Motorolaがクラウドファンディングサービス Indiegogoと協力して開催しているMoto Z/Moto Z Play用合体モジュール Moto Modsの開発キャンペーン「Transform the Smartphone Challenge」。その最終選考に残った12組がクラウドファンディングを開始したことを発表しました。
「Transform the Smartphone Challenge」は、いままでにあったような製品のアイデアだけを募集する形態ではなく、クラウドファンディングを通じて形にすることまでが求められる、ハードルが高いキャンペーンとなっています。それでも55ヶ国から700件以上の応募があったということです。
今回クラウドファンディングが開催された12組のモジュールは、狭き門を潜り抜けてきただけに魅力的なものが揃っています。実用的ですぐにでも欲しいのが、標準のバックプレートと同じサイズでワイヤレス充電を組み込んだ「The Ultimate Moto Z Mod with Wireless Charging」と太陽光充電を可能にする「Mico」。ほかにも、側面のLEDで通知を可視化する「Edge」やMoto Zを電圧や電流などの測定機に変えてしまう「InstruMod」、滅菌機能を追加する「Z Sterilizer」など個性的なものも多いです。
今後のスケジュールですが、3月初めに商業的な可能性やクラウドファンディングの状況などに基づいて最大10組の大賞が選ばれ、各地で開催されているハッカソンの受賞者とともにシカゴのMotorola本社に招待されます。そこでMoto Modsの開発チームから直接指導を受けるとともにプレゼンを行い、認められればLenovo Capitalから製品化。市場で販売するための資金として最大100万ドル(約1億1千万円)の投資を受けることができます。
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今回の「Transform the Smartphone Challenge」では採用されなかったり、応募に間に合わなかったりしたアイデアも、個別にクラウドファンディングを開始するもの出てくるでしょう。MotorolaはMoto Modsの対応機種を向こう2年間は継続するということなので、今後もMoto Modsの開発は盛んになりそうですね。
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