[Source :
ESA ]
プリンス、SpotifyやApple Musicほかに帰還
2月12日、
プリンス が遺した作品の数々が
Spotify や
Apple Music 、Amazon Prime Musicといった音楽ストリーミングサービスに戻ってきます。プリンスは2015年、作品のストリーミングを自らもオーナーの一人だった
TIDAL のみに限定していました。その後2016年4月にプリンスが逝去して以降は本人の遺産管理団体がTIDALに対して許可していない楽曲までストリーミングしているうえ契約金の支払いがないと揉めるなどゴタゴタが続いていました。
ようやく状況が整理してきたのは2016年11月ごろ。遺産管理団体がユニバーサルミュージック出版との間で全楽曲の管理契約を締結したことで、TIDAL限定だった音楽ストリーミングへの楽曲提供を、ほかのSpotifyなどほかのサービスへと拡大する目処がたったとされます。
ちなみに、プリンスはワーナーと袂を分かった1995年以降、特定のレコードレーベルとは契約せず、インターネットでの独自配信を中心とした作品発表をしていました。また2月12日のグラミー賞ではプリンス同様2016年末に急逝したジョージ・マイケルの追悼企画も放送される模様です。
[Image : Richard E. Aaron/Redferns]
[Source :
BBC ]
10年間も星を飲み込み続けるブラックホール
VIDEO
ブラックホールが近くの星を飲み込むと、星が壊れる潮汐破壊によってエネルギーが放出されX線フレア現象が観測されます。ただ、それは長く続いても1~2年のうちには弱まり、収束していきます。ところが、XJ1500+0154と名づけられた巨大ブラックホールは、およそ10年もの長きに渡ってこのX線フレアを放出し続けています。
天文学者らは、なぜ10年間もこの現象が続いているのかについて、2つの推論をたてています。ひとつは、ブラックホールがとにかく大きな星を飲み込んだため、食べても食べても食べ切れていない状態だったのではないかということ。もうひとつは、通常だと思われていたX線フレア現象が実は星の一部しか取り込んでおらず、XJ1500+0154のケースこそ、星1個をまるごと飲み込んでいる現象ではないかということ。
ただ、実際のところはあと数年でX線フレアが収まらなければ、これらの推論も成り立たなくなるとのこと。学者らは今後も観測を続けて、ブラックホールが持つ可能性を調べていくとのことです。
[Image : NASA]
[Source :
Nature Astronomy ]
わずか39ドル(約4500円)の組み立て式シンセ
2人のエンジニアガ2011年に立ち上げ、レトロ感・ハンドメイド感音楽向けツールを作っているZeppelin Design Labsが、たった39ドル(から)で入手できるシンセ「Macchiato」を発売しました。製品写真からレトロ感を差し引けば、往年の学習雑誌の付録的な雰囲気も漂います。
Macciatoは完成品ではなく、購入者が自分で組み上げるキット形式。メーカーはだいたい半日もあれば組み上がると説明するものの、組み立てるのが面倒という人のために96ドルからの完成品も販売します。
仕様は、13鍵のタッチセンサーキーボードを備え、同時発声は2音まで。波形はサイン波、三角波、のこぎり波、矩形波を選択可能です。電源は9V電池もしくは別売りのACアダプターが使用可能です。スピーカーも内蔵するため、アンプなどなくとも音出しできるほか、3.5mmのヘッドホン端子も搭載。また、MIDI IN端子も備えます。
8つのノブを駆使して音を作れるのはもちろんダウンロードした音色ライブラリーの追加もできます。さらに内部にArduinoを使用していることもあり、公開しているMacciatoのソースコードを書き換えて自分だけの機能を追加することも可能。ある意味これがMacciatoの真に面白いところかもしれません。