【シンデレラガールズ】もしアイドルのプロデューサーが兄弟だったら【その2】
関連記事:【シンデレラガールズ】もしアイドルのプロデューサーが兄弟だったら例として『弟→兄』のような公式を改変した設定もあるけどそれはスルーしてくれ。
【日野茜なら兄も熱い】
茜「兄さん! 走りましょう!」
P「おう! 絶好のダッシュ日和だな!」
ダダダダダ!!
ちひろ「事務所内では走らないでください!!」
事務所の外
茜「に、兄さーん! ま、待ってくださーい!」
P「そんなに声出るならまだまだ行けるはずだぞ茜!!」
茜「兄さん速くて追いつけませーん!」
P「しかたないな! ちょっとペース落としてやるよ」
茜「ありがとうございます!」
P「よっしゃ! じゃああの夕日に向かって走るぞぉ!!」
茜「はいっ! どこまでも付いていきますよぉ!!」
ダダダダダ!!
ちひろ「も~! あの二人はどこへ行ってしまったんですか!?」
日が沈んでから帰って来た。
菜々「ウーサミン!!」
P「姉ちゃん……」
菜々「ちょちょちょちょちょっと、その呼び方はダメー!!」
P「あぁ……そっか」
菜々「菜々のことは菜々って呼んでって言ってるでしょ!?」
P「おね……菜々さん」
菜々「さん付けってなんだか違和感ある……」
P「……まあ見た目だけなら誤魔化せるけどさ」
菜々「見た目? 何言ってるんですか!? 菜々はれっきとした女子高生! 永遠の17歳なんですよ!」
P「………………はい」
菜々「お願いだから引かないでぇ!!」
菜々「何か言った?」ジロ
P「いえ、何も……」
P(素になるの怖いよ)
菜々「いいから、絶対にお姉ちゃんって呼ばないでね」
P「わかったよ」
P(仕事しづらいなぁ……担当替えてもらえないかな?)
菜々「あ、そういえば冷蔵庫にビールあったかな?」
P「そういうところ」
菜々「何が?」
P「もっと女子高生らしい話してよ」
菜々「え″っ」
杏「おはよう兄貴……ふわぁ」
P「おう、おはよう。顔洗って来いよ」
杏「わかったー」
P「俺先に行くわ。朝ごはん出来てるからちゃんと食えよ」
杏「オッケー」
P「あと着替えそこな」
杏「うん」
P「じゃ、行ってきまーす」
杏「行ってら~……はぁ」
杏(世話焼きすぎ……ま、楽でいいんだけどさ)
杏(いつも使うヘアゴムとアイロンも用意してある。杏の歯ブラシに歯磨き粉ついてるし)
杏「……」
杏(あ、制服、アイロンがけしてある)
P(杏、二度寝してないかな? 学校間に合えばいいけど)
P(メール送っとこう)
放課後
「杏ちゃんじゃあね!」
杏「ばいばーい」
杏(これからアイドル活動か~……サボっちゃおうかな。あ、携帯光ってる)
杏「下校中にメールチェック♪……うげっ」
杏(新着4件。全部兄貴じゃん)
杏(何々? 『二度寝しなかった?』『学校間に合った?』『お弁当持った?』『今日、事務所来る?』)
杏(過保護かっ!)
杏(ま、兄貴のために行ってあげようかな)
杏(送信……っと)
P(ん、メールだ)ピピピ
P「お疲れ」
「先輩仕事早いっすね。もう帰りっすか?」
P「いや、杏が来るみたいだから残る。手伝おっか?」
「いえ、お気遣いありがとうございます」
ガチャ
杏「よっ、兄貴」
P「おー、お疲れさん」
杏「杏、今日はちょっと頑張ってもいいよ」
P「いいことあったか?」
杏「まあね~」
杏「保護者じゃないんだから」
P「別にいいだろ」
杏「ねぇ、兄貴」
P「何?」
杏(いつもありがとう……なんて素直に言えるわけもないじゃん)
杏「杏、印税で楽に生きていきたいな~」
P「ははは、お前なら頑張ればできると思うぞ」
P「美波おつかれー」
美波「あ、お兄ちゃん!」
P「レッスン疲れたろ」
美波「うん、でもお兄ちゃんが来てくれたから吹っ飛んじゃったかな」
P(吹っ飛んだのは疲れだよな)
美波「今度のダンス激しくて難しいんだ」
P「そっか、上手くなったか?」
美波「何回もやったからそれなりに上達したと思う!」
P「美波は頑張り屋さんだな」
P「へぇ、どうして?」
美波「あんなに激しいの何回もやったのにそんなに疲れてないんだもん」
P(ダンスの話ね)
美波「あ、でも興奮状態で疲れを感じなかったのかも」
P「ああ、ランナーズハイ的なやつね」
美波「そう!」
P「そういや昨日の撮影はどうだった?」
美波「昨日? 昨日は何事もなく終わった感じかな」
美波(意地悪? セクハラのこと?)
美波「うん、まあ」
P「やりづらい人がいたら言ってくれよ? 何とかするから」
美波「ありがとうお兄ちゃん」
P「そういや気になる子でもいたか?」
美波「え?」
美波(気になる子って……今の聞き方、恋愛的な意味なのかな?)
美波「ううん、いなかったよ?」
P「あ、そう。876所属の絵里ちゃんとか良いと思ったんだけど」
美波(ああ、気になるってそういう……)
P(あ、美波のやつ勘違いしてたな。俺も言葉に気を付けよう)
美波「でもお兄ちゃんってああいう子がタイプなんだ」
P「いや、違うって。一般的に言って可愛いだろ?」
美波「そうだけど……」
P「俺のタイプは……そうだなぁ……」
P「……」ジー
美波(え、そんなに見つめて……まさか私!?)
P「お前じゃないぞ?」
美波「へ? ……あ、う、しし、知ってます~!!」カァァ
P(なんだその反応は……)
終わり
P「……」ペラペラ
文香「おつかれさまです、兄さん」
P「……」ペラペラ
文香(すごく集中してる……)
文香(私も本、読もう)
文香「……」ペラペラ
十数分後
P「……ふぅ」パタン
P「読み終わった。あれ、文香いつの間に……」
文香「……」ペラペラ
P「文香、おつかれさま」
文香「……」ペラペラ
P(集中力すごいな……)
P「そういや仕事残ってたっけ」
文香「……ふぅ」パタン
文香「読み終わりました」
文香(あ、兄さんももう読み終わってる)
文香「兄さん?」
P「お、文香おつかれさま」
文香「おつかれさまです」
文香(今度はすぐに反応してくれました)
P「さっき何読んでたんだ?」
文香「え、と……西洋の歴史の本を」
P「そっか、タイトルは?」
文香「『ナチスの主』というのを読んでました」
P「へぇ……俺、歴史はさっぱりだ」
文香「そうですか。兄さんは?」
P「官能小説」
文香「……は、はぁ」カァァ
文香「兄さん……」
P「ごめんって」
文香「今度その本読ませてください」
P「官能小説?」
文香「違います!」
文香(そもそも本当に持っているのでしょうか?)
P「ん、さっきの俺が読んでたやつなら貸してあげるよ。……ほら」スッ
文香「『プロデューサーへの転身』?」
P「そ、アイドルからプロデューサーになった人の自叙伝」
文香「面白そうですね」
文香(兄さんにしては珍しいかも……)
P「うん、まあまあ。自分のプロデュースの足しになればいいけどね」
文香「そうですか」
文香(私のために読んでくれたのでしょうか?)
P「お前もアイドル活動頑張れよ」
文香「はい。ありがとう兄さん」
撮影現場
奏「遅かったじゃない」
P「悪い。ちょっと会議が押しちゃってな」
奏「もう遅い時間よ。泊まっていった方がいいんじゃないかしら?」
P「何言ってんだ。まだ20時だろ?」
奏「1時間も遅刻した人が言っても……ねぇ?」
P「それは本当に悪かったって」
奏「じゃあ私のお願い聞いてくれる?」
P「ああ、1つだけなら別にいいぞ」
奏「じゃあ…………キ P「キス以外な」 ス……」
奏「どうして?」
P「お前、俺のことからかいたいだけだろ?」
奏「バレてたのね」
P「それにさ」ズイッ
奏「な、何かしら?」
奏「……な!」カァァ
P「ははは、赤くしてやんの」
奏「……じゃあ! 今度、私の友達も誘って高級なフレンチにでも連れてってもらおうかしら!? もちろん兄さんの奢りで!」
P「ああ、それでいいぞ」
奏「え?」
奏(本当にいいのかしら? 実は兄さん引くに引けなくなってしまって……)
P「余計なこと考えてるな? 俺の貯金はお前のために使うって決めてるからいいの。それに最近頑張ってるしな。ご褒美ご褒美♪」
奏(まったく、嫌な兄さんだわ……あ)
奏「兄さんって彼女の一人もいないのね」ニコニコ
P「そんな笑顔で痛いとこつくなよ……」
みりあ「お兄ちゃ~ん!」
P「どうしたみりあ~?」
みりあ「レッスン行こ!」
P「お、もうそんな時間か」
みりあ「いっぱい踊るんだ!」
P「ダンスもいいけど歌もお芝居もしっかりな」
みりあ「うん!」
P「それと、兄ちゃんお仕事あるから途中でいなくなるけど大丈夫?」
みりあ「えー!? お兄ちゃんと
コメント一覧
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- 2017年02月09日 22:51
- 大いに違うよなぁ
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- 2017年02月09日 22:52
- 俺も同じこと思ったわ
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- 2017年02月09日 23:09
- 今2ページ目きたとこだけど13って見ておおぅ…ってなってるわ
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- 2017年02月09日 23:21
- 拓海のは事故かなんかで車椅子ってことかな
何はともあれ梨沙ちゃんが可愛い
-
- 2017年02月09日 23:34
- ヴァリサはツンだろJK…あと藍子、知らん間に着替えさせられるとかけいおんの唯がアニメで要介護と揶揄されたようなダメ化してるのが嫌だな
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