Xperia Blogは22日(現地時間)、2017年に発売される一部の新型Xperiaシリーズには、DRAM積層型のイメージセンサーが採用される見込みと伝えています。
今回新たに、ソニー内部で使用されたと見られるスライド資料がリークされました。
資料は、“World’s First Memory Embedded Camera(世界初のメモリ積層型カメラ)” となる新型カメラ技術に関するものであり、どうやらその名称は「Motion Eye」となる模様。
また、画像をリークした人物によると、Motion Eyeカメラは、「Xperia XZs」および「Xperia XZ Premium」と呼ばれる2機種の新型スマートフォンに採用される見通しとのことです。
先日発表されたDRAM積層型イメージセンサーの構造
なお、DRAMを積層したスマートフォン向けイメージセンサーは、既に先日、ソニーによって発表されています(過去記事)。以下は、その主な仕様。
有効画素数 | 約2,120万画素(5520×3840) | |
センサーサイズ | 1 / 2.3インチ | |
画素ピッチ | 1.22μm | |
フレームレート |
静止画 | 4:3 約1,930万画素 16:9 約1,710万画素 |
動画 | 60fps 4K(3840×2160) 240fps フルHD(1920×1080) HD(1280×720) |
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読み出し速度 | 8.478msec(4:3 1930万画素) 6.962msec(16:9 1710万画素) |
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電源電圧 | 2.5V / 1.8V / 1.1V | |
画像フォーマット | RAW(ベイヤー配列) | |
出力 | MIPI(CSI2)D-PHY 2.2Gbps/lane C-PHY 2.0Gsps/lane |
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DRAM容量 | 1Gbit |
以前にリークされた情報では、「Sony Yoshino」または「Sony BlancBright」と呼ばれる新型Xperiaには、「IMX400」という新型イメージセンサーが採用される見込みとされていました(過去記事)。
今回の情報と併せてすべて事実であったとするならば、前者はXperia XZ Premium、後者はXperia XZsとしてそれぞれ発表され、IMX400の “正体” は、DRAM積層型の最新イメージセンサーということになります。
なお、ソニーは今月27日にプレスカンファレンスの開催を予定しており、複数の新型スマートフォンを発表する見通し(過去記事)。続報に要注目です。
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