94821414匹のパグ犬を飼っていた女性は昨年の大晦日の夜、ごちそうとして缶入りのドッグフードを食べさせた。ところが4匹とも急に具合が悪くなり、1匹は未明に死んだ。4匹が食べたのは、米国のメーカー「エバンジャーズ」のベストセラー商品だった。



高級ドッグフードに安楽死薬混入、米老舗メーカーがリコール


エバンジャーズは即座に調査を開始し、1カ月かけて調べた結果、動物を安楽死させる際の麻酔薬として使われるペントバルビタールが混入していたことが判明。

その週に製造されたHunk of Beefシリーズ製品すべてを対象に、ワシントン、カリフォルニア、ニューヨークなど米15州でリコールを発表した。


問題のドッグフードと被害にあったパグ犬
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82年にわたってペットフードを製造してきた同社にとって、リコールは今回が初めてだった。

ペントバルビタールは厳格な規制対象の薬品で、動物を安楽死させる場合は獣医師が投与する。

しかしペントバルビタールを使って安楽死させた動物であることを明記する義務はなく、そうした動物が食品供給網に入り込むことを防止できない可能性がある。


Evanger's dog, cat food recalled due to possible sickness, death