2017年02月07日
『日経、何故任天堂はガチャ課金ゲームを始めたのか?という記事』が掲載中。
任天堂らしい課金システムなのか?
では、『ファイアーエムブレム ヒーローズ』で採用されているガチャ課金は、一般的なソーシャルゲームのガチャ課金と比べたとき、任天堂ならではの違いはあるのでしょうか? それとも同じ仕組みなのでしょうか?
答は「まったく同じ」です。ガチャ課金としては、王道中の王道になっています。
ゲームの概略を説明しましょう。これは8マス×6マスのマップ上で、英雄たちを操作して戦うシミュレーションRPG。敵と接触するとバトルか始まり、マップ上にいる敵を全滅させればステージクリア。次のマップへと進むことができます。
ゲーム攻略のカギを握るのは、敵と戦う英雄たち。この英雄たちは、オーブと呼ばれるアイテムを消費して召喚できるのですが、どの英雄が召還できるかはランダムです(注:キャラの属性だけは選べる)。オーブはストーリーを進めれば集められるものの、ショップで購入することも可能。つまり、素早くたくさんの英雄を集めたければ、たくさんお金を払う必要があるという仕組みになっています。
とりわけ「過去のファイアーエムブレムシリーズに出てきた、お気に入りの英雄たちを召還したい!」というモチベーションの高い人は、ついガチャを回したくなるゲームになっている、といっていいでしょう。オーブは1個あたり80円で購入でき、召還に必要なオーブは5個なので、英雄ひとりにつき400円の課金が必要となります。(注:オーブをまとめて購入すると割引サービスあり。また英雄を連続で召還すると必要オーブ数が少なくなるサービスもある)
また、同じ英雄であっても、それぞれ個体差(能力の差と考えてください)が違うものが入手できることもあるため、より強力な英雄がほしいという気持ちを誘発するようになっています。さらには連続でガチャを回すほど、より希少な英雄の入手確率が上がる仕組みを採用するなど、まさしく、ガチャ課金の王道といっていいシステムが採用されています。
一方、過去のシリーズ作に強い興味のない人(個々の英雄たちに思い入れが薄い人)は、ガチャを回すモチベーションが高くならないため、とくに課金することなく楽しめるゲームであるのも事実です。このゲームのガチャ課金は、熱心なシリーズファンの心ほど強くくすぐるように設計されています。
・・・と課金するほど楽しめるという趣旨になっており、その点はプレイした人の感想を聞くのが一番でしょうね。こうしたアナリストは実際にプレイしないでこうした観測記事を書くので、その辺はスマホなれしているゲーマーがどう感じるかといえるものですね。
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