動画:楽器自作バンドWintergatanがロックマン2の曲をカヴァー。バイオリン型シンセ「MODULIN」解説
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鉄球式巨大木造メカ楽器「Marble Machine」で話題となったスウェーデンのDIY楽器バンドWintergatanのMartin Molinが、バイオリンのようなスタイルで演奏できるモジュラーシンセ「MODULIN」のしくみを解説する動画を公開しました。さらにMODULINを使ってファミコン世代には懐かしい「ロックマン2」のBGMをカヴァーしています。
MODULINの基本構成はDoepferのアナログモジュラーシステムA-100をベースとしており、通常ならラックにおさまる各モジュール部をバイオリンのボディの部分として配置しています。また左手でボディを保持する部分には、A-147-2 Wheelsモジュールがあり、ここで演奏に音量のやピッチの変化などを加えるしくみ。うまく操作すればテルミンのような音を表現することもできます。
モジュールの正面下部分にはネック/指板になるリボンコントローラー(R2M)があります。ここを指で抑えればその音程に合わせて音が出るしくみで、強く押さえればビブラートも加えられます。また、R2M本体部分の設定によってキー変更なども行えます。
音声信号はR2Mのゲート出力からA-140 ADSRモジュールに入ります。ADSRとはとはAttack、Decay、Sustaine、Releaseの頭文字で、音のエンベロープをいじることで具体的な音色を作れるモジュールです。
動画ではそのほかスルーリミッターによるポルタメント効果の付け方やCV、LFO、VCO、VCF、パッチコードの使い方などを簡単に説明しています。
Martin Molinは動画の最後で「これまでに大勢の人からMODULINの仕組みについて質問を受けたから、この動画がその答えになっていればいいと思うよ」、また「MODULINを作りたいと思う人のために、3つの情報を近々公開する予定だ」と語っています。
もちろん、DoepferのA-100システムに詳しい人なら、教えてもらわなくても作れるかもしれませんが、もし「シンセはよくわからないけどMODULINは作ってみたい」と思うならば、今後は定期的にWintergatanのYouTubeをチェックしておいたほうが良いかもしれません。
下はMODULINと、その他の楽器(?)で演奏する「ロックマン2 /ワイリーステージのテーマ」。
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