924 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:05/01/28(金) 14:05:57 ID:Abh/p1dM
もう何年も前になるけど、毎日会社を辞めたくてしかたなくて
いつも「今日こそやめてやる」と言うことしか考えてない時があった。
乗り換えの駅の通路で、寒いからコーヒーを買って飲んでたら、酔っ払いの
おじさんが近寄ってきてなにか言ってる。「なんだ朝から酔っ払って…あっちに
いけよ!」と思っていたら、おじさんが言った。
「お姉ちゃん。なんでそんなに悲しい顔してるの。どっかに戦いに行くときの
ような顔してるよ。あんたがそんな顔してたら、あんたのことを大事に思って
いてくれる人は、きっと悲しいと思うよ。」
そのときの自分は、どんな顔をしてたんだろう。
「おじさんも色々あったけど、なんとか生きてるよ。元気が一番だよ。
笑ってみなよ。」
自分はに、っと笑顔を作ってみた。上手く笑えたかはわからない。
でもおじさんも笑って「いい顔だ」といって歩いていった。
なんかわからないけど、そのとき涙が出そうになった。
どこの誰かもしらない、もう会うこともないおじさん、どうもありがとう。