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山にまつわる怖い話、不思議な話『山の神さん』『カブト虫ゲラゲラ』他 | 不思議.net

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山にまつわる怖い話、不思議な話『山の神さん』『カブト虫ゲラゲラ』他

2017年02月22日:23:00

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12


1: 本当にあった怖い名無し 2011/06/04(土) 22:16:58.39 ID:lB56jIoG0
いつの時代もそこにある異界、山。
知られざる深山、身近な里山、神社仏閣の「お山」、あるいは昔山や丘だった場所…
山にまつわる怪談・奇談を語っていきましょう。

※ここは実話のみのスレではなく昔話、伝聞何でもありです。
※嵐はスルーでよろしく>ALL
管理人です!
タイトルの『山の神さん』は>>593から、
『カブト虫ゲラゲラ』は>>763からになります。






2: 本当にあった怖い名無し 2011/06/04(土) 22:38:54.84 ID:JVLSrRsu0

3: 本当にあった怖い名無し 2011/06/04(土) 22:39:55.03 ID:VHS+MJEi0
>>1

4: 本当にあった怖い名無し 2011/06/04(土) 23:15:00.44 ID:cLBAgIlM0
山怖乙です

13: 本当にあった怖い名無し 2011/06/05(日) 09:28:45.13 ID:QtMXiLcz0
盆栽サークルで知り合った爺さんから、また不思議な話を聞いたので投下。

爺さんがまだ山に入りたての頃の話。

獲物を探して山の中腹まで進んだ際に、二間四方位平らになっている場所に出た。
村から丁度良い距離で視界が良く、目印になる小高い杉の樹もある。
狩りの拠点として、そこで飯を食ったり、ひと休みしたりしていたそうだ。
ある時、休憩しながらなんとなく杉の樹を見つめていたら、
樹の腹にある瘤がブルブルっと動いたように見えたらしい。

側に寄りじっくり見てみると、尖った小さい瘤の周りが盛り上がって、
更に大きい瘤になっている…
が 、触っても突ついても、よく樹の腹にできる瘤に変わりは無く、
その時はさして気にもせず狩りに向かったそうだ。

そこから5日位経ち、スカッと晴れたので、撃ちに行くかと早速例の場所へ向かった。
何となしに件の瘤が視界に入った所で「ええっ?」と驚き見直した。
明らかに5日前と比べ形が違っている。
尖った瘤の周りが一気に盛り上がって、額から鼻筋、口元、顎までの輪郭が形成され、
もう誰が見ても「まるで人の顔が杉の樹の腹から出ようとしている」様にしか
見えなくなっていたそうだ。

さしもの爺さんも気分が悪くなったが、突然むしゃくしゃしたのか
持っていた山伐でその瘤を頭から叩き割り(!)
木っ端微塵にしてから普通に狩りを続けたそうなw

36: 顔 ◆3EgJTOI8PA 2011/06/06(月) 13:01:12.31 ID:ar3bY2mQ0
仲間が体験した不思議な話。

山道を走っていて道に迷ってしまったらしい。
金が無くてナビなんか買ってないし、地図も、自分がどこにいるかわからない
から役に立たなくなった。一度Uターンできるようなところで止まり、
考えていたが、考えても無駄なのでまた走ったときだった
道が目の前でいきなり崖に変わり、落ちていった。
気がつくと実家の家の前の田んぼに突っ込んでいた。
だが、さっき走っていた山と実家は遠すぎるし、大体実家の
回りは田んぼと畑しかないはずなのに・・・
近くの人たちに助けられ、日にちを見ると、一週間ほどたっていた。
それから、彼は山に行くのをためらうようになった。

165: 本当にあった怖い名無し 2011/06/13(月) 12:10:44.90 ID:ZHPWmMkc0
東北沿岸にボランティアで行ったときの話。

津郷で私だけ一日遅れで行くことになった。
集合場所は予め決められていたので、正確な住所地図もあったので特に不安もなくカーナビに住所ぶち込んで夜、首都圏をたった。
事前に聞いていたインターと同じ場所をナビが案内し、気楽に降り、目的地に向かった。

中略

どんどん街を離れ、寂しい場所へとナビが案内する。
津波に流された集落の中へ仲へとナビが誘導する。
検問や警備の警官や自衛官がいるはずなのに、誰もいない。
信号はもちろん、電柱もなにもかも倒れてるし、当然街灯もなにもない。
言うまでもなく停電してるのだから。
携帯も圏外だし不安感が襲ってくる。
自衛隊が退けた瓦礫が道の横に延々とあるだけ。
そして、急に瓦礫がすくなくなり…ナビが示すとおりに津波に洗われた田んぼの中の農道を進む。
そして、ナビが示した終着地点は田んぼのど真ん中。

中略

目的地とは10キロ以上ズレていた。
これは一体?

201: 本当にあった怖い名無し 2011/06/14(火) 23:51:15.93 ID:Zpwj1er90
>>165
東北沿岸って微妙に沈んでるんでしょ
均一に沈んでるわけじゃないから、補正とか効かないのかな?
他のGPSとかどーなんだろ?
ちょっと興味ある

そーいや、電波時計も微妙に遅れてたよね
311の後って
うちの周辺だけじゃないと思う

166: 泰蔵 ◆cPRDLuflP6 2011/06/13(月) 12:39:37.74 ID:VsMkPBHvO
これから暫く、自身が体験した山々の怪を書き綴っていこうと思う。
どうか読んでくだされ。


東北は福島の銀山坑に山沢釣りに行った時の事。
銀山坑は毎年解禁の時期に来ている釣り場で、早朝に着いて沢辺で山女(ヤマメ)釣りに勤しんだ。
ややあってそれなりに釣れ、一息いれて握り飯を食べていた時の事。
沢の上流より三味線と小太鼓の賑やかな囃が聞こえてきた。
なんだべな?と思っていると、川面に真っ赤な敷物を敷いて、その上にしゃなりと座った女子が流れて来た。
呆気に取られて見入っていると、囃は女子の回りから聞こえていた。
敷物の赤が鮮烈で、今でも鮮明に思い出せる。
そのうち女子がよく見えて来た。
真っ白な白粉に真っ赤な口紅で、こちらをにんまと見つめている。
あっこれはいけん、と思い立ち帰り支度をして早々に引き上げた。
帰り定宿の女将に話したところ、それはきっと山女の主に諌められたのだろうとの話。

168: 本当にあった怖い名無し 2011/06/13(月) 13:01:59.25 ID:D94kvPW50
 肥前の雲仙岳に、三人連れの男が参詣した。
 一人は豊後の町人、一人は肥前の僧侶だった。もう一人は浪人で、僧の寺に宿を借りていた。

 雲仙岳には「地獄」といって、温泉の湧き出ている場所があちこちある。
 僧がその一つに少し指を入れてみて、
「そんなに熱くないな」
と言いながら引き出したところ、指が火傷したように熱くなった。
 再び地獄に入れると熱さがおさまって、なんともいい気持ちになった。しかし、もう大丈夫と指を引き出すと、前にも増して熱くてたまらず、また入れるしかなかった。
 そんなことを繰り返すうちに、徐々に深く入れて、腕がみな入った。引き出せば堪えがたく熱い。
 ついには全身が浸かって頭ばかりを出し、えもいわれぬ快感に浸っていた。
 しかしやがて、僧は、
「なんだか下に引っ張られるようだ」
と言い出し、だんだんと恐怖の目をむいた。
 同行の二人には、なすすべがなかった。怖い、怖い! と嘆き悲しむのを正視できず、泣く泣く下山したという。

 寛永年間のことで、その二人から確かに聞いた話である。

『片仮名本・因果物語』上の十三「生きながら地獄に落つる事」より

229: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2011/06/16(木) 19:12:19.97 ID:su66lpZA0
知り合いの話。

仕事で仲間と二人、山に入っていた夜のことだ。
焚き火を挟んで座り談笑していたのだが、不意に相手が黙り込んだ。
「おい、どうした?」
尋ねてみても、連れは上の方を見上げたまま返事をしない。

何だよ感じ悪いなぁと思いながら、煙草に火を点けて深く吸い込んだ。
自分も顔を上げ、紫煙を勢いよく吹き上げる。

煙の行方をぼんやり追っていると、頭上の梢の中で小さく咳き込む声がした。
「ケホン、ケホン!」
続いてガサガサと葉っぱが揺れる。
何かが木々の上を移動して、ここから去って行ったらしい。

230: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2011/06/16(木) 19:13:23.53 ID:su66lpZA0
驚いて腰を浮かす横で、連れが大きく息を吐き、緊張を緩めるのがわかった。

そして言うには、
「いや、ふと上を見るとな、誰かと目があったんだ。
 葉の向こう側、暗闇の中に二つの黄色い目玉だけが浮かんでた。
 ビビって動けなくなっていたんだが、お前が煙草を吹き付けたら、
 咳き込んでどっか行っちまった。助かったよ」

「後にも先にも、喫煙を感謝されたのはあの時だけだな」
彼はそう言って頭を掻いていた。

232: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2011/06/16(木) 19:17:43.89 ID:su66lpZA0
友人の話。

アメリカへ留学していた時のことだ。
ホストファミリーは皆揃って絵画が好きだったそうで、家族の描いた絵が
山のように屋根裏部屋に収められていたらしい。
彼も好きな口なので、よくそれを眺めさせてもらっていた。

そんなある日、これまでにない変わった一枚を見つけた。
コンテのみで描かれたモノトーンの絵だ。
画の中心には全壊した丸太小屋がある。
屋根はすべて剥がされて、壁も僅かばかりに残っているだけ。
周りに残骸が散らかっており、その間に人が二人ばかり倒れている。

233: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2011/06/16(木) 19:18:56.76 ID:su66lpZA0
(続き)
そして、その壊れた小屋の横に腹這いになっている、黒い大きな獣が一匹。

デザインとしては犬か狼に見えた。
頭から尾の先まで、優に小屋の倍はあった。

家人にその絵のことを尋ねると、
「詳しいことはわからないが、開拓時代に描かれた絵を、数代前の家長が
 模写したものらしいよ。よほど印象的だったんだろう。
 元絵?いやどこで見たのかとかは伝わってないな」
との答えがあった。

今でもふと、あの絵のことを思い出すことがあるのだという。

234: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2011/06/16(木) 19:20:34.94 ID:su66lpZA0
友人の話。

幼い頃、山中の実家へ遊びに行った時のこと。
祖父と一緒に庭で竹馬に挑戦していると、不意に背後で異音がした。

 べしゃりっ

振り向いてみたが、何も黒土の上には確認できなかった。
気を取り直して竹馬に取り組み直したが、しばらくするとまた同じ音が聞こえた。
何度も聞こえると流石に無視出来なくなり、祖父に「変な音がする」と訴えた。

「ありゃよく熟れた柿が落ちる音だ。心配要らん。
 お前は聞いたことがないから知らんだろうが、儂には懐かしい音でな」

祖父はあっさりとそう答えた。

235: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2011/06/16(木) 19:21:52.64 ID:su66lpZA0
そして庭の一角を指し示す。

「ほら、あすこに切り株があるだろう。
 昔はでかい柿の木が生えていたんだ。
 虫や病でボロボロになったんでな、何年か前に切り倒したんだよ。
 でも何故かそれからも、柿の実が落ちる音だけは聞こえ続けてる。
 柿の季節でもないのに音がするところを見ると、柿も迷っているのかもな」

迷っているって?

「成仏できてないってことだ。
 耳がないから、ありがたい御経も届かんのかもしれん」

成人した今でも時々、べしゃりっという音を聞くと彼は言っていた。

252: 本当にあった怖い名無し 2011/06/17(金) 11:40:38.13 ID:QNEGRDcL0
>>234->>235
柿の木の精は、何故か昔から、柿の『実』の精と書かれることが多いね。
人間に化けて、尻を舐めさせたり、便を食わせたり、なんて話。
和菓子の甘味の基準が柿の甘さだというから、昔の人間は、柿の実にかなりの執着を持っていたのかもしれないな。

255: 本当にあった怖い名無し 2011/06/17(金) 15:51:02.02 ID:maIxMaHY0
>>252
つらつら考えてみれば、土着の果実で糖度が高く、ある程度満足の得られる大きさのあるもの、
といったら柿…だからかなあ。
あと、渋くても干したら甘く変わるというのも、不思議ポインツなのかもね。

260: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2011/06/17(金) 19:27:43.42 ID:ny0LmdRh0
私の体験した話。

高校生の時分、県大会のキャンプに参加していた時のこと。
夜になって知り合いの他校生が「蛍がいるぞ」と我が校のテントまで報せに来た。
「嘘でしょ、近くに川なんて無いじゃん」
「ホントじゃって」
そんな会話を交わしている内、ならば確認しに行こうという流れになった。

連れて行かれたのは、大きな石が立っているこぢんまりとした広場だった。
石の表面には何か文字みたいなものが見えたが、磨り減っているのか読み取れない。
碑の類だろうか。そのすぐ傍に大きな樫の古木が一本だけ生えていた。

確かに、光る点が二つ、石の周りをフワフワと漂っている。
蛍にしてはかなり大きいように思えたが、大きさ以外は特に違和感もない。

「へぇこんな所でも蛍いるんだ」「大きいね、ゲンジかな?」
皆がそう感心していると、付いてきた先輩がポツリとおかしなことを言う。

「俺には、小さな人型が光りながら飛んでいるように見えるんじゃけど」

261: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2011/06/17(金) 19:28:53.07 ID:ny0LmdRh0
しかし、光体がそういう風に見えたのは、その先輩一人だけだった。

「嘘ぉ」「嘘じゃないって」

そう押し問答していると、どこかの顧問である女性教諭が通り掛かった。

「何を騒いでいるのか。さっさと寝なさい!
 蛍ぅ? どこにもそんなものいないじゃないの!」

どうやら顧問の目には、光自体が見えていなかったらしい。
私たちは強制的に解散させられ、キャンプ場へ追い立てられた。

「アレは蛍じゃなくて妖精だったんだよ」
「そうだよ、心の汚れちまったオバサンには見ることが出来ないのさ」

道々そんなことを言いながら、鬱憤を晴らした私たちだった。

262: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2011/06/17(金) 19:37:27.16 ID:ny0LmdRh0
おぉ、ちょっとは長目に書けるようになってきたかな?
この調子で修行(笑)していきませう。

書き込みに登場した女性教諭は、確か我がH県の東部方面の学校所属だったかと。
同じH県でも東部とそれ以外では、地域性というかノリが違うのだなと驚いた記憶が
あるのですが・・・。

今話題の国旗、国歌に関しても、当時はなかなか大変だったようです。
実際、当の学生にしてみれば何も気にしていなかったのですが。
「皆が国のものだと認識してるんだから、それでいいじゃん」みたいな。
現在はどうなっているのでしょうね?

でわでわ。

266: 【東電 74.8 %】 忍法帖【Lv=33,xxxPT】 2011/06/17(金) 22:19:27.66 ID:GaXV2TT/0
乙であります

267: 本当にあった怖い名無し 2011/06/17(金) 22:27:58.93 ID:hhj9Q/2eO
今は亡き婆ちゃんから聞いた話

婆ちゃんが曾婆ちゃんとか、先祖から言われてきた事

「山には絶対に鏡を持ち込むな」

山は人ではないモノに逢う事が多いが、通常は気付かないフリでノープロブレム
でも鏡はKYな存在で、異なる存在同士を結び付けてしまう力があるらしい

婆ちゃんが先祖から言われたのが、
「山で鏡に自分自身を写した時、昼なのに背景が夜になってたら手遅れだ」
既に自分の存在が「人とは異なるモノ」の世界に取り込まれているらしい
そういう時に、「神隠し」が起こるらしい
さらに言うと「完璧な神隠し」というのがあって、この場合は居なくなった事、もともと居たという存在を消されるらしい

たぶん山での遭難を避ける戒めだと思うが、この話を聞いた時は正直怖かったな

285: 本当にあった怖い名無し 2011/06/18(土) 13:04:41.18 ID:wADANGgf0
>>267
夜は鏡に布を被せたりするけどね。
むき出しのままはよくないらしい。
特に中古の鏡とか、何を映してきたのかがわからんのは使わないほうがいい。
カスタネダの本で鏡でオバケを見る方法があるが、アレは創作であっても
とても怖くて試そうとも思わんわ。帰って来れなくなるという点は共通しているし。

294: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2011/06/18(土) 20:05:45.35 ID:5X8VrCEz0
山仲間の話。

そろそろ日が暮れようかという頃合。
一人辿っていた林道で場違いな物を見つけた。
道の真ん中に落ちていた物。

それは古い型の携帯電話だった。

近よった途端、いきなりその携帯が音を上げて震えだした。
ミッキーマウスのテーマ。
どうやら着信があったらしい。

てっきり電池が切れていたと思った携帯が鳴ったのにも驚いたが、
それ以上にこの山奥で受信出来ていることに驚く。
どこの電波拾ってるんだろう?
拾い上げてみたが、発信者名は文字化けを起こしていて読めない。

どうしようか迷っていると、電子音がして勝手に通話状態になった。

えっ、俺何もしてないぞ?

295: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2011/06/18(土) 20:06:54.78 ID:5X8VrCEz0
「・・・」
声は聞こえないが、何か息遣いのような音が聞こえてくる。
仕方ないと覚悟を決めて、「もしもし?」と話し掛けた。

「・・・ぞ」
「もしもし? よく聞こえませんが。この携帯は落ちていた物で・・・」
掠れた声相手に事情を説明していると、突然鮮明な大声がスピーカーから流れ出た。

「見つけたぞ」

理由もなく、背筋がゾッと寒くなる。
携帯を投げ棄てるや否や、後ろの山に気配が湧いた。
何か正体がわからないモノが、嫌な気を発しながら駆け下りてくる、そんな気配。
大きくて重たいモノが、自分目指して真っ直ぐに向かってくる、そんな気配。
理由はわからないが、何故かそう確信してしまった。

暗くて足元も定かでなかったが、それでも必死に林道を駆け下りた。
追ってくるモノが何かはわからない、しかしアレに捕まっては絶対に駄目だ。
何度も転げながら、いつしか泣き出していた。
距離を詰められて来ているのがわかった。

このままでは追いつかれる!

296: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2011/06/18(土) 20:07:52.98 ID:5X8VrCEz0
いきなり目の前の林が切れて、舗装道路に出た。
新しく付けられた道まで駆け下りてきたのだ。

運良く、丁度通り掛かった軽トラックがあった。
天の助けに思えた。
身体を張って何とか車を止め、乗せてもらうことに成功する。

彼を乗せた車がスピードを上げるにつれ、後ろの気配は鎮まっていった。
やっと安堵の溜息がつけた彼に、様子を窺っていた運転席の老人が話し掛ける。
「お前さん、一体どうなすった?
 まるで鬼にでも追いかけられたような顔をしてるよ」

説明しようとして、一瞬言葉に詰まる。
こんなことを話して、果たして信用してくれるだろうか?
少し迷ってから、結局洗いざらい話すことにした。

老人は不思議そうな顔をしたが、それでもこう教えてくれた。
「それが本当ならば、しばらくこの山に登らん方がええ。
 奥に何がおるのかわからんが、そのモノとお前さんには今、縁が出来とる。
 言葉を交わしちまったことで繋げられたんだろう。
 目を付けられている時は、危ない行動は控えるモンだ」

そう言ってから、親切なことに最寄りの駅まで送ってくれたという。
それ以来、彼は老人の忠告を守り、その山を避けているそうだ。

299: 本当にあった怖い名無し 2011/06/18(土) 20:24:19.16 ID:/K8SAChn0
>>294-296
乙っす。

307: 本当にあった怖い名無し 2011/06/18(土) 22:25:08.95 ID:NoQxWtGsO
再び今は亡き婆ちゃんの話

茶畑で刈り取りをして、茶葉袋を担いで山を降りる時の事
急な土砂降りで、父(曾爺)と欅の巨木で雨宿りをしていたら、逆に山を登って来る人達がいた

父(曾爺)「登って来る人らを見てもかまへんけど、話をしたらあかんで」

登って来る人は五人くらいで、雨避けか手拭いを被って顔は見えない
ただ最後尾の小男だけは里芋の葉を傘にしていたから、顔が見えた、筈だった

婆ちゃん「ええ男かなと思うて見たんやけど、目も鼻も口も何も無かったんや」

のっぺら坊、だったらしい
曾爺さん曰く、のっぺら坊は顔が無くなったのではなく、人間に似せた姿になったモノノケが、顔だけ再現できなかった姿らしい
雨宿りしている父子をやり過ごそうと人の姿に化けたモノノケの、ポロリな瞬間だったという話でした

308: 本当にあった怖い名無し 2011/06/18(土) 23:09:55.37 ID:ypjVNc/Y0
む、なかなか

309: 本当にあった怖い名無し 2011/06/18(土) 23:26:08.40 ID:4rRYw3HYO
むかし北海道の山奥のライダーハウスでえらい目に遭った話。

そこはライダーハウスって言っても山の中に廃列車が置いてあって勝手に泊まってオッケーな場所なんだけど。
その日は俺ともう一人おっさんが寝泊まりしてたんだ。

で、おっさんと2人で廃列車に寝てたら叫び声やガタガタ壁を叩く音がした気がした。
でも俺はライダーハウス生活に慣れてて多少うるさくても気にならなかったし、イビキがうるさい奴や寝言言う奴、歯ぎしりが酷い奴と同じ部屋で寝ることも多いかった。
そのときもおっさんの寝相が悪いんだろぐらいにしか思わなかった。

朝起きてビビった。
外に出た瞬間、列車の周り一面が血の海。
列車の扉の下にちぎれた腕みたいなもんが見えたけど頭ん中真っ白になってて、後ろからおっさんに引っ張られるまで足が動かなかった。

それからおっさんが俺を落ち着かせてくれて、携帯が圏外だからバイクで警察呼びに行くって話になった。
でも俺はまだ足が震えててまともにバイクに乗れる状態じゃなかった。頼むから置いてかないでって言ったら後ろに乗せてくれた。
このときのおっさん本当に心強かった。


近くの民家で電話借りて警察を待った後、俺とおっさんはパトカーで現場に引き返した。
千切れた腕やら血溜まりやらを見て警官もかなりビビってたが、すぐに応援やら鑑識やらヘリがとんできて慌ただしくなった。

犯人はヒグマだそうだ、被害者は夜になってから泊まりにきたライダーらしく、近くに俺のでもおっさんのでもないバイクが止めてあった。

事情聴取のためパトカーで移動してるとき、おっさんがポツリと「こればっかりはどうにもならねぇもんなぁ。仕方ねぇ、仕方なかったんだ」と言った。
昨夜の叫び声はあの腕の持ち主の断末魔だったんだろうか。
しかし、あの時俺が起きたとして助ける事が出来たんだろうか。
仕方がなかったのかもしれない。

そう考えていたとき、助手席に乗ってた警官が言った「あんたら運がよかったな。鍵の付いてない扉一枚でよく襲われなかった」
俺はぞっとした。

379: 本当にあった怖い名無し 2011/06/21(火) 17:59:49.16 ID:+GK4CByy0
石見の人から聞いた話である。
ある男、身祝いがあって、美妓を誂えに見番へ行ったが、折悪く出払っていて一人も居ない。
その帰り、辻で美妓に会った。
早速話しを付けて同道し、手筈通りに宴を始めた。
美妓のお陰で宴は大いに盛り上がり、主人も客も満足だった。
遅れて来た友人の一人が、戸の節穴からこの宴を覗いて妙なものを見た。

380: 本当にあった怖い名無し 2011/06/21(火) 18:06:12.65 ID:+GK4CByy0
皆が唄ったり笑ったり踊ったりしているまん中に女の顔が浮かんでいる。
何度確かめても美妓はただ顔面だけあって身体がなかった。
友人はこれを主人に告げた。
主人が見てもまったくその通りなので、大変当惑した。やがて、夜も更け客人が去りはじめたのをしおにして女に帰れと言った。女は言われるままに帰途につき、二人はその後をつけた。
女は辻のところまで来ると二、三歩踏み入って消えた。待てど暮らせど姿をあらわさず、こそりとも音がしないのでしびれを切らしてその夜は帰った。

381: 本当にあった怖い名無し 2011/06/21(火) 18:08:10.51 ID:+GK4CByy0
翌朝、同じ場所へ行ってみれば草の陰に古柄杓がなかば土に埋まっていた。
これを燃やしたところ、髪を焼く匂いがしたという。(了)

429: 本当にあった怖い名無し 2011/06/23(木) 14:36:08.15 ID:K2Nio3bL0
高校二年生のときにバイク買ってもらって、得意になって乗り回してたんだよ。
ちょうど夏休みだったんでさ、夜明け前に家を出て、山に向かったんだよ。
そしてさ、朝日を浴びながら山の中を走り回り森の木陰に「沼」を発見したんだ。
沼って言ってもさ、護岸が石垣で固められていて、クルマを停めるスペースもあったんだよ。
そこにバイク停めてさ、バックパックからぬるくなったコーラ出して、護岸に座りながら飲んだんだよ。

430: 本当にあった怖い名無し 2011/06/23(木) 14:39:36.37 ID:K2Nio3bL0
ふとみたらさ、俺の親父とお袋くらいの夫婦っぽい人がいたんだよ。
どうみても地元っぽくなくてさ、気品のある上品な感じ…どっちかって言うと、ハイソな人がピクニックに行くって感じの格好してたんだよ。
まあ、別に違和感もなかったし…目が合ったら会釈してさ。
で、俺…急に尿意を催してさ…森の木陰に立ちションに行ったんだよ。
そして、元の場所に戻ったら…二人ともいないんだよ。

432: 本当にあった怖い名無し 2011/06/23(木) 14:45:17.72 ID:K2Nio3bL0
俺は「?」と思ったんだよ。
だってさ、道は林道みたいなところで、軽トラかジムニーみたいなクルマがやっと通れるような道でさ。
俺のバイクは中古のレーサーレプリカ。
多少は辛かったけど、何とか通れるほどの道。
沼の周囲は森でさ、あの二人が入れるような状態じゃない。
もちろん、沼に入水した形跡もない。
考えてみれば…あの二人はどうやってここに来たんだ?クルマ停まってなかったし、かなりの山奥で民家も施設も何もないんだよ。

433: 本当にあった怖い名無し 2011/06/23(木) 14:52:53.33 ID:K2Nio3bL0
不思議に思ったけど…別に怖く感じなかったんで、俺は帰途についたんだよ。
それで、この場所が気に入ったんで、入った道の目印や…道を出た場所にあった民家の特徴や…近くにあった商店の名前や電話番号などをメモして家に帰った。
一週間後、またここに来ようと思って向かったんだけど、どうしても辿りつけなかった。
道は一本道で…分岐点も何もない。
それでさ、目印にしていた民家や商店のおばちゃんたちに聞いたんだけど…「そんな沼なんかないよ、嫁に来て五十年だけど…」
狐につまされた思いが残る。
こわくなくてごめん。

434: 本当にあった怖い名無し 2011/06/23(木) 15:43:01.50 ID:yuclZ3nvO
つままれる な

435: 本当にあった怖い名無し 2011/06/23(木) 15:46:19.31 ID:7kbMAJeV0
異次元かねえ
山ではたまに存在しないはずの場所へ迷い込むことがあるよね

438: 本当にあった怖い名無し 2011/06/23(木) 17:06:32.24 ID:lfUzXX71P
たまにあるよね
桃源郷やマヨヒガ、ブリガドーンみたいにふと迷い込んで二度と行けない場所
怖いのや綺麗なのとかパターンは違うけどさ

536: 本当にあった怖い名無し 2011/06/26(日) 15:41:13.56 ID:zj0m4cU60
スレ間違ったのかと思ったwww

もう10年以上前に、悪友たちとキャンプに行ったことがあったんだ。山の中に細い県道が一本通ってるきりの寂しい場所でさ。
川原に沿って、テント4基ぐらいが辛うじて設置できるキャンプ場。一応管理人もいるし、煮炊きもできる。
6人で行った俺たちは、2グループに分かれてテントを設営したんだ。他には誰も来なかった。
管理人も5時には帰っちまったしね。

目の前の川は水量もあるし、何よりものすごく水がきれいだった。
すぐ前が深い森でさ、街頭なんかないから、火の光量の届かない部分は真っ暗だった。

メシ食った後に、風呂代わりに川に入りたいとか言い出したヤツがいて、何人かがついていったんだ。
俺はちょっと重い空気を感じてたんで、あんまり川には近づかないようにしてた。
同じような感覚を持つ友達も、一緒に火のそばに残った。
「なんか…女に見られてる気がしない?」
そいつが苦笑いしながら聞いてくるんで、
「やめろ、馬鹿」
って俺も返したけど、頭の中には、川を流れてくる長い髪の毛のイメージがずっと消えなかった。

しばらくして、水浴びの連中が戻ったんだけど、みんなが唇を真っ青にしている。
「寒い」
って火に当たり来るもんだから、
「馬鹿だろ、お前ら」
って友達と笑ってやったら、
「だってさあ、上がろうとすると、誰かが『まだ待ってよう』って言うんだもん。そいつだけ残してくるのも可哀想じゃねえ?」
って文句を垂れる。
確認してみたけど、引きとめたヤツなんていなかったよ。

友達が、
「俺さ、死んだら、こういうとこに還ってきたい。自然って魂が長生きしそうだよな」
ってわかるようなわからないようなことを言った。
だけどさ、『長生きした魂』が、生きてる人間を、『まだ待ってよう』って引き止めるんなら、
早く生まれ変わって、生身として他人と関わったほうがいいんじゃないかな。

537: 本当にあった怖い名無し 2011/06/26(日) 16:03:01.40 ID:GeEDzGhv0
>>536
まあ何だな。悪友の中に実は女の漢(男の娘の逆)がひとり居たんだろう。みんな知らないだけで。
そいつが(裸になって川に入っても暗くてバレそうにないから、女だということを)「まあ黙ってよう」
と独り言でつぶやいたのをみんな聞き間違えたんだな。

ともあれお疲れ様です。雰囲気があって、読んでよかった。

538: (1/2) 2011/06/26(日) 19:27:02.48 ID:/x49BdrkO
ぶった切り失礼、福岡は筑豊の炭鉱記録画家・山本作兵衛(1892~1984)の「ヤマと狐」という作品から。
(絵の脇の解説文を一部要約し現代風に変え、漢数字はアラビア数字に変えたものを書きこみます)

明治35年春の頃K坑の一坑夫がガスケ(←ガス爆発?)で火傷し自宅で療養中のある夜中

その家に突然大勢の見舞客が医師を二人も同行してドヤドヤと訪れた(医師は手術着のような衣服、見舞客は着物)。

重体の亭主(全身が包帯姿で布団に横たわっている)の看護で疲れきっていた女房は、彼らをヤマの役人・幹部有志者だと想ったらしい。
その20人からの来客の中には幼児を抱いている女も2,3人いて、ていねいに挨拶し、慰めて家族を安心させた。
狭い四畳半にギッシリ詰めていたという。

やがて医師はソロソロ(亭主の)包帯をとき治療にかかった。
患者は時々悲鳴を上げた。
客(医師?)は少しは我慢しなさいと言いながら剥いていく。

ながくかかって裸にして東の空の白くなる前、煙のように医師と見舞客たちは消えた。
その時患者は氷の様に冷え既に息絶えていた。

539: (2/2) 2011/06/26(日) 19:28:50.52 ID:/x49BdrkO
女房はびっくりして大声で泣きわめいた。近所の人もタマげて集まり、取締りや坑医も大勢かけつけた。
患者はすっ裸にされヌッペラボ、正視できぬまでに皮膚をむしとられていた。
これは野狐のしわざとヤマの人たちは地団駄ふんで残念がった。
女房は目が悪く、亭主の弟がいたが盲人で、他には四歳の娘のみでランプは暗い。"この弱みにつけこんだ悪狐のたぐい おのれ憎い狐め――"と山を睨んでため息をつき無念の涙とどまらず チクショウから命とられた無情の物語。

K坑は深山ではないが周囲は山林で狐は多かった(西欧では二十世紀の文明開化うなっている頃)。

ヤマの住宅が密集している所にこんな怪奇な事件が起こるとはちょっと眉唾ものだが
実際にあったことだから致し方ない。
狐は火傷のヒフ 疱瘡のトガサを好むと言う。

586: 本当にあった怖い名無し 2011/06/28(火) 11:54:40.56 ID:AP6kK22ji
小学五年生の時の林間学校での話。
投稿されてるのと比べると低レベルだけどすまん。
林間学校メインの山登りは前日に雷が落ちたり登山中に雹やら霧やらにやられたりでオカルト以前に散々だった。が、下山中に変なのがおきた。
下山はクラス単位で集合写真を撮ったあとに流れ作業みたくおこなわれるんだが、頂上から暫くくだって行って、確か白樺の林を横切るときに耳元ではっきり笑い声がした。
つづく

587: 本当にあった怖い名無し 2011/06/28(火) 11:57:25.03 ID:AP6kK22ji
つづき
おいらはクラスの一番後ろで友達と喋りながらあるいてた。後ろのクラスはまだ此方に追い付いてなくて、自分の後ろが静かだったのをおぼえてる。若干先程の雹で地面がぬかるんでて危なかったから、足元ばかり見てたな。
つづくすまん

589: 本当にあった怖い名無し 2011/06/28(火) 11:58:50.82 ID:AP6kK22ji
つづき
その時に耳元で笑い声がした。だから友達に何か面白いことあったん?って聞いた。友達からは、何にも楽しくない。早く下山したいとぶーたれた反応しか返ってこなかった。勿論しかめっ面で。とても笑ってたような雰囲気でも無かった。
そもそも子供の笑い声じゃなかった。先生位の年齢かと思ったが、先生は先頭に居る。なのでとてもじゃないが聞こえない。ゾッとしたおいらは今までよりも歩くスピードをあげて下山し始めた。
つづく

590: 本当にあった怖い名無し 2011/06/28(火) 11:59:21.27 ID:AP6kK22ji
さいご
そのあとも笑い声は途切れ途切れだが続いたし、上着のパーカーをくいくい山の方に引っ張られた。後ろはみたらやばいと思ってずっと前ばかり見てたからマジで怖かった。
やっと視界がひらけて宿舎の後ろ姿が見えた時は凄く安心したな。やっと下山したかと思って。
その直後に今までとは比べられないぐらいの強さでパーカーが山道に引っ張られた。その時は悲鳴…ギャーっ!!って叫んで全速力で先生のいる先頭まで走ってった。
それ以来登山は怖くなったわ。
幸運にも中学林間学校は雨天で登山は全部中止、高校は臨海学校だったので山に登る事はなくなったよ。
山って女のひと?いるんですかね。ショタッ子大好きなひと?とか。

593: 1 2011/06/28(火) 14:47:53.86 ID:VtXJHMR40
俺が体験した不思議な話。
ちょっと長いけどごめん。

母方の実家は山奥のデカい家なんだが、その家には今は祖父母と叔父叔母と従兄弟(40近いおっさん)が住んでいる。
うちからはちょっと遠いこともあってなかなか行きづらかったんだが、数十年ぶりに母と姉と姉の息子(5歳)と一緒に遊びに行くことにした。

祖父母の家について翌日、真っ昼間から甥っこが行方不明になった。
近所の人までかり出して捜索したのだが、とうとう日も暮れてきていよいよ警察に届けようというところで、玄関に気配を感じて見てみると甥っ子がいる。
隣にはどこかで見たことのあるような、甥っ子より少し大きいくらいの男の子。
みんなに甥っ子が帰ってきたことを伝えると、母は大泣き、姉は泣きながら怒っていたw
そして気づくと男の子はいなくなってた。
俺はどうしてもあの子を見たことあるような気がして気になって仕方なかった。

甥っ子に詳しくきくと、遊んでるうちに裏の山に入ってしまい迷子になっていたそうだ。
どうやって帰ってきたのか訪ねると、「おにいちゃんがつれてきてくれた」と。
「おにいちゃん」の話になると急にテンションの上がった甥っ子曰く、「へびがでたけどおにいちゃんがやっつけてくれた」らしい。
さらに「おなかがすいたけどおにいちゃんがちっちゃいいちごをくれた」らしい。

話を聞いていると、うちのじいちゃんと近所のじいさんばあさんが、「そりゃあ山の神様だ」と言い出した。
最初は「ああ、助けてくれたんなら神様でいいや」みたいな感じできいていたんだが、じいさんたち曰く「山には昔から神様がいて、子供を守ってくれたり、山の生き物を守ってくれる」らしい。
「子供の頃は一緒に遊んだり出来るが、いつの間にか見えなくなって、忘れてしまう」んだそうだ。

594: 2 2011/06/28(火) 14:48:31.82 ID:VtXJHMR40
それで俺は思い出した。
さっき玄関で見た男の子、俺はあの子と子供の頃に遊んだことがある。
小学生の頃、遊びにきたじいちゃんちの裏の山で一緒に虫をとった子がいた。
そいつは流石地元の子供らしく、俺よりずっと虫がいる場所も虫の取り方もうまかった。
あの玄関にいた男の子は、あのとき一緒に遊んだあの子にそっくりだ。

まさかと思っていると、従兄弟がぼそっと言う。
「○○ちゃん(甥)、そのおにいちゃんはこれくらいの背の高さで、これくらいの髪の長さで、女の子みたいな顔をしているおにいちゃんか?」
その特徴は玄関にいたあの子と完璧に一致した。
甥っ子もぶんぶんと頷いてる。
従兄弟は「あー、山の神さんだったんかー。昔よう一緒に遊んだなぁ」と感慨深そうに言った。

俺はそのとき20代前半で、従兄弟とは一回り以上年が離れてた。
なのに、従兄弟と俺は同じ男の子と遊んでいたことになる。

そして驚くことに、近所の人たち(甥っ子の行方不明はけっこう大きな事件になってしまい、かなりのご近所さんが集まっていた)も「あー、その子なら知ってる!」とかなりの人数が言い出した。
うちのじいさんも見たことがあるらしく、うちの母も遊んだことがあるが、叔父(母の兄)は見たこともないらしい。

595: 3 2011/06/28(火) 14:49:17.38 ID:VtXJHMR40
甥っ子の話では「近頃はこの辺に子供がいなくなったから遊び相手がいなくて寂しい」と言うようなことを山の神様は言っていたそうだ。
すると従兄弟はいきなり窓を全開にして「山の神さん!!子供がいないんなら大人と遊んだらいいが!!俺がいつでも遊んだるが!!」と叫んだwww

あとで従兄弟にきいた話では、従兄弟が小学生のとき、川で溺れて死ぬところを山の神様に助けてもらったらしい。

今でも俺は甥っ子と一緒に年に1度は母の実家に行くことにしているが、山の神様は元気に民家にも現れているらしい。
特に従兄弟とは仲が良く、前回遊びに行ったときは俺と一緒に飲もうと大事にしまってあった高い日本酒が、封も開けてないのに三分の一減っていたことに対して従兄弟が本気でキレていたwww
「神さんが寂しくないように、子供がたくさんほしいな」という従兄弟は、めでたく40を超えて今も独身ですwww

597: 本当にあった怖い名無し 2011/06/28(火) 15:18:43.90 ID:Sy9RWBIN0
>>593
迷子と言うか山の神様が遊びたがって連れ回してたのかもしれないけど
いい話しだね

599: 593 2011/06/28(火) 15:39:54.32 ID:VtXJHMR40
おお、近所の人以外でこの話したことなかったからレスがついててうれしいwww

>>597
甥っ子の説明によると、よくわからないんだが「木と木の間を何歩で移動できるか」みたいなことに精を出した結果迷子になったらしいww
だから姉ちゃんすっげー怒ってたんだよwwwww


ちなみに甥っ子以外は、従兄弟やじいちゃんたちは山の神様がまったく見えない(顔を合わせない)らしいんだが俺は調子がいいとたまに見える。

最後に見かけたときは、昼寝中の従兄弟のおでこにカタツムリを乗せて腹を抱えて笑っていたwwww

609: 本当にあった怖い名無し 2011/06/28(火) 17:56:48.04 ID:Hj7I7eYO0
>>599
どんだけいたずら好きだよwww

それにしても日本の神様はおおらかでいいねぇ

596: 本当にあった怖い名無し 2011/06/28(火) 15:08:04.03 ID:63OsPVwP0
何かほんわかした

635: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2011/06/29(水) 20:04:53.99 ID:gPCyco3a0
知り合いの話。

彼は子供の頃、山中のお寺に何度かお泊まりしたことがあるらしい。
地元の子供会の行事だったとか。

小学校に上がる前の年、やはりその寺に宿泊したという。
真夜中、尿意で目が覚めた。
一人トイレに行ったのだが、用を足しているとゴーンという鐘の音が聞こえてくる。
こんな時間に誰が鐘を突いているんだろうと不思議に思い、見に行ってみた。
縁側から鐘突堂を見やると、白い着物を着た女性が鐘を突いている。
近所に住んでいる、顔見知りの小母さんだった。
怒ると怖い人だったので、近よらずに布団に戻ることにした。

「大きくなってからこの記憶を思い出したんだけど、別のことも思い出したんだ。
 俺らが寺に泊まったその日、この小母さんもう死んでたって。
 確か前日に葬儀があったんだ。うん、正にあのお寺で」

今でも時折、寺の鐘の音が小さく聞こえる夜があるのだと彼は言う。

「そんな時、ふっとあの小母さんが頭をよぎるんだ。
 ひょっとして鐘を突いているのは、その日死んだ人なんじゃないかって。
 死んだ人はあそこの山の上から浄土に行くって、昔は言われてたみたいだし」

636: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2011/06/29(水) 20:07:05.76 ID:gPCyco3a0
友人の話。

山奥の温泉旅館に泊まった時のことだ。
真夜中、尿意で目が覚めたのでトイレに行くことにした。
用を済ませて廊下を歩いていると、『関係者以外立ち入らないで下さい』と
書かれた札のある一角を通り過ぎた。
奥の方で明かりが灯っており、そちらから食欲をそそる良い匂いが漂ってくる。

「厨房かな?」
半分寝惚けた頭をその通路に突っ込んでいると、後から肩を叩かれた。
「駄目ですよ、そちらは従業員専用です」
柔らかい声でそう注意される。

「あ、こりゃどうもすいません!」と慌てて振り向くと、女性が一人立っていた。
服装は間違いなくその旅館の仲居さんのものだったが、その首から上、こちらを
見つめるその顔だけが、狐だった。

唖然としている彼の前で仲居さんは頭を下げた。
金色の毛皮の後頭部が見えた。
そしてパッと掻き消すように消えてしまったという。

翌朝、部屋を訪れた女将にこの話をしてみた。
笑われるかと思ったが、まだ若い女将さんはニッコリと笑って
「レアですよ、運が良かったですね」とだけ答えてくれたそうだ。

656: 本当にあった怖い名無し 2011/06/30(木) 01:34:46.11 ID:Od0DyQlOO
>>636
萌える

651: 本当にあった怖い名無し 2011/06/29(水) 23:26:03.52 ID:6kvxtxmX0
去年の冬、ドライブしてて山形のあたりの山越え中に
野ションしようと車道の脇に入ったら頭になんかゴンッて当たった
ダウンのフードかぶって下向いて進んでたから何が当たったのかはわからなかったけど
太い木の枝に頭突きしたんだと思った そういう感触だったから
放出しきってやれやれと振り返ったら頭の位置には何もなかった
舗装されてた場所だったから足元も見えたけど何も落ちてなかった
頭上にも木とか何もなし あれはションベンすなって警告だったのか 思い切りしちゃったけど

662: 本当にあった怖い名無し 2011/06/30(木) 15:40:49.45 ID:q/XG4VZc0
小学生の頃家族で白山登山をした
どこの登山口かはわからないけど駐車場の脇のちょっとした場所にテント張って
夜を明かしてから早朝から頂上まで登ることになっててみんなで寝てた

夜中23時くらいに催して設置されてるトイレに一人で行ったけど
明かりというものが一切ない真っ暗な場所で懐中電灯だけが頼りだったのだが
いざ着いたトイレには電灯自体が付いてなく勿論暗闇だったし臭いし怖いので申し訳ないが外でした

んで、家族の寝てるテントへ戻ろうとしたら駐車場の方向に気配を感じてそっちを見たら
何か全身白いぼーっとした人っぽいものが駐車場を横切っているところだった
アレは何かやばいもんだと直感が働いて必死で音を立てないようにじっと目で追ってたら
真っ暗な登山口から山の中へ消えていったの
すーっと…

その白っぽいのをお化けかなんかだと思ったのは
ソレが懐中電灯みたいなの持ってなくてソレ自体がぼんやり光ってたから
着物のようにも見えたし髪が長い女性っぽくも見えたんだよね
しかもあんな時間に一人で山の中に入っていくとか…

朝になって家族に話したら妹しか信じてくれなかったけど
それ以前に夜中一人で動き回ってたことに驚かれた
だって起こそうとしたらトイレなんか一人で行ってこいって言ったじゃん!

朝になってからみんなで頂上まで行ったけど勿論そんな全身白っぽい服装の人に遭遇しなかった

663: 本当にあった怖い名無し 2011/06/30(木) 23:05:22.50 ID:bYvtG8l0O
先日キャンプで体験した話
深夜に友人数人で酒飲みながら肝試しに雑木林の獣道を歩いてたら
木のかなり高いところの枝に何かぶら下がってるのを発見
懐中電灯で照らすと、俺たちは悲鳴を上げた
ボロボロの服を着て頭ボサボサの男が逆さにぶら下がってゆらゆら揺れてた
俺たちは一目散にテントのところまで逃げ帰って、あれは何だったのかと議論
更に酔いが回った俺たちは「山の神様かも知れないので挨拶に行こう」と
先ほどの宙吊り男のもとへもう一度向かう事に
相変わらずぶら下がってゆらゆら揺れてる男の木の根元に酒をお供えしてから
全員で手をたたいて拝んでるとその男が「酒か?」ときいてきたので
「お供えです。召し上がって下さい。」と答えると宙吊り男は「そうか、ありがとう」と嬉しそうだった
翌朝見に行くと男は居なくて何かあちこちに血痕があった
あれは何だったのか謎

664: 本当にあった怖い名無し 2011/06/30(木) 23:08:06.45 ID:9mj74NnN0
>>663
ワロタw

669: 本当にあった怖い名無し 2011/07/01(金) 02:16:10.97 ID:N4/VQJQt0
>>663
酔って木登りに幾度か失敗して膝とかつま先とかを流血傷だらけにしたおっさんが
酔いのまま遊んでるところへへんな若者がやって来て逃げ、またやって来たと思ったら今度は酒持参。
聴けばお供えとか言ってるし(腹痛い)
取り合えずもらって飲んでまた転けながらフラフラ帰った、ってかんじ。

673: 663 2011/07/01(金) 06:18:10.50 ID:0ocOwyisO
しかし、その男は四メートルはある高さにぶら下がってて
そこまで登れそうな枝も無かったんだよな
服装も何だか古臭い侍みたいな格好(着流し?っていうのかな)だったし
山の結構奥深いところだったし、やっぱり山の神様だったのかも知れない

763: 本当にあった怖い名無し 2011/07/03(日) 20:21:15.25 ID:FFmr4Tdz0
名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2011/07/03(日) 13:27:44.16 ID:T5CRUJ5P
夜、友達4人と車で山道走ってたら、1人が急に「虫がいた。停めて。カブト虫探す。」
って言って30km/hで走ってる車から飛び降りて、ゲラゲラ笑いながら山の中に消えていった。
いちおう実家に連絡して、警察には捜索願出して、1ヵ月後に遺体で見つかった。
去年の夏休み中の話

764: 本当にあった怖い名無し 2011/07/03(日) 21:30:43.32 ID:fK+nj70K0
>>763
何これ怖い

765: 本当にあった怖い名無し 2011/07/03(日) 21:54:46.79 ID:6hjgKj3z0
>>763
やっぱり人間が一番オカルトで怖いな。

769: 本当にあった怖い名無し 2011/07/04(月) 00:38:42.20 ID:6Esdw7+RO
>>763
これは怖い

767: 本当にあった怖い名無し 2011/07/03(日) 23:45:15.08 ID:vy4QD38N0
カブトムシに屠られたのかよwww

768: 本当にあった怖い名無し 2011/07/04(月) 00:18:12.79 ID:JkvROUeHP
さすが昆虫界の王者! 侮れねえ強さだ!

779: 1/2 2011/07/04(月) 18:26:31.81 ID:MAkeJUho0
盆栽サークルの爺さんから聞いた話。
爺さんの住んでいた村よりちょっとだけ都会に近い村(K村とします)で起こった話だそうです。

ある日、K村の婆さんが神隠しに遭ったと噂になった。
その話を聞いた時点では何とも思わなかったが、用事でK村の実家に行っていた
近所の嫁さんが詳細を聞いてきて、村はその話で持ちきりになった。
流石に爺さんも好奇心が頭をもたげ、仲間とどぶろく持ってその家を訪ねたところ、
不思議な話を聞かされたそうだ。

警察は失踪事件として処理したらしいが、
ある若者が、婆さんが消える瞬間を見たという。
夕暮れ時、ふと通りに目をやると、遠くに件の婆さんが歩いているのが見えた。
そのままぼんやりと見ていたそうだが、婆さんの進む先に、見慣れないものが見える。
それは大きな石碑の様な形をしており、頂上付近に小さい黒い点が横並びに二つ。
婆さんは、それに向かって真っ直ぐ歩いている。
婆さんがそれに気付いたであろう時、石碑の真ん中が真っ黒くなり、
婆さんはそこに引き摺られる様に吸い込まれていったという。
婆さんを吸い込んだ石碑の様なものは、その後もそのまんまで佇んでおり、
若者も暫く呆気に取られて見ていた。
が、上にある点は目、中央の真っ黒な所が口だと気付いた時、
全速力で家に逃げ帰り、布団を被って震えていたという。

780: 2/2 2011/07/04(月) 18:33:00.12 ID:MAkeJUho0
爺さんがその話を聞いて大分経ってから、
「K村の婆さんの家では、色々と手を回して何とか
婆さんの葬式を挙げたらしい」
という噂を耳にしたそうです。

乱文失礼。

797: 本当にあった怖い名無し 2011/07/05(火) 11:49:19.88 ID:j0hxh6U70
ここって山自体の話じゃなくて、山の獣の話でもおkなんだね。
じゃあ今は亡き祖父が小さい頃体験したと言う話を。

ある日祖父はその父と自転車の後ろに乗せられて街まで遊びに行った。
映画を観たりしたので、すっかり遅くなって暗い中、
山の家へ戻る途中に火の玉が追っかけてきていることに気付いた。
自転車を漕いでいる父に「火の玉がついて来てる」と話したら、
「おまえがお菓子を持ってるからだろう。そいつを放してみろ。」と。
お菓子を放したら火の玉は付いてこなくなったらしい。
父曰く「そいつはお菓子が欲しかった狸だ。」とのこと。


798: 本当にあった怖い名無し 2011/07/05(火) 11:49:52.77 ID:j0hxh6U70
もう一つ。
山の狸はお供えをたっぷり持っていったら
色々化けて源平合戦などを臨場感たっぷりに再現して楽しませてくれたそうだ。
田舎の山の集落だったので、子供の頃はそれが何より楽しみだったらしい。

ちなみに祖父が住んでた場所は、平成狸合戦ぽんぽこのモチーフになったところ。

812: 本当にあった怖い名無し 2011/07/06(水) 00:25:25.34 ID:xW5Ueni80
>>798
ええええ~!?
化け狸の再現ドラマが娯楽のひとつだなんて
すごおい

800: 本当にあった怖い名無し 2011/07/05(火) 20:25:53.48 ID:PVxqQMuD0
四国で狸と狐が化かしあいをした結果、狐が勝って
狸が四国を追い出されたって話どこかで聞いたけど
だれか知ってる人いる?

801: 本当にあった怖い名無し 2011/07/05(火) 20:55:03.80 ID:YaSP9ohT0
>>800
キツネが悪さしすぎて、弘法大師に怒られて
「鉄の橋がかかるまで四国に入るな」と言われた話か。

瀬戸大橋がかかって数年後、
四国でもキツネが見られるようになったのは
偶然ではなさそうだな。

10年前、実家で母がキツネ見た!と言い張ってしょうがない。
ちなみに実家は讃岐の国(西側)

807: 本当にあった怖い名無し 2011/07/05(火) 22:42:45.60 ID:YaSP9ohT0

810: 本当にあった怖い名無し 2011/07/05(火) 23:50:34.62 ID:b2WVVr/N0
>>801
>>807
情報ありがとう!
こういう話は結構好きだから本当にありがとう!

890: 本当にあった怖い名無し 2011/07/09(土) 12:34:13.95 ID:4DJCB4xh0
色々調べたけどよく分からなかったのでここに書きこむ

一週間ぐらい前、うちの裏の山からカーンカーンって木に何かを思い切り叩きつけるような音がした
二階にいた俺も一階にいた母親も聞いていて、5分ほど立ってもやまないから意を決して外に出た
すると音がやんで、30秒後ぐらいにバリバリバリバリッと雷が落ちたようなすごい音がした
どちらも15~30mぐらい先で聞こえる感じで、かなりでかい音だった
その裏山はある施設の管理地になっていて、高いフェンスもあり人は入れないし、夜中に作業するということもない
あれが天狗倒しとか古杣ってやつだったのだろうか?

天狗倒しって昔から伝えられてるけど、何が原因なのかまだ分からないのかな
分かる人、聞いたことある人います?父親に話したら何故かすごく不機嫌になった

891: 本当にあった怖い名無し 2011/07/09(土) 13:02:56.89 ID:YLAkn9010
>>890
寒さの厳しい地方なら、冬の間に凍裂(ってんだっけ?)してた木が
なんかの拍子に折れたり倒れたり、ってことがあるかもしれない。
個人的には剣道少年か卓球少年がインターハイに向けての特訓でも
してて欲しいもんなんだがw
音に関しては…すんごくアリエナスな想像なんだけど、音響の良い谷間の崖に
サヌカイト(カンカン石)の露出した層があって、それが落石で
金属質な音を響かせている…とかwwww

でも本当は天狗の仕業だったらいいな、なんて思うんだ。

892: 本当にあった怖い名無し 2011/07/09(土) 13:26:24.92 ID:4DJCB4xh0
>>891
関東なので寒さはそんなに厳しくないですね
子供の頃、親父に木刀でよく稽古をつけられてたんですが、その打ち合う音を何倍にもでかくした感じの音でした
初めはヤバいひとが家のすぐ裏で木刀か何かで木を打ちつけてるのかと思いました
あと近所で山になってるのはそこぐらいです(大きな丘陵みたいになっている)
火球とか鬼火とかは色々科学的に解明(?)されてきたのに
結構有名な天狗倒しはまだ原因が分かってないみたいなんで気になります
まさに言い伝えの通りにカーンカーン、バリバリバリって感じでした
ちなみに通話記録から調べたら先月の30日の22時40分過ぎでした
天狗の仕業だったら夢があるなあと思うのですが、本当に何なんでしょうね
ずっと気になってこの一週間調べまくってました

893: 本当にあった怖い名無し 2011/07/09(土) 13:32:35.57 ID:1RSbFLUJ0
>>890
丑の刻参りという風習があって・・・
お参り(?)の人が、作業に熱中しすぎて木を折ってしまったとかw
まさかねえ。

894: 本当にあった怖い名無し 2011/07/09(土) 13:44:23.18 ID:7krwNBPf0
うわ、それは全然思いつきませんでした…
レス見た瞬間背中がぞわっとして鳥肌が立ちました
やるとしたら数百m離れた先に小さいお社があるんですが、まさかそんなことは…
感覚的には本当にすぐ家の裏でしてるぐらいの大きな音なんですよね
風もなかったし、本当にどこからしていた音なんだろう

921: 本当にあった怖い名無し 2011/07/10(日) 06:08:28.52 ID:tUfv1h5d0
昔、自分が体験した話を投下。
体験談は結構あるんだが、山怖…というか普通に変な話っぽい
あんま面白くなくてすまん



20年近く前のことなんだが
家の両親は共働きで、夜間作業でよく家を空ける事が多かった。
だから、まだ幼い自分と二つ上の兄は、長期休みなんかはよく父の実家(婆様の家)に預けられてたんだ。

その父の実家は、新興住宅地だった俺らの家から10キロも離れてないのに
全く開拓されてない山々に囲まれた盆地にあって
道路はまともに舗装されていない、周りは山と川と田んぼしかないような、それこそど田舎だった。


勿論遊ぶ場所なんてほとんど無いし、子供だけで山や川に行くのを厳しく禁止されていた俺と兄は
100歳近い寝たきりの曾婆様(口は達者だった)もいたので
ほとんど婆様と手を繋いで畑に行ったり、散歩がてらヨモギなんかの野草を取ったりして過ごすくらいだった。
しかし婆様もどうしても家を空ける日があり、自分達だけで遊ぶという日があった。(続く)

923: 本当にあった怖い名無し 2011/07/10(日) 06:12:23.01 ID:tUfv1h5d0
(続き)
そういう時には曾婆様から「寺(すぐ近所に寺がある)を越えたら駄目だ」「いぬを見たら逃げろ」って言われてたんだ。
怖かったのもあって、いつもはちゃんとその言葉を守ってたんだが
ある日、遊びに夢中になってまぁ大丈夫だろって事で、兄と共に寺より先へ行った事があった。


そしてその日、俺は軽い失踪事件をおこした。といっても、その時の事は全く記憶がないんだけど。
話によると兄が虫取りをしているうちに、いつの間にか居なくなって
その数時間後に、偶然その日墓参りに来た伯母さん夫婦に、山の上にある墓の手前でぼんやり座ってた所を保護されたらしい。
気が付いたら伯母さんたちの車に乗っていた、って感じだ。


何がなんだか、未だに納得いかない話なんだけども…
100歳生きた曾婆様は、なんで寺を越えたら駄目か知ってたんだろうか
あと、異常に『いぬ』に対して警告されてたんで
もしかして犬以外のモノだったんじゃないかと、後々になってヒヤリとした。




別に怖い体験じゃないんで、オチとかなくてすまん。
いぬって呼ばれる怪奇とかあるんだろうか?







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山にまつわる怖い話、不思議な話『山の神さん』『カブト虫ゲラゲラ』他

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