【艦これ】 鎮守府の裏方求人事情
『 求人票 1枚目 』
しかし、嫌われる、或いは避けられる仕事というのはどんな時代にもあるもので
給料はいい物の海軍関連の仕事は機密が多く、また行方不明者が出やすい。
そして、契約書の中に職務中に起きた事故への免責項目が妙に多い、等から求人数は多い物の募集は少なかった。
とあるハローワーク
男「はぁー・・・、なんぞ仕事につかんと今月で失業保険が切れるわ・・・。」
男「今まで避けてたけど、海軍様の仕事に募集してみるかねぇ。」
男「これとかよさそうやね。」
事業所名 どこかの鎮守府
就業場所 同上
仕事の内容 鎮守府所属戦闘員の衣服の収集、洗濯の補助
必要な資格等 不問
雇用形態 正社員(試用期間1ヶ月)
賃金 25万~35万 (機密保持のため特別手当あり)
休日等 週休2日制 (事業所カレンダーによる)
その他 雇用保険 労災 健康保険 厚生年金 加入済み
男「まぁ、応募してみますか。」
ハローワークからの紹介を受け面接を受験。
そして、話はとんとん拍子に進んで本格採用。
おっさん「いやー、にいちゃんが新しく来た人?助かるよー。若い人来てもすぐ辞めて行っちゃうからさぁ。」
男「ウス!頑張ります!」
おっさん「なかなか肉体労働でねー。まぁ、仕事やりながら覚えてよ簡単だから。」
男「ウス!」
鎮守府艦娘駆逐艦寮
おっさん「じゃ、部屋の前にある籠から洗濯物をこっちの台車つき籠に移して回収ね。」
男「了解っす!」
うさみみりぼーん(あら、かわいい)
ひもぱん(Yahooooooo!)
おっさん「それを盗んだりしたら懲役刑喰らうから出来心は駄目よ?」ニカッ
男「・・・///。了解っす。」
そして回収は進んでいく。
縞模様入りパンツ(Fuuuuuuuuth!)
九一式パット入りブラ(ここは桃源郷か・・・・)
おっさん「兄ちゃん、いちいち喜んどったら仕事すすまんから。」
男「あっ、ですね。」
おっさん「いいかい?そいつらは只の布だ。三角形の布。分かった?」
男「布。」フム
おっさん「布。」ウム
男「紐の形した布。」スンスン
おっさん「紐の布。」ヒョイ
男「ながい晒しの様な布。」アレ?
おっさん「あっ、それまじもんの晒しだから。」
男「・・・・、あれ?でもパンツとかないっすよ。ここの方の洗濯物。」
おっさん「特A機密指定だから理由はしらん。とりあえずその布を洗濯する。」
男「あっ、はい。」
男(布で下着代わり・・・・?もとい、下着を履いていない?)
男(艦娘って露出狂の素質が必要なのかな。)
そして洗濯。
後、自然乾燥、もとい天日干し。
おっさん「まぁ、こんな感じでの洗濯だから。頑張っていこう。」
男「うす!了解っす!がんばるっす!」
おっさん「いやー、兄ちゃんもだいぶ慣れたねー。」
おっさん「ここらで一つ、重要な仕事任せてちゃってもいいかな?」
男「いいともー!」
おっさん「のりいいねぇー。」
おっさん「じゃ、これ、装備して。」
ゴト。
男「えっ、これ何ですか?」
おっさん「引き金を引くとパーンって音がするマジックステッキさ!」キラリーン!
ニコッ(おっさんが微笑む)
ニヤリ(男が微笑み返す)
男「嘘付けこの野郎!これあれじゃないか!銃とかハジキとかデザートイーグルとかいう奴じゃねーか!」
おっさん チッ。
おっさん「なんだ知ってたの。」
男「何が起こるっていうんです?」
おっさん「何ね、ここの提督さんの衣服を回収してきて貰いたいのよ。」
おっさん「ただ、この任務。一番危険なのよ。だから護身用に。」
男「まじっすか・・・。」
おっさん「わりと。」
そして、向かうは提督の私室。
男「あっ、大丈夫ですよー。こっちはアイロン加工まで有りですかね。」
提督「うん、宜しくお願いするね。」
パタン。(ドアが閉まる音)
男(存外楽にいったけど何が危険なんだろ?)
???「気合、入れて、殺ります!」
ドスッ。
バタッ。
???「間抜けな業者で助かったネー。」
???「計算通りです。」
???「廊下の向こう側には誰もいません。はい、逃げ道も大丈夫です!」
彼が消え逝く意識の中で見たのは巫女装束の4人の女性だったという・・・・。
病院のベッドの上
おっさん「うん、まぁ、そういうことで。」
男「首っすかー。」ハァ
おっさん「洗濯物の紛失はねぇ、懲戒事由に当たるからねぇ。」
おっさん「とはいえ、盗られた形になるから自己退職扱いにしてるから。」
おっさん「後、鎮守府の提督さんから申し訳ないと、それからこれ預かってるから。」
つ お金が入った封筒
おっさん「まっ次、頑張って。」
こうして、彼の鎮守府勤務は極短期間のうちに終了し、男は再び無職になった。
『 求人票 2枚目 』
前職から3ヶ月後
男「はぁー、お金結構あったのに使いきっちゃったな・・・・。」
男「実質一週間しか働いていないけど慰謝料、労災もろもろこみで100万。」
男「大人のお風呂屋とか大人の居酒屋とかで楽しめたから良しとするか。」
男「さてと、何か探すか。」
男「お給料の高い仕事ないかなぁ。」
男「こないだのはえかったな。最後あれだったけど」
三角形の布を思い出しつつ。
男「どうせなら一枚くらい貰っておけばよかった。」
事業所名 いつもの鎮守府
就業場所 同上
仕事の内容 鎮守府入渠施設(風呂場)の清掃
必要な資格等 不問
雇用形態 正社員(試用期間1ヶ月)
賃金 20万~35万 (機密保持のため特別手当あり)
休日等 週休2日制 (事業所カレンダーによる)
その他 雇用保険 労災 健康保険 厚生年金 加入済み
男「んー、ドックの清掃?プールの掃除員みたいなものかしら?」
男「給料、それなりにいいね。これにしよ。」
面接で前回の職歴をつつみ隠さず話したらなぜか同情されて即日採用。
ひょろっとしたおやじ(通称ひょろさん、以下ひょろ)
「にいちゃんも大変だったんだな。」
男「はは、えぇ、まぁ。」
ひょろ「この清掃の仕事は内容こそ簡単だけど腰にくるから気を付けてくれ。」
男「了解です!」
ひょろ「仕事道具はそこの棚の横にあるBOXに有るから。」
男「この棚、何かいろいろありますね。」
男「あひる隊長にケ口リン洗面器、あと、大量のバスクリン。」
ひょろ「体の修復効果?とかも有るらしくて長風呂になることが多いみたいだからその退屈しのぎだろ?」
男「防水タイプのカラオケセットに書籍色々。バラエティ豊かですね。」
ひょろ「まぁ、バスクリンが大量にあるのもリラックスの為だろ。」
男「ラベンダーとかいいですよねー。」
ひょろ「さっ、話すのはこれくらいで仕事に移るぞ。」
男「うっす!」
30分後
男「なんか結構汚れが酷いですね。」
ひょろ「一日一回洗ってるんだけどな。そこの強力タンパク質分解洗剤をぶっかけるといいぞ。」
男「タンパク質ですか。」
ゴシゴシ。
ひょろ「あれだよ、艦娘の嬢ちゃん達が敵を倒すだろ?」
男「はい。」
ひょろ「弾が当たれば敵は木っ端微塵の爆発四散よ。」
男「で、体に付いた物を風呂で落とすと。」
ひょろ「物分かりいいねぇ、慣れれば電車のマグロ拾いとかもいけるようになるよ?」
男「あっ、そこまででかい塊はいいです。」
ゴシゴシ。
ひょろ「まぁ、あっちと比べるとこっちの方がましかもねぇ。」
男「給料は?」
ひょろ「そりゃ、あっちよ。」
男「ですよねー。(笑)」
ひょろ「まぁ、特殊清掃員の仕事はそれだけって訳じゃないからねー。」
男「ですかー。」
ひょろ「まぁ、色々だよ。よし!後は洗い流して湯をはれば終了だの。」
男「了解です!」
こうして1日目は何事もなく終了した。
ひょろさんとコンビで仕事を始めて2週間
ひょろ「慣れたねー。じゃ、今日の仕事も終わりなんで。」
男「あっ、入り口の清掃中の札外して来ますね。」
ひょろ「ん?あぁ、俺が外した後、外のボイラー調整して帰るから
にいちゃんは用具を片付けておいて。それ終わったら上がりで。」
男「あざっす!」
そしてひょろさんは札を外し、ボイラーの調整の為消えていった。
カラリ。(お風呂場の引き戸を開ける音)
提督「お疲れー。お風呂使える?」
男「あっ、大丈夫ですよ。」
提督「いやー、男湯ないから困るね。」
男「提督さん一人の為に作るわけにもいかないんでしたっけ?」
提督「そうそう、だから清掃終了直後にこっそり使わせてもらう訳よ。」
男「大変っすね。」
コメント一覧
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- 2017年02月12日 21:10
- クチクカンノイルショクバ・・・アッアッ
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- 2017年02月12日 21:11
- 嫌いじゃないんだけど、文章がなんかなー。気持ち悪いというかなんというか
こんなもんなんかね
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- 2017年02月12日 21:19
- よし、次は提督だな!(ニッコリ
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- 2017年02月12日 21:23
- ※1 駄目です
※2 自衛官おじさん無視したやつや、艦娘を蔑ろにした内容や、安易な暗いネタやるやつは大体受けない。
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- 2017年02月12日 21:51
- 二番目と四番目は上手く立ち回れば生き残れそう
現実の軍隊だと搬入業者に一方的に武装使用した軍人ってどうなるんだろ
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- 2017年02月12日 21:58
- ※6 普通に警務隊に捕まります。あと、戦前の話だと酒保から頼まれた品を持ち帰る途中の水兵から強奪するやつもいたそうですが、そういうのは捕まって悲惨な目にあったらしいのは蛇足
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- 2017年02月12日 22:08
- >>1の時点で日本語の違和感が酷すぎて合わん
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- 2017年02月12日 22:15
- 深海側の提督は・・・
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- 2017年02月12日 22:20
- せめて最初のは何が危険か教えて上げても良かったんじゃないですかね?
これ提督になってもいくつか経験しそうな気がする
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- 2017年02月12日 22:25
- キャラ崩壊から読むのやめました
胸糞しなくて注意書きは助かったかな
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- 2017年02月12日 22:31
- なんか言い方ってか表現の仕方が妙に稚拙だしキモすぎて生理的に無理
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- 2017年02月12日 22:50
- じゃあなんで読んだの?
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- 2017年02月12日 22:57
- 解体した艦娘を裏方として雇えば人手不足解決するんじゃ
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- 2017年02月12日 23:13
- テンポは良かった
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- 2017年02月12日 23:33
- ※11
そう言いつつも、ちゃんと読んでくれているあたり優しいな、あんた。ツンデレめ。
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- 2017年02月13日 00:01
- 酒保は酒場ではないんだが何でこんなに勘違いしてる奴が多いんだろう