モバP「もう限界なんです」
モバP「ちひろさん」
ちひろ「はい?」
モバP「ちょっとお話が」
ちひろ「なんですか、また乃々ちゃんに逃げちゃいました?」
モバP「いや、あいつは見当たりませんがそれとは別のことで相談が」
ちひろ「?」
モバP「実は、あいつらのマネジメントをやめたいんです」
ちひろ「え、どういうことですか?」
モバP「だから、俺もう彼女たちをを車で送迎したりスケジュールの管理をしたくないんです」
ー事務所の廊下ー
乃々「…隠れて聞いてたら、た、大変なことになってるんですけど……」
乃々「とりあえず大人組に相談しなきゃ…確か近くのスタジオに……」
ー事務所ー
ちひろ「辞めちゃうんですか?」
モバP「……」
ちひろ「こ、困りますよプロデューサーさんがいなくなっちゃったら」
ちひろ「小さい子たちを送る人もいなくなっちゃうし…」
モバP「そこですよ!!」
ちひろ「!?」
モバP「そもそもなんで俺がアイドルの送迎をやってるんですか!?俺は企画を考えるためにこの職に就いたのに!」
ちひろ「それは、うちが小規模な事務所だからプロデューサーさんにマネジメントもお願いするしかなくて……」
モバP「200人近く所属タレントがいるこの事務所のどこが小規模じゃい!!」
モバP「確かに最初の頃は?3人くらいしかいなかったし?あまり仕事もなかったから?なんとか仕事こなせましたけど?」
モバP「正直受け持つアイドル10人超えたあたりからキャパオーバーだったんですよ!」
モバP「杏とか乃々とか手のかかる子も入ってくるし!」
モバP「大人組には毎晩飲み会に連れていかれますし!」
モバP「イヴとかライラはビザ切れてるし!」
モバP「なんか仕事の書類に婚姻届紛れてて危うく記入しそうになるし!」
モバP「あいつらどんどん売れて忙しくなるし!」
モバP「とにかくもう限界なんです……!」
ちひろ「ひええ」
モバP「マネージャー、いや、人員を補充して下さい…」
モバP「もう、もうホントに無理なんです……」
ちひろ「はあ……」
ちひろ(思ったより大変だったみたいですね……)
ちひろ「分かりました、部長には私から話しておきます」
ちひろ(絶対人員なんて増えないでしょうけど)
モバP「本当ですね?」
ちひろ(だってうちの事務所、プロデューサーさんのためにアイドルやってる子ばっかですし)
ちひろ「ホントデスヨー」
モバP「お願いしますよ?」
ちひろ「は~い」
ちひろ(まあスタドリちょっと濃くすればいいか)
ースタジオー
乃々「……というわけなんです」
早苗「なるほど、それは深刻ね…」
楓「マネジメントさせられるのが大変だから辞めたい、と……」
美優「…とりあえず事務所のラインにプロデューサーさんに迷惑かけないようにって送っておきますか?」
瑞樹「いえ、それだけじゃ足りないわ。モバPさんの負担をできるだけ減らさなきゃ」
あい「ふむ、免許を持っている人は積極的に年少組を送り届ける、とかかな」
留美「なら中学生以上は自分で現場に向かわせましょう」
乃々「……高校生以上の方がいいと思います」
留美「え?」
乃々「あ、あの、くるみちゃんとか、ほたるちゃんとかが……」
早苗「……そうね、不安な子も何人かいるし、一人で現場に行かせるのは高校生からにしましょう」
乃々(……よし)
楓「……」ジー
乃々「ひっ……!」
乃々(ね、狙いがバレてるんですけど……!)
文香「…あと、飲み会に誘うのも控えたほうがいいと思います……」
楓「!!」
文香「プロデューサーさん…いつも二日酔いで寝起きも辛そうでした……」
早苗「うぐっ」
文香「それに…辛い日に限って書類に婚姻届が紛れてて油断できないと……」
留美「……」
瑞樹「…仕方ないわね、なるべく控えましょう」
美優「では、その旨皆さんに送っておきます」
美優『プロデューサーさんが仕事が大変だから辞めたいとちひろさんに相談したみたいです』既読188
美優『皆さんには、自分でできることはなるべく自分でやってほしいと思います。そうやってプロデューサーさんへの負担を減らさないと、いつか本当に辞めてしまいます』既読188
美優『よろしくお願いします』既読188
???「うふ…プロデューサーさんがプロデューサーをやめれば一般人……結婚をしても何も問題は……」
ーーーーーーーーーーーーー
乃々「それから事務所は一変しました」
ーーーーーーーーーーーーー
183人+トレーナー4人+ちひろ1人-美優さん1人=187……あれ?
あの子…
ー事務所ー
モバP「ありす!送るぞ」
ありす「結構です、レナさんに送ってもらうので」
モバP「…そ、そうか」
モバP「……」
モバP「あ!くるみ、鼻水出ちゃってるぞ、拭いてあげるからこっち来なさい」
くるみ「ふぇぇん…じ、自分で拭きましゅ…」
モバP「…お、おう」
モバP「……!」
モバP「おーい奈緒、今日初めての現場だろ?一緒に挨拶行こうか」
奈緒「い、いいって!一人で出来るから!」
モバP「……了解」
早苗「いや本当にあそこの店お酒の種類多いの!」
瑞樹「いいわね、今日行きましょうか」
楓「ふふ、楽しみです」
モバP「!!」
モバP「皆さん、今日飲みに行くんですか?」
早苗「!」
早苗「え、えーと、あはは」
瑞樹「……」
美優「…今日は行かないです」
モバP「え?……わかりました」
モバP「……」
モバP「……はあ」ヴーッヴーッ
モバP「……あ、トレーナーさんから電話」
モバP「もしもし、どうしました?」
モバP「えっ、乃々がレッスンに来ていない?」
モバP「すみません、すぐ見つけて連れて行きます」
モバP(まったくあいつは……!)
モバP「行ってきまーす!」ガチャ
早苗「……なんか悪いことしちゃったわね」
美優「でもこうでもしないと…」
留美「それにしてもなんで乃々ちゃんを探しに行くのにあんなに元気だったのかしら?」
瑞樹「分からないわ…」
ー車内ー
モバP「まったく乃々は!どうして逃げようとするんだ!」
乃々「うう…こんなにすぐ捕まるとは思わなかったんですけど……」
モバP「乃々は俺がいないとダメだな!マジで!」
乃々「……怒ってるはずなのになんで笑顔なんですか…理解できないんですけど…」
モバP「……もっと逃げ回っていいからな?」
乃々「え……」
モバP(何故だか事務所のみんなが俺を避けるようになった今)
モバP(乃々だけでも俺に今まで通り接してほしいなんて、わがままなのかな)
乃々(い、意味不明なんですけど…!)
ーーーーーーーーーーーーー
乃々「もりくぼは変わりませんでした……。いきなり性格変えるなんてむーりぃ…」
乃々「でも、こんな雰囲気がしばらく続いたある日、またもりくぼは聞いてしまいました」
ーーーーーーーーーーーーー
ー事務所ー
モバP「ちひろさん」
ちひろ「はい?」
モバP「ちょっとお話が」
ちひろ「なんですか、また乃々ちゃんに逃げちゃいました?」
モバP「いや、あいつは見当たりませんがそれとは別のことで相談が」
ちひろ「?」
モバP「実は、プロデューサーをやめたいんです」
ちひろ「え、なんでですか?」
モバP「俺にはもう彼女たちを輝かせる自信がないんです」
ー事務所の廊下ー
乃々「…隠れて聞いてたら、た、大変なことになってるんですけど……」
乃々「とりあえず大人組に相談しなきゃ…確か下の自販機コーナーに……」
ー事務所ー
ちひろ「辞
コメント一覧
-
- 2017年02月06日 15:15
- どっちが医者でどっちが患者かが問題だな
-
- 2017年02月06日 15:18
- ブリッツェンはLINEできるのか…
-
- 2017年02月06日 15:19
- 1人多かったのはあの子じゃなくてブリッツエンだったか
-
- 2017年02月06日 15:33
- だからもはやクローンを作るしか解決法はないとあれほど
-
- 2017年02月06日 15:40
- なんかちっひに非はないように思える・・・
-
- 2017年02月06日 15:42
- みりあ氏のせいで逮捕ありそう
-
- 2017年02月06日 15:46
- ビザ切れてるで草
-
- 2017年02月06日 15:55
- しかし765にしろ346にしろマネージャーにホワイトアルバムの弥生さんみたいな人が入ったら…
アイドル全員辞めるんじゃなかろうか
-
- 2017年02月06日 16:01
- ※4
??「できたぞ!モバPだ!」
-
- 2017年02月06日 16:13
- ※1
どっちにしてもだぞ
P医者なら「それじゃあ聴診器当てたり触診しますね」
P患者なら「ここが固くなって苦しいんですよ……」
-
- 2017年02月06日 16:14
- 企画立案もマネージャーの仕事なんだよなぁ
-
- 2017年02月06日 16:15
- 悪いのはどうみても社長あたりなんだよなぁ
-
- 2017年02月06日 16:23
- (誰も突っ込んでないけど寝起きに文香が隣にいるのはおかしくないだろうか…)
-
- 2017年02月06日 16:24
- フェイフェイビザキレテナイヨー‼
ワスレナイデェー‼
-
- 2017年02月06日 16:51
- ※13
事後なんじゃね?(無垢な瞳)
-
- 2017年02月06日 16:58
- ※9
やめろ!
どうぶつの森だと完全犯罪になっちまうんだぞ!
-
- 2017年02月06日 17:00
- こうして考えると、どこかの男達のプロダクションや
50人位しかいないプロダクションなら
プロデューサー君1人でも全然大丈夫なようだね!
-
- 2017年02月06日 17:05
- (何?文香は寝起きにいるものではないのか?)
-
- 2017年02月06日 17:21
- モバP「もう限界なんです」
運営(蛍光緑)「いや、まだまだ課金できるだろう」
-
- 2017年02月06日 17:23
- モバP「実は、課金をやめたいんです」
蛍光緑(鬼悪魔)「甘えるな」
-
- 2017年02月06日 17:25
- モバP「起きたら文香がじっとこっちを見てるし……」
ふみふみは何してんですかねぇ
-
- 2017年02月06日 17:37
- ※16
某ss思い出した訴訟
-
- 2017年02月06日 17:43
- レスリングかと思った
モバP「毎日が辛い!」的な
-
- 2017年02月06日 17:55
- マネジメント業が大変だからって負担少なくしたのに、そうしたらそうしたで皆よそよそしくて嫌われてるとか、頭大丈夫なんだろうか
ちっひが負担を少なくするように言った結果だと伝えれば済むんじゃないのか
-
- 2017年02月06日 18:06
- ※24
既に事務所以外での交友関係も趣味も失ってるから事務所のメンバーと距離を置くとボッチになる…
そうなると仕事以外では充足感を得られない仕事だけする人間ができあがる
完全に洗脳された状態だね
カルト宗教なんかではそのために信者以外の交友関係を積極的に排除させるんだよ
-
- 2017年02月06日 18:07
- ※24 いやこれはアイドル達が気を使いすぎでしょ。
泰葉、仁奈、杏あたりに「1人でできますから」なんて言われたら凹んでもう立ち直れる気がしないぞ
-
- 2017年02月06日 18:15
- ブリッツェンはいるのにヒョウくんさんはいないのか…
-
- 2017年02月06日 18:24
- 頭大丈夫な奴がPなんかしてるわけないだろ……
-
- 2017年02月06日 18:48
- みりあちゃんは何を言ってるんだろう
-
- 2017年02月06日 18:49
- ◎ ヒョウくんさん
○ アッキー あの子
△ ブリッツェン 美城専務 部長
▲ ペロ ハナコ
Χ 新田弟 社長
さぁ、どれだ?
-
- 2017年02月06日 18:51
- ※30
わんこ「解せぬ…」
-
- 2017年02月06日 18:55
- ※29
みりあも手術するー!
-
- 2017年02月06日 19:16
- いや、なんで人員増えねーんだよ
-
- 2017年02月06日 19:18
- ※18
(貴様、直接脳内にだと!?)
-
- 2017年02月06日 19:21
- ちひろの課金に耐えられる様な奴がそうそう見つかるわけ無いだろ(ガチャガチャ
-
- 2017年02月06日 19:46
- ※33
そら(人員増えたらモバP担当じゃなくなったアイドルがやる気を失うから)そうよ(人員は増やせないよ)
-
- 2017年02月06日 20:33
- 企画立案だけするPを雇えばいいだけだと思うんですけど(名推理)
-
- 2017年02月06日 20:36
- ※37
そうか、何もPをPのままにする必要はなかったんだ
これからマネージャーとか奴隷とかペットとか共用恋人とかガチャ回すだけの人とかになって貰えば良かったんだ!!
-
- 2017年02月06日 20:53
- 961よりブラック体質の765が真っ白に見えるレベルのブラックで草も生えない
-
- 2017年02月06日 21:00
- おかしいいな。アイマス世界では、「マネージャー」という言葉はヴァイオレット以上のクリアランスで無ければ知りえないはずなのに?
-
- 2017年02月06日 21:38
- ブラックで有名な765でさえPがピンチな時は高木社長が働くというのにモバマスの社長は本当に何もしないな
-
- 2017年02月06日 21:50
- ※23
モバP「つれーわー毎日つれーわー」
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