東京ステーションギャラリーで「パロディ、二重の声 ――日本の一九七〇年代前後左右」展が、2017年2月18日(土)~4月16日(日)の期間で開催されます。
本展は、グラフィックデザイナー横尾忠則(よこお ただのり)、現代美術家の篠原有司男(しのはら うしお)、美術家の吉村益信(よしむら ますのぶ)、前衛美術家の赤瀬川原平(あかせがわ げんぺい)、インテリアデザイナー倉俣史朗(くらまた しろう)、アートディレクター河北秀也(かわきた ひでや)などの絵画、マンガ、グラフィックを中心に、出品作品・資料総数約300点が展示される、「パロディ」に焦点に当てた展覧会となっています。
1960年代中頃から日本のアーティストが頻繁に実践し、70年代に入るとテレビや雑誌などを通じて社会的に流行した「パロディ」。ありとあらゆる文化がパロディに染まったこの現象は、モダンとポストモダンの隙間に開花した徒花(あだばな)であったのか?
日本語として定着し、それでいてなお不明瞭なこのパロディという技術または形式を、当時の視覚文化を通じて振り返ります。
横尾忠則「POPでTOPを!」1964年頃、作家蔵
アート・エイジェンシー・トウキョウ『伊丹十三のアートレポート「質屋にて」』1976年
「ビックリハウス」創刊号、1974年
吉村益信「豚;Pig Lib」1994年、大分市美術館蔵
赤瀬川原平 「櫻画報 1971年3月19日号」より、1971年
倉俣史朗「Homage to Mondrian #1」1975年/Cappellini 2009 ©KURAMATA DESIGN OFFICE,Special Cooperation with Cappellini Point Tokyo_Team Iwakiri Products
篠原有司男「Coca-Cola Plan」1966年、個人蔵
河北秀也(AD)「独占者」1976年、公益財団法人メトロ文化財団蔵
場所:東京ステーションギャラリー
日程:2017年2月18日(土)〜4月16日(日)
休館日:3月20日をのぞく月曜日、3月21日
電話番号:03-3212-2485
営業時間:10:00〜18:00
入場:一般900(800)円 高校・大学生700(600)円 中学生以下無料
住所:〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-9-1
WEBサイト:http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/201702_parody.html