ど根性ガエルの娘、白泉社から改めて発売　「家族崩壊の第1巻、家族再生の第2巻」 : アキバBlog

2017年02月18日

ど根性ガエルの娘、白泉社から改めて発売　「家族崩壊の第1巻、家族再生の第2巻」

『ど根性ガエル』吉沢やすみ氏の実娘である大月悠祐子氏のコミックス「ど根性ガエルの娘」1巻 / 2巻【AA】が、改めて白泉社から17日に同時発売になった。WEB週刊アスキー連載分+ヤングアニマルDensiでの11話～12話までを収録し、1巻オビは『家族崩壊の第1巻、』、2巻オビは『家族再生の第2巻』だった。

大月悠祐子氏のコミックス「ど根性ガエルの娘」1巻【AA】発売
「お父さんが家族をめちゃくちゃにするの。家族崩壊の第1巻」

「ど根性ガエルの娘」2巻【AA】発売
「お母さんが私に言った"あんたが家族を不幸にするって" 家族再生の第2巻」

ど根性ガエル連載終了後の吉沢やすみ氏　
パチンコで　「確変入ったっつってんだろォがァアァァ!!話が通じねェなアアア!!!」

「チッ　おい　掃除しとけ」　「自分でやんなよ　エラそうに命令しないで」

「どうして　お母さんが一生懸命　家族をまともな形にしようとしてるのに」

K-BOOKS秋葉原新館

COMIC ZIN秋葉原店
特典：イラストカード

メロンブックス秋葉原1号店

漫画『ど根性ガエル』（1970年～1976年に少年ジャンプ連載）の著者・吉沢やすみ氏の実娘である「大月悠祐子氏が、WEB週刊アスキー→ヤングアニマルDensiで連載されているWEBマンガ「ど根性ガエルの娘」が、白泉社から新たに「ど根性ガエルの娘」1巻 / 2巻【AA】として17日に同時発売になった。

『ど根性ガエルの娘』は、コミックナタリーによると『「ど根性ガエル」の作者・吉沢やすみを父に持つ大月によるエッセイマンガ。吉沢がマンガを描くことに追い詰められ家庭が荒れていった過去と、家族のエピソードが紡がれている』で、WEB週刊アスキーで第10話まで連載＆単行本発売→ヤングアニマルDensiに移籍＆連載再開されている作品。

今回発売になった白泉社版の「ど根性ガエルの娘」1巻 / 2巻【AA】は先に2016年に電子書籍版が発売していたもので、1月に公開された第15話がネットで話題になり、「1/21・22の2日間で30万アクセスを超え、サーバーが飛ぶ事態（※）」だったことを切っ掛けに紙媒体での刊行も急遽決定しみたいで、第1巻には第1話から第5話と番外編、大月悠祐子氏と大島永遠氏の対談などを収録（1巻もくじ）、第2巻には第6話から第12話と番外編、対談などを収録（2巻もくじ）し、第1話～10話はアスキー・メディアワークス版の再録。

発売日のアキバでは、ZIN秋葉原店のPOPが『吉沢やすみ氏の娘、大月悠祐子先生、衝撃の告白！』、とらのあな秋葉原店AのPOP『想像を絶する波乱な家族の物語。ついにその全てが新装版で封切られる（1巻POP）』、『とてつもなくエグすぎる壮絶な再生への第2巻！（2巻POP）』が付いていて、1巻オビの謳い文句は『緊急刊行！「衝撃の15話」で掲載サイトがサーバダウン連発！家族崩壊の第1巻、お父さんが家族をめちゃくちゃにするの』、2巻オビは『家族再生の第2巻、お母さんが私に言った「あんたが家族を不幸にするって」』だった。

お父さんは大ヒット漫画家で、家族をめちゃくちゃにした人――。家族崩壊の第1巻。国民的ギャグマンガ「ど根性ガエル」の作者・吉沢やすみは大スランプに陥り、ギャンブル、DV、娘の財布からお金を盗む、失踪、そしてビルの屋上から…。衝撃の家族エピソードを実娘が描きます。
1巻裏表紙

今回、改めて発売になった白泉社版の「ど根性ガエルの娘」1巻 / 2巻【AA】の感想にはmayukoさん『最新二冊+ウェブで15話+最新話読んだ。作者は実家の家族全員と絶縁する覚悟で抉るように掻いているように思える』、初回特典大ライスさん『余りの凄絶さに何度も本を閉じようと思っても目を背ける事を許さない程の内容にただただ圧倒され、2冊一挙に読み終えた時にはしばらく動けなくなる程の重さだけが残った』、ミズリさん『件の15話は単行本未収録ですが、15話の後の１話からの歪みが、哀しくも怖い』などがある。

なお、大月悠祐子氏は第1巻のあとがきで『「ど根性ガエルの娘」は当初「週刊アスキー」さんで連載させていただき、KADOKAWAさんのアスキー版の紙の単行本で1巻が発売されました。そして2巻を出さぬまま10話目で連載を終了。その後、出版社を移籍し、白泉社さんのWeb漫画雑誌「ヤングアニマルDensi」さんにて連載を再開』、『この度、「ど根性ガエルの娘」の紙の単行本化が決定したのは、皆様の、読者の方々の力です。～本当に描きたかったことを描かぬまま、この漫画を終わらせることになるかと、でもどうしてもあきらめられなくて。どうしても伝えるんだ、届けるんだと。あきらめずに描き続けてよかった。今、心からそう思っています』などを書かれている。

「ど根性ガエルの娘」1巻 / 2巻コミックス情報 / 作品情報