94840211月14日朝、JR函館線の旭川発札幌行き特急スーパーカムイ10号が車両の不具合で運休し、JR北海道は大学入試センター試験に向かう予定だった受験生7人を、タクシーで岩見沢市の試験会場に送った。 列車の料金は払い戻さず、タクシー代はJR北海道が負担した。



今年も心温まるいい話が聞けてなにより──。誰もがそう思っているだろうと思いきや、インターネットの掲示板やツイッターではまさかの炎上が起きていた。

「交通機関の遅れで遅刻するような人は自己責任だからその時点で不合格」
「受験生だけ特別扱いはおかしい。飛行機が8時間遅れた時だって、タクシー代は出なかったのに…」

鉄道ジャーナリストの梅原淳さん 「JRの規定では、切符を買った区間を別の方法で送り届ける義務があるとなっています。

通常は他の鉄道やバスで輸送しますが、今回は他の手段がなかったので、タクシーを使ったのでしょう。さらに、特急列車の乗客は優先して輸送されると規約にあることや、原因がJR側に責任があったことも一因です。

かなりイレギュラーな対応といえます。東京メトロなどは、タクシー輸送は実施しない規定をもうけています」


もはや災害!ドカ雪の北海道、幹線道路が凸凹に



Twitterの声












“炎上”していたのは、そんな日本最北の地、北海道の真冬の交通事情がわからない他の地域だけではない。実はこの事情を知る地元・北海道の人たちこそ、「考えが甘い」と顔をしかめる。滝川市のある受験生もその1人。

「そもそも、50kmも離れたところにあるのに、当日受験会場に行くっていうのがちょっと甘いというか…。私はちゃんと岩見沢のホテルに泊まりましたよ」

別の受験生 「毎年受験の時は電車が遅れたり運休したりっていうニュースが流れるのに、なんで最悪の場合を想定しないんだろう」・・

(source: NEWSポストセブン - タクシーで受験生送ったJR北海道が炎上 地元民も賛否

大学入試センター試験 9会場で試験開始繰り下げなど 2017年1月14日