」と決めつけた。
それ以降何か食べ物が無くなると母は真っ先に私を疑った。犯人だと決めつけられて私は何度も食事抜きにされた。つまみ食いの犯人は殆ど兄。もしくは母の勘違い。私が幾ら違うと言っても判定は覆らなかった。絶対私のせいになると分かって兄は調子に乗り何度もつまみ食いする。どんどん私は食事を抜かされた。父は母の言う事鵜呑みして取り合わず。まともに食事にありつけるのは幼稚園の弁当(流石に弁当持たせないと幼稚園に怒られる。でも中身はスカスカ)とおやつ、小学校の給食だけになった。
ガリガリの私が給食を貪るように食べ、お代わりまでするのを不審に思った1年の時の担任の先生が事情を知って、急遽家庭訪問し母に注意してくれたが、母は「私子がいくら注意してもつまみ食いするから罰しているだけ」と主張し続けた。埒が開かなくて(当時虐待が問題視されてなかったので今みたいに警察沙汰とかにする事が出来なかったようだ)遂に先生が動いてくれて、いろいろあって(どう動いたのかは子供だった私には分からない)私は父方の親戚に預けられ、やっと飢餓地獄から解放された。
私が家から居なくなってもバカな兄はつまみ食いを続け、やっと長年の犯罪は兄のせいだと分かったらしいが、母は「私子の影響でお兄ちゃんもつまみ食いを始めた」と思い込んでて私に一切の謝罪もなかった。私も完全に母は最初からいなかったと思う事にした。
引き取ってくれた親戚は私に食事をきちんと与えてくれたし必要なものは買ってくれたし高校までは行かせてくれた。でもちょっと壁を作られていて、実子の様に甘えるとか我儘とかは一切出来なかった。でも居候の身だしこれで充分。今でも感謝している。
私は自分の家庭と言うものに希望も夢も全く見い出せず、若い頃は彼氏も出来たが結局結婚はせず、50をかなり超えた今も一人。何年か前に実の両親が相次いで亡くなったと世話になってた親戚から聞いたが、涙一つ出ず。ああ私は心も無いんだなと思っていたが、去年私の為にいろいろ動いてくれたあの担任の先生が亡くなったと聞いた時は号泣した。お葬式でも人目憚らず号泣し、さぞかし周りの人はドン引きしただろう。あの時の参列者の方々ごめんなさい。あの先生には年賀状を50年以上ずっと出してたけど、碌に恩返しもしないまま。本当に情けない。これだけが心残り。
兄は結婚したらしいが、子供を作る間もなくあっという間に嫁さんに逃げられ60近い今も一人らしい。多分母にイビラれたんだろうな。…こういう元家族情報を話をいちいち親戚が私に伝えて来るんだが正直言って余計なお世話。もう絶えていいよ、あんな家。


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