彡(゚)(゚)と学ぶ、文豪たちの名作
1: 名無しさん 2017/02/09(木)22:33:58 ID:eQR
(´・ω・`)「うあああああああああ燃やせええええ」
彡(゚)(゚)「なんやなんや何しとんねん」
(´・ω・`)「実は、知り合いのクソカスインテリに、『純文学も読めない無知は憐憫さえ催す莫迦だ』って言われて、悔しいから読もうと」
彡(゚)(゚)「なんやそいつ、腹立つやっちゃなあ。ほんで、何読んどるん?」
(´・ω・`)「俺ガイル」
彡(゚)(゚)「」
彡(゚)(゚)「なんやなんや何しとんねん」
(´・ω・`)「実は、知り合いのクソカスインテリに、『純文学も読めない無知は憐憫さえ催す莫迦だ』って言われて、悔しいから読もうと」
彡(゚)(゚)「なんやそいつ、腹立つやっちゃなあ。ほんで、何読んどるん?」
(´・ω・`)「俺ガイル」
彡(゚)(゚)「」
4: 名無しさん 2017/02/09(木)22:35:14 ID:eQR
彡(゚)(゚)「まあ、面白いことは否定せえへんよ。それっぽいエッセンスがあるのは分かるけれども、純文学とは、なあ」
(´・ω・`)「僕も最初そう思ったけど、でも、純文学もラノベも垣根が曖昧なんでしょう? 夏目漱石の坊っちゃんだって、かつてはラノベみたいな扱いだったって。だから、俺ガイルも純文学だって」
彡(゚)(゚)「ほーん」
(´・ω・`)「なんだよ。じゃあ、何を読めば純文学を読んだと言えるの?」
彡(゚)(゚)「なんや、そういうステータスみたいな読み方するもんやないで。小説は純粋に楽しむもんや。でもまあ、それっぽいのが読みたいんやったら、昔の名作でも読めばええんちゃうの?」
(´・ω・`)「昔の名作?昭和とか、明治の?」
彡(゚)(゚)「せやで」
(´・ω・`)「でも、そういうの苦手だし、買うだけ買って放置するのは……」
(´・ω・`)「僕も最初そう思ったけど、でも、純文学もラノベも垣根が曖昧なんでしょう? 夏目漱石の坊っちゃんだって、かつてはラノベみたいな扱いだったって。だから、俺ガイルも純文学だって」
彡(゚)(゚)「ほーん」
(´・ω・`)「なんだよ。じゃあ、何を読めば純文学を読んだと言えるの?」
彡(゚)(゚)「なんや、そういうステータスみたいな読み方するもんやないで。小説は純粋に楽しむもんや。でもまあ、それっぽいのが読みたいんやったら、昔の名作でも読めばええんちゃうの?」
(´・ω・`)「昔の名作?昭和とか、明治の?」
彡(゚)(゚)「せやで」
(´・ω・`)「でも、そういうの苦手だし、買うだけ買って放置するのは……」
5: 名無しさん 2017/02/09(木)22:35:42
結構ちゃんとしとるな
6: 名無しさん 2017/02/09(木)22:36:22 ID:eQR
彡(゚)(゚)「積読ってやつやな。ワイ個人としては否定せんけれども、無理なやつは無理やな。しゃあない、今回は青空文庫ちゅうところで読める名作文学を紹介したろ」
(´・ω・`)「青空文庫?」
彡(゚)(゚)「せや。著作権の切れた作家の作品を置いておくところや」
(´・ω・`)「横書きじゃない」
彡(゚)(゚)「スマホやったらソフトあるで。電車の中で適当に読んでみいや」
(´・ω・`)「あ、ほんとだ。うーん、これなら読みやすいし、お金もかからないし、いいかな」
彡(゚)(゚)「よっしゃ!じゃあわいが青空文庫の名作を色々紹介したるで!」
(´・ω・`)「青空文庫?」
彡(゚)(゚)「せや。著作権の切れた作家の作品を置いておくところや」
(´・ω・`)「横書きじゃない」
彡(゚)(゚)「スマホやったらソフトあるで。電車の中で適当に読んでみいや」
(´・ω・`)「あ、ほんとだ。うーん、これなら読みやすいし、お金もかからないし、いいかな」
彡(゚)(゚)「よっしゃ!じゃあわいが青空文庫の名作を色々紹介したるで!」
10: 名無しさん 2017/02/09(木)22:36:57
確かに坊っちゃんは当時のラノベだわな 今でも通用するもの
12: 名無しさん 2017/02/09(木)22:39:41 ID:eQR
(´・ω・`)「でもどうせあれでしょ? デカポンとか、セロレタリナードとか、そういうわけわからん言葉で紹介するんでしょ?」
彡(゚)(゚)「何言うとんねんおのれは。まだるっこしい! そういうのは、そういうことが好きな奴らにやらせればええねん! 小説を読むからと言って、わざわざ考察する必要はあらへんのや!」
彡(゚)(゚)「せやから、タイトルとちょっとした紹介程度に収めて、後は自分の目で見てもらうって感じにするで!百聞は一見に如かず!これを入門の手引として考えて、後はもう、読みまくれや!」
(´・ω・`)「うう、わかった!面白そうだからやる!」
彡(゚)(゚)「よおし! 作家ごとに分けたるわ!」
彡(゚)(゚)「何言うとんねんおのれは。まだるっこしい! そういうのは、そういうことが好きな奴らにやらせればええねん! 小説を読むからと言って、わざわざ考察する必要はあらへんのや!」
彡(゚)(゚)「せやから、タイトルとちょっとした紹介程度に収めて、後は自分の目で見てもらうって感じにするで!百聞は一見に如かず!これを入門の手引として考えて、後はもう、読みまくれや!」
(´・ω・`)「うう、わかった!面白そうだからやる!」
彡(゚)(゚)「よおし! 作家ごとに分けたるわ!」
14: 名無しさん 2017/02/09(木)22:41:01
ええな
15: 名無しさん 2017/02/09(木)22:45:00 ID:eQR
~太宰治編~
1.「魚服記」
彡(゚)(゚)「おど、おめえ、なにしに生きでるば」
(●▲●)「判らねじゃ。でも、一通り生きる快楽は味わっとくで」
彡(゚)(゚)「阿呆!阿呆!あ、いたい!」
あらすじ
ぼんじゅ山で父親と二人でサテンを営むスワという少女が居た。
自由のない生活の中で、たった一人の友人、ボンジュ山で事故死した学生のことを思いながら、街へ炭を売りに行った父の帰りを待つ……
一言メモ
彡(゚)(゚)「微妙な頃の少女の心理と、家族の絆が裏切られる瞬間を描いた、太宰治の傑作や。淡々と、厳粛に描かれるわびしい山の生活が、じんわりと心を侵すで」
1.「魚服記」
彡(゚)(゚)「おど、おめえ、なにしに生きでるば」
(●▲●)「判らねじゃ。でも、一通り生きる快楽は味わっとくで」
彡(゚)(゚)「阿呆!阿呆!あ、いたい!」
あらすじ
ぼんじゅ山で父親と二人でサテンを営むスワという少女が居た。
自由のない生活の中で、たった一人の友人、ボンジュ山で事故死した学生のことを思いながら、街へ炭を売りに行った父の帰りを待つ……
一言メモ
彡(゚)(゚)「微妙な頃の少女の心理と、家族の絆が裏切られる瞬間を描いた、太宰治の傑作や。淡々と、厳粛に描かれるわびしい山の生活が、じんわりと心を侵すで」
17: 名無しさん 2017/02/09(木)22:50:42 ID:eQR
2.「葉桜と魔笛」
彡(゚)(゚)「葉桜の時期には、わいは毎度のように妹のことを思い出すで。ああ、わいはあの時、神様を見たのや」
--
妹彡(゚)(゚)「ああ、死ぬなんていやや!女としての喜びも、男の温かみも、知らぬまま死ぬのはいやや!指が、手が、髪が、可哀想、いやいや!」
あらすじ
病床に臥して長い妹は、父に隠れて、M・Tの名乗る詩人と恋文を交わしていた
しかし、そのM・Tが妹を惨たらしく捨てたということ知った姉は……
ひとことメモ
彡(゚)(゚)「妹の悲痛な叫びと姉の健気な介抱が心に温かいで。桜の散る中、妹の涙に、とある人物の優しさが注がれて、物語がそっと締められる美しさは、太宰でしか味わえない読後感や!」
彡(゚)(゚)「葉桜の時期には、わいは毎度のように妹のことを思い出すで。ああ、わいはあの時、神様を見たのや」
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妹彡(゚)(゚)「ああ、死ぬなんていやや!女としての喜びも、男の温かみも、知らぬまま死ぬのはいやや!指が、手が、髪が、可哀想、いやいや!」
あらすじ
病床に臥して長い妹は、父に隠れて、M・Tの名乗る詩人と恋文を交わしていた
しかし、そのM・Tが妹を惨たらしく捨てたということ知った姉は……
ひとことメモ
彡(゚)(゚)「妹の悲痛な叫びと姉の健気な介抱が心に温かいで。桜の散る中、妹の涙に、とある人物の優しさが注がれて、物語がそっと締められる美しさは、太宰でしか味わえない読後感や!」
18: 名無しさん 2017/02/09(木)22:54:32 ID:eQR
3.「駈込み訴え」
彡(゚)(゚)「ああ、全て訴えたる!これは、復讐や!あの人は自分だけ聖人ヅラして、わいに酷いことばっかしとったんや!処刑してくれ、あの人を、ワシが、処刑したるわ!!」
あらすじ
とある人物の唐突な訴えに物語が始まる。彼が言う「あの人」は常に貧しい人たちにパンを施し、奇跡を演じながら、それを支えてきた主人公に対しては常に冷酷であったという
そんな彼が、なぜあの人にここまでの憎悪を抱き、訴えに出たかを語り始める
ひとことめも
彡(゚)(゚)「太宰の疾走感ある文体で書かれた、語り形式の小説や。人の心にある善と悪の二面性を、とある二人の人物になぞらえて現した傑作や!太宰治の最高傑作やと個人的には思うで」
彡(゚)(゚)「ああ、全て訴えたる!これは、復讐や!あの人は自分だけ聖人ヅラして、わいに酷いことばっかしとったんや!処刑してくれ、あの人を、ワシが、処刑したるわ!!」
あらすじ
とある人物の唐突な訴えに物語が始まる。彼が言う「あの人」は常に貧しい人たちにパンを施し、奇跡を演じながら、それを支えてきた主人公に対しては常に冷酷であったという
そんな彼が、なぜあの人にここまでの憎悪を抱き、訴えに出たかを語り始める
ひとことめも
彡(゚)(゚)「太宰の疾走感ある文体で書かれた、語り形式の小説や。人の心にある善と悪の二面性を、とある二人の人物になぞらえて現した傑作や!太宰治の最高傑作やと個人的には思うで」
21: 名無しさん 2017/02/09(木)22:59:46 ID:eQR
4.「パンドラの匣」(長編)
彡(゚)(゚)「友人へ。ワイは今、結核を治療するために、健康道場とかいうところにおるで。
変な挨拶やら滑稽なあだ名やらが飛び交う、愉快な場所や。わいはここで、新しい男として生きるんや!」φ
あらすじ
結核を患い健康道場で療養する少年が、友人へ宛てた手紙形式で語られる小説。
愛らしい看護婦(助手と呼ばれる)のマア坊、美人の竹さん、患者は気障な性格のかっぽれ、厳格な越後獅子らなどによって展開される、爽やかな青春小説
ひとことメモ
「この小説に特別の解説はいらんと思う。読み始めれば止まらなくなる面白さがあるで。ラストの一文は、太宰治どころか、日本文学史の中でも屈指の一文やで」
彡(゚)(゚)「友人へ。ワイは今、結核を治療するために、健康道場とかいうところにおるで。
変な挨拶やら滑稽なあだ名やらが飛び交う、愉快な場所や。わいはここで、新しい男として生きるんや!」φ
あらすじ
結核を患い健康道場で療養する少年が、友人へ宛てた手紙形式で語られる小説。
愛らしい看護婦(助手と呼ばれる)のマア坊、美人の竹さん、患者は気障な性格のかっぽれ、厳格な越後獅子らなどによって展開される、爽やかな青春小説
ひとことメモ
「この小説に特別の解説はいらんと思う。読み始めれば止まらなくなる面白さがあるで。ラストの一文は、太宰治どころか、日本文学史の中でも屈指の一文やで」
23: 名無しさん 2017/02/09(木)23:02:11 ID:eQR
(´・ω・`)「へえ。太宰治というと、走れメロスとか人間失格のイメージだけど」
彡(゚)(゚)「走れメロスを見て分かるやろうが、本来の太宰というのは活力とユーモアに満ち溢れた、前向きな人間なんやで。今回紹介した作品はメジャーどころやが、
トカトントン、懶惰の歌留
彡(゚)(゚)「走れメロスを見て分かるやろうが、本来の太宰というのは活力とユーモアに満ち溢れた、前向きな人間なんやで。今回紹介した作品はメジャーどころやが、
トカトントン、懶惰の歌留
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なという良スレ
続編を全力で待機!
♯59055
続編を全力で待機!
ワイも一通りの名作文学を読もうとしてるが、ホメロスから初めてな・・・
すでに2000冊ちかいが現代に行きつかないねん・・・
すでに2000冊ちかいが現代に行きつかないねん・・・