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小林「バイト始めたって?」 トール「はい!」【小林さんちのメイドラゴン】|エレファント速報:SSまとめブログ

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小林「バイト始めたって?」 トール「はい!」【小林さんちのメイドラゴン】

1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/10(金) 13:14:55.90 ID:mtW+B4Ff0

~自宅~

トール「カンナも小学校に行き始めましたし、家事が終わってから暇なんですよね」

トール「ですから、近所に出来たメイド喫茶に努めることにしたんです」

小林「ほう、メイド喫茶か」

トール「はい!割引券差し上げますから、暇な時にでもお越しください!」

小林「うん、じゃあ今度、カンナちゃん連れて行ってみようかな」

カンナ「メイドきっさってなに?」

小林「メイドさんが接客してくれる喫茶店の事だよ」

カンナ「おおー」



2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/10(金) 13:20:57.56 ID:mtW+B4Ff0

~翌日~

~メイド喫茶DLR前~


小林「こんな所にメイド喫茶ができてたんだ」

小林「前は病院だった気がするんだけど……改装したのかな」

カンナ「コバヤシー、はやくはやくー」

小林「うん、行こうか、カンナちゃん」

小林「……」

小林「それにしても、DLRって何の略だろ」



3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/10(金) 13:22:39.47 ID:mtW+B4Ff0

メイド「いらっしゃいませ、お嬢様方~」

小林「あ、すみません2名で」

メイド「仰せつかりました、奥にお席へどうぞ~」

カンナ「おおおー、トール様みたいな格好してる」

小林「メイド喫茶だからね」

小林「それにしても、思ったより落ち着いた雰囲気の店だな」

小林「割と点数高いかも……」




4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/10(金) 13:26:59.66 ID:mtW+B4Ff0

トール「あ、小林さんじゃないですか!来て下さったんですね!」ズサー

小林「うん、割引券もあるし、トールが迷惑かけてないか見学に来た」

トール「迷惑なんてかけてないですー!寧ろ貢献しまくってます!」

小林「本当に~?」

トール「本当です!その証拠をお持ちします!」

トール「という訳で、ご注文はいかがなさいますか?ご主人様」

小林「私は女なんだし、お嬢様じゃないの?」

トール「ご主人様って呼び方の方が、より従属性が高い気がしますから」

小林「まあいいけど……」

カンナ「わたしはオムライスがいいー」

小林「じゃあ、私も同じので」

トール「ガッテンです!」

小林「もうメイドじゃないよね、その喋り方」



5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/10(金) 13:30:03.38 ID:mtW+B4Ff0

小林(それにしても……)

小林(かなり良い雰囲気の店なのに、全然お客さんいないな)

小林(見える範囲で一人しかいない)

小林(メイドさんの数は多いのにコレだと、売上やばいんじゃないのかな)

トール「おっまたせしました~♪」ズサー

小林「ずいぶん早いな」

トール「メイドの火力をもってすれば、この程度造作もないのです!」

小林「メイドに火力はいらんだろう」

カンナ「おいしそ」

小林「うん、そうだね、冷めないうちに食べちゃおう」

カンナ「いただきまーす」

小林「いただきます」

トール「ふふふ、ごゆっくり♪」



6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/10(金) 13:34:41.30 ID:mtW+B4Ff0

小林「……」モグモグ

カンナ「……」モグモグ

小林「うん、普通においしい……けど」

カンナ「トール様が何時も作ってくれてるオムライスと同じ?」

小林「だね、これだとわざわざメイド喫茶に来なくてもよかったかも」

小林「ねえ、トール、他のメニューは……」

小林「あれ?」

小林「トール?」


シーーーン


小林「どこ行ったんだろ……」

小林「というか、他のメイドさんもいなくなってる」

小林「お昼休み?」

小林「いや、飲料店で全員出払うなんてありえないだろうし……」



7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/10(金) 13:44:10.39 ID:mtW+B4Ff0

周囲を見渡すが、誰もいない。

先ほどまでは、居たはずだ。


入り口付近で来客を待つメイドが。

テーブルを拭いているメイドが。

カウンターの奥の厨房で料理を作っているメイドが。

皿を洗っているメイドが。

テーブルに座って料理を食べていた客が。


確かにそこに居たはずだ。


なのに、誰もいない。

店内は、静まり返っていた。

まるで廃墟のように。



8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/10(金) 13:46:51.77 ID:mtW+B4Ff0

いや、違う。

微かな、音が聞こえる。

水気を含んだ音が。


ピチャ、ピチャと。


その音は、先ほどまで客が座っていた方角から。

聞こえてきていた。


そこで小林は気づいた。

客が座っていたテーブルの下から。

足が見えている。

靴を履いたままの、人間の足が。


ひょっとして、病気か何かで倒れたのだろうか。

心配になった小林は、声をかけた。


「あの、大丈夫ですか?」


返事はない。



10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/10(金) 14:11:31.13 ID:mtW+B4Ff0

「参ったな、店員さんに伝えようにも誰もいないし……」

「えーと、救急車呼んだ方がいいですか?」


そう言いながら、小林はテーブルに近づいた。

水音が強くなる。


ピチャ、ピチャ


料理でもこぼれたのか。

それとも、出血でもしてるのか。


不安なイメージは強くなる。

そして、その席を覗き込んだ時。

音の正体が判った。



11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/10(金) 14:11:57.21 ID:mtW+B4Ff0

そこには、客が倒れていた。

若い女性が、床に倒れていた。

そして、その女性の上に。

メイドさんがいた。

まるで、覆いかぶさるようにして。

何をやってるのか、最初は解らなかった。

介抱してるのだろうか。

いや、いや、違う。

違うのだ。

そのメイドさんは。

違う事をしていたのだ。

ピチャピチャと音を立てて。




13:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/10(金) 14:13:10.60 ID:mtW+B4Ff0

ああ、ああ、何てことだ。

信じられない。

信じたくない。

そのメイドさんは。

客の首筋に、唇を近づけ。

八重歯を皮膚に食いこませて。

下で肌を味わいながら。

一心不乱に。

貪っていたのだ。












性的な意味で。



14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/10(金) 14:13:43.80 ID:mtW+B4Ff0

小林「な、何してるんですか」

メイド「……」ピチャピチャ

客「……」ビクッビクッ

小林「あ、あの」

メイド「……」ピタッ


メイドは、やっと小林の声に気付いたのか。

客を貪るのをやめて、こちらを見た。


そして、ニコリと笑った。


メイド「お客様、今、ご奉仕して差し上げます」


フラリと立ち上がり、こちらに近づいてくる。

そのスカートの中からは、何か液体が滴っていた。

ポタリ、ポタリと。



15:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/10(金) 14:14:17.18 ID:mtW+B4Ff0

小林「い、いや、いいです、もう帰りますから!」

カンナ「こばやしー、料理は?」

小林「べ、別のお店で食べようね、カンナちゃん」

カンナ「わかったー」

小林「お、お金はここに置いておきますから!お釣りはいりません!」


小林は店の扉を開けようとする。

だが、開かない。

鍵がかかっているようだ。

絶賛営業中なのにね。



16:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/10(金) 14:15:09.70 ID:mtW+B4Ff0

「お客様、お客様、お待ちください、お客様」


メイドさんが近づいてくる。

扉の元に。

小林のもとに。

必死に扉のノブを回すが、開く気配がない。


ガチャガチャ

ガチャガチャガチャガチャ


「な、なんで!?」


そうしているうちに。

メイドさんの手は、小林の身体に。


「た、たすけて……」



17:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/10(金) 15:10:29.86 ID:YQdDpEln0

メイドの手が、小林に触れる直前。

小林の足元から細い糸のような光が放出された。


「コバヤシをいじめちゃ、めー」


カンナだ。

雷竜であるカンナが、体内から電撃を放出したのだ。

電撃の糸はメイドに絡みつく。


「しびれますっ」


そう言い残し、メイドは床に倒れた。


「あ、ありがとうねカンナちゃん、助かった」

「……」

「カンナちゃん?」

「……はっ、ちょっと気を失ってたのー」

「だ、大丈夫?」

「今日は充電してなかったから、電気がたりないだけ」

「そっか」


ほっとしながらも、小林はメイドの様子を注意深く観察する。

カンナの電撃で気絶しているようだ。

だが、どうしてこのメイドは客を襲っていたのだろう。

どうして客をレ○プしていたのだろう。

なぜレズレ○プしていたのだろう。

不思議な話だ。



18:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/10(金) 15:11:50.34 ID:YQdDpEln0

小林「うーん、正直ちょっとこのメイド喫茶は怖いかな」

小林「外に出たいけど……扉があかない」

カンナ「ふきとばすー」

小林「いや、駄目だよカンナちゃん、外に誰か歩いてたら巻き添えになる可能性あるし」

カンナ「んむー……」

小林「店の奥にも扉があるみたいだし、あっちから出れないか見てみようか」

カンナ「わかったー」



19:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/10(金) 15:12:23.69 ID:YQdDpEln0

~バックスペース~


小林「失礼しまーす」

小林「……」

小林「こっちも、誰もいないな」

小林「というか、随分奥まで廊下が続いてるな」

小林「もしかして、バックスペースの方が店内より広いんじゃないか」

カンナ「まっくらー」

小林「うん、暗いね……スマホのライト機能で照らしてみよう」


スマホからの光で、廊下が照らされる。

何の変哲もない廊下が、奥まで続いていた。

その途中
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    コメント一覧

      • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2017年02月10日 21:18
      • 一番たのしかったのは肛○括約筋のくだりだった
        あとはつまらん
      • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2017年02月10日 21:20
      • まぁ いいんじゃないのかなぁ うん
        原作とネタ被ってるけど う~ん 
      • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2017年02月10日 22:53
      • バイトハザードが言いたかっただけだろ
      • 4. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2017年02月10日 23:34
      • こうしてみるとメイドラゴンもニャル子さんの系譜なのだなあ
      • 5. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2017年02月10日 23:44
      • コメントが何一つアテにならねぇ

    はじめに

    コメント、はてブなどなど
    ありがとうございます(`・ω・´)

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