【這いよれ! ニャル子さん】真尋「母さんが母子相姦の官能小説を持ってた」ニャル子「はい?」
- 2017年02月15日 21:40
- SS、這いよれ! ニャル子さん
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ニャル子「いったいどれくらい前からです?」
真尋「中一くらいの時にはすでにあった」
真尋「タイトルから内容を判別出来ないし」
真尋「その禍々しい何かに臆して気にしない事にしていた」
真尋「だがお前達邪神と暮らしているうちに」
真尋「不吉な何かに対して抗体が出来たのか」
真尋「はたまた鈍くなったのかわからないが」
真尋「禍々しさに対して何も思わなくなり」
真尋「母さんがいないうちにその本をちょっと読んでみたら」
真尋「母子相姦の官能小説だった」
真尋「僕もそう信じたくて」
真尋「作品タイトルをググったら」
真尋「その原作者のほとんどの作品が母子相姦を題材にしており」
真尋「『人物の心情描写が真に迫って実にリアル、まるで体験談のよう』と評価されるレベルの」
真尋「バリバリの母子相姦の官能小説だった」
ニャル子「アウトですね」
真尋「アウトだよ」
ニャル子「私も嫁姑問題がおきそうで怖いです」
クー子「……母親が息子が隠し持ってたエ口本を見つけた時の心情を」
クー子「今の少年は体験していると思う」
真尋「何で逆バージョンを体験しなければならないんだろう……」
真尋「しかも隠す訳でもなく」
真尋「本棚に威風堂々と置いていた辺り」
真尋「性質が悪い」
クー子「ニャル子の写真を天井や壁に貼ってたから」
クー子「いつ親にバレるか心配だった」
ニャル子「それ堂々と貼ってる時点でバレてますよ」
ニャル子「隠す気もないですよね」
真尋「しかもお前達の場合種族で対立しているはずだから」
真尋「別の方面で問題になるはずだろ」
クー子「……おじいちゃんがそういうのに寛容でよかった」
真尋「ああ」
ニャル子「お義父様はその事知っておられるんですか?」
真尋「父さんも読んでたような……」
クー子「……夫婦揃って母子相姦の官能小説読んでるとか引く」
ニャル子「しかしここまで堂々と置かれていると」
ニャル子「何かしらの意図があるのでは?」
真尋「そうかもな」
真尋「というか」
真尋「そう思ってないとやってられない」
真尋「聞くのは一人立ちしてからにしておく」
真尋「後が怖すぎる」
ニャル子「それならお義父様に聞いてみては?」
真尋「え?」
ニャル子「あそこまで堂々と置いているなら事情を聞いているはずです」
ニャル子「聞いた事情が真実とも限りませんが」
ニャル子「気持ちが少しくらい晴れると思いますよ」
真尋「このままでいるよりはマシだな」
真尋「」
真尋父『母さんの趣味だ』
真尋「」
真尋父『おーいどうした、電話壊れたか?』
真尋「ちゃんと繋がってる……」
真尋父『そういう事だ、じゃあな――』
真尋「待て待て待て、それで終わろうとすんな!」
真尋父『質問に答えたんだからいいだろ』
真尋父『それともまだ何かあるか?』
真尋「父さんは何も思わないの!?」
真尋父『趣味に留まってるならそれでいいだろ』
真尋父『あいつが戯けた事するはずねぇ』
真尋「だからって本棚に堂々と置かないでくれ」
真尋「怖い」
真尋父『だが読みやすいところにおいてもらわないと』
真尋父『俺が読めないだろ』
真尋「は?」
真尋父『俺も読んでる』
真尋「マジで読んでるの!? 興味本位とかでたまたま読んでたんじゃなくて?」
真尋父『小説の中の母親、息子の性別を逆になるよう脳内補完して』
真尋父『楽しんでる』
真尋「は?」
真尋父『というかお前が娘だったらという妄想をよくする』
真尋「は?」
真尋「……は?」
真尋父『経済的な理由でお前しか育てられなくてな』
真尋父『だが最近経済的余裕も出てきた』
真尋父『やったな、真尋、家族がふえるよ! 娘とは限らないが』
真尋「黙れハゲ!」
真尋父『ハゲちゃうわ』
真尋「自分の息子を女体化して妄想してんじゃねぇよ!」
真尋父『お前が中途半端に女々しい顔しているから』
真尋父『妄想が捗るの何の』
真尋「捗るな! というか息子にそんな発言するな!」
真尋父『妄想のために性別が判別できない名前に名づけたんだろ!』
真尋「僕の名前はそんな糞みたいな理由で決まったのかよ!」
真尋父『女装似合わないの1位だけで』
真尋父『それ以外どんぐりの背比べだろ』
真尋「僕はまともな部類だろ!」
真尋「他の逢空万太作品の主人公はハス太ポジション兼任してる奴がほとんどで」
真尋「棲み分けが出来てる僕はしっかり男寄りだ!」
真尋父『というかそもそもお前男で合ってるよな』
真尋父『魚みたいに途中で性別が変化してないか?』
真尋「黙れ糞親父! 原作で存在しか明かされず台詞が無い癖に好き勝手言ってんじゃねぇ!」
真尋「一人称『俺』であってんのかわかんねぇのに勝手に決めてんじゃねぇよ!」
真尋父『コラ、父親になんて口答えするんだ!』
真尋「うっせーバーカド変態が!」電話プチッ
逢空万太作品メイン男子の外見の男らしさランキング
犬
ディアナ様 【深山さんちのベルテイン】
女装が似合わない
高原耕平 【深山さんちのベルテイン】
女装が似合う
八坂真尋 【這いよれ! ニャル子さん】
宗方閑也 【勇者が魔王を倒してくれない】
正装で女の子と間違われる
深山琥太郎 【深山さんちのベルテイン】
支倉結太 【出番ですよ! カグヤさま】
大神理樹 【ヴァルキリーワークス】
ハス太 【這いよれ! ニャル子さん】
ニャル子「わー、わかりやすく落ち込んでますねぇ」
真尋「母さんと父さんが怖い」
クー子「……お義父さんも恐怖の対象になったんだ」
ニャル子「古いステレオタイプの頑固親父にクラスチェンジしたんですか?」
真尋「自分の息子を女体化して妄想するような奴が」
真尋「古いステレオタイプの頑固親父だったら日本沈没するわ」
ニャル子「大丈夫です、真尋さんなら女装も問題ありません!」
クー子「……真子ちゃんにまたなってみる?」
真尋「お前等フォローする気あるのか?」
ニャル子「部屋に篭っても何もありませんし」
ニャル子「気分転換に散歩等どうでしょう」
クー子「……ハス太くんが近くのフリーマーケットでお手伝いしているって聞いた」
ニャル子「丁度良いのがあるじゃないですか」
真尋「……家に篭っても意味ない」
真尋「むしろ敵の巣窟にいたら」
真尋「身の危険が危ないし行ってみるか」
ニャル子「生まれ育った我が家を敵の巣窟扱いですか」
クー子「……真子ちゃんで行くんだよね」
真尋「真尋で行くから」
ニャル子「でも『真尋』という名前の女性もたまにおりますよね」
真尋「男で行くから」
真尋「思いのほかにぎわってるな」
ニャル子「さっき八十代ほどの老人が艦これと東方グッズ売ってましたよ」
真尋「えー、嘘だろー」
ニャル子「本当ですって」
クー子「……あっ、いたいた」
ハス太「あっ、まひろくん」
シャンタッ君「みみー」
不良「おめぇが言ってた居候先の人達か?」
ハス太「うんっ」
真尋「ルーヒーとたこ焼き屋やってると思ってたんだが」
ハス太「運悪く場所取れなかったんだって」
ハス太「だから田中くんの兄弟の学校祭の時に知り合った人の手伝いをしているの」
不良「ここは俺のアルバイト先である絶版堂のマーケットだ」
真尋「へぇ」
サクヤ「早く買ったらどうです? 『成長期過ぎてからでも114514個の身長が伸ばし方』」
結太「べ……別に身長伸ばしたいとかじゃないんだからな!」
不良「お客さん、3時間も同じ商品とにらめっこはさすがに迷惑なんでやめろやコラ」
結太「もう少し、もう少しだけ考えさせてくれ」
レグジオネータ「若……」
真尋「絶版堂か、名前の通り絶版の物しか売ってないのか?」
クー子「……少年少年」
真尋「どうした?」
クー子「……『か○と○せ! キヨハラ○ん』がある」
真尋「絶版からの流れでそれはやめてさしあげろ、漫画に罪はねぇ」
ニャル子「ネタ的にも古いですよ」
真尋「え、そうなのか?」
不良「フリーマーケット限定で新刊のものを福袋のようにランダムで入れてあるお試し袋ってのがある」
不良「定価より安くなっていておすすめだ」
不良「というか買え、販売ノルマがあって売れないもん全部給料から引かれるんだよ」
真尋「それは訴えたほうがいいのでは?」
ニャル子「どこのコンビニの恵方巻きですか」
真尋「じゃあとりあえずお試し袋3つ」
不良「かしこまり!」
クー子「……」
真尋「お試し袋の1つが母さんが読んでる母子相姦官能小説の最新刊だった」ズーン
ニャル子「…
コメント一覧
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- 2017年02月15日 22:09
- ホモ用語連発で受け付けなかった
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- 2017年02月15日 22:11
- 日常系の淡々としたノリでカオスが加速する感じ好き
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- 2017年02月15日 22:24
- 真尋父が出る前までは面白かったよ
後は読む価値無いかな
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- 2017年02月15日 22:44
- てこ入れのつもりだったんだろうけど、淫夢語録使えば何でも面白いって思ってそう
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